2003年1月9日

県議がバッジ胸に初登庁

20日の臨時会で正副議長選出

 昨年暮れの改選で当選した県議が八日、初登庁し、保守系二会派が第一、第二会派を占める新県議会が始動した。議員バッジをつけてもらい、緊張の面持ちの新人、余裕のベテラン組、感慨を胸にした返り咲きなど、さまざまな表情が議事堂にあふれた。二十日には臨時会が開会し、正副議長が選出される。
 午前十時、議事堂受付に次々と県議が並んだ。多くの支持者とともに県議会の第一歩を踏んだ議員もいた。受付を済ますと、その場で議会事務局の女子職員から、胸に議員バッジをつけてもらった。
 新顔は一様に緊張した面持ちで抱負を語った。県庁職員から転じた久慈郡選出の綿引久男氏(自民)は「行政経験を最大限生かしたい」。水海道市選出の長谷川典子氏(自民県政クラブ)は「県民の方を向いた議員活動を」と語った。
 返り咲きの川口三郎氏(北相馬郡選出)は、「この四年間、バッジのない惨めさを痛感した。それだけに喜びも大きいし、責任の重さも感じている。地元のため精一杯活動する」と述べた。
 この日、議会各派は会派届を提出した。自民党県議員会は無所属で当選した八人が会派入りし計四十七人。改選前より五人減ったものの引き続き圧倒的な勢力を占める。
 第二会派は、自民党県議員会から分かれた自民県政クラブで、新人の長谷川氏、返り咲きの川口氏が加わり計七人。
 一部名称変更した民主清新クラブは五人、公明党県議員団は三人、共産党県議委員団は二人。ほか無所属一人。

水戸に「東横イン」進出

地元還元型で来年オープン

 ビジネスホテルを全国展開している「東横イン」(本社・東京都大田区、西田憲正社長)は来年六月、JR水戸駅南口に「東横イン水戸駅南口」(仮称)をオープンさせる。八日、関係者が出席して地鎮祭を行い、建設が始まった。
 新たに建設されるビジネスホテルは、同市桜川二丁目の県水戸合同庁舎わきに建つ。JR水戸駅南口から徒歩四分の位置。地上十三階建て、延べ床面積四十二万千六百三十平方メートル。部屋数は二百六十一。
 同社は、全国の県庁所在地へのホテル進出計画を進めており、その一環として水戸駅前に建設することになった。現在、国内に六十一のビジネスホテルを展開している。県内では来年六月、日立市内にオープンさせており、水戸駅南口が二カ所目。
 新設されるホテルは、全室でインターネット接続が無料で、ロビーにも無線LANを完備するなど、ビジネスマン向けの環境を備える。部屋はシングル主体で、宿泊料は五千―六千円程度になる見込み。
 同社では「ホテルにはレストランなどはないため、宿泊者は地元の飲食店舗などを利用するはず」とし、さらに、従業員やパート社員約二十人についても「全員を地元から採用する」と、 「地元還元型」 を強調している。

水戸の梅大使が活動スタート

笑顔で「梅まつり」PR

 水戸市の偕楽園で始まる第百七回水戸の梅まつり(二月二十日―三月三十一日)で案内役を務める二〇〇三年「水戸の梅大使」十人が八日、同市五軒町の常陽新聞水戸支社を訪れた。
 一昨年から、既婚女性や男性の応募も可能となり、従来の「梅むすめ」から「梅大使」に名称が変わった。すでに着物の着付けや礼儀作法、市の歴史などを学び、今月から本格的なキャンペーン活動をスタートする。
 紺地に梅をあしらった華やかな振り袖(そで)姿の第三代梅大使たちは、この日が仕事始め。栗原幸恵さんは「一年間、梅大使としてせいいっぱい頑張りたい」と抱負。綿引麻美さんは「多くの方たちとの出会いが今から楽しみです」と笑顔で話していた。
 十人の梅大使は、祭り期間中、偕楽園で観光客の案内や野だてをフォローするほか、晴れ着を着て来園者との写真撮影会などを行う。
 さわやかな表情を見せる梅大使を代表して、薄井道代さんが「梅まつりでは皆さんに会えることを楽しみにしております。私たち十人がお待ちしていますので、ぜひおこし下さい」とPRしていた。

土浦で春の香りの写真展

チューリップにレンズ向ける

 「一瞬に出会う光があり、心が動けば写真になる」―。土浦市出身の写真家、一色一成さんの写真展「咲いた咲いたチューリップの花が…」が十三日まで、同市大和町の県県南生涯学習センターで開かれている。広い公園で、白いチューリップが何本も同じ方向に風になびくショットなど、ひと足早く春の香りを漂わせている。
 一色さんが同市に寄贈した作品三十点を、先に市民に見てもらおうと土浦ライオンズクラブが主催した。一色さんは写真家、秋山庄太郎氏に師事、一九六四年から五年間、アメリカで広告写真を学ぶ。フリーの写真家として、女優や花を題材に個展を多数開催するほか、広告作品が各種メディアで採用され雑誌などで発表している。
 「だれもが普遍的に好きな花だし、旬の花としてどこでも見られる」と、チューリップを撮り続けて約十年。県内のほか東京、名古屋など著名な公園で、咲き乱れる色とりどりのチューリップにレンズを向ける。取材で訪問した三重県上野市の書家、榊莫山さんの自宅庭先で見かけた枯れかかった花や、農家の庭先で咲く花などもフレームに収めた。
 一本の花にピントを合わせたピンクのチューリップは、「わたしはここ」とささやいているかのよう。たくさんの赤い花の中に紅白の混じった三本は、やんちゃな子供の顔。ぎざぎざの花びらを持つ黄色いチューリップは、ファジーな雰囲気でロマンチック。
 スタジオ写真はすべてモノクロ。「見る人に自由に色をつけてもらえれば。花が日ごとに変化する形の面白さを捕らえた」。花びらの開き具合、茎の曲線が黒い背景に浮かびあがり、瞬間、動き出すような気配が漂う。
 「主役をどこに置いてとるかが大事。感動した心を伝える写真を見てもらえたら」と話している。

水海道、牛久で賀詞交換会

新春に地域の発展誓い合う

 水海道市の賀詞交換会が八日、同市諏訪町の市民会館で開かれ、市民をはじめ商業、企業関係者ら約四百五十人が参加、遠藤利市長らの年頭あいさつなどに耳を傾け、市の発展を祈願したほか、アトラクションを楽しんだ。
 遠藤市長は「経済など昨年より厳しくなる見通しで、市にとっても正念場の年になる。英知を絞り、職員が一丸となり市民の夢と希望の達成のため努力したい」と抱負を述べた。
 市町村合併については「市の歴史の一ページに残る重大な課題。独自の財政による行政運営ができないのが現状で、何とか合併の方向で努力していきたい」と訴えた。
 市議会の中村安雄議長も「特例法の期限を考えれば悠々とはしていられない。慎重を期しながら、きちんと見定めて合併を進めたい」と話した。
 また、離転職者の職業訓練などを実施するため今年十月、同市高野に職業能力開発促進センター(ポリテクセンター)を開設する雇用能力開発機構開発準備室の田代治徳室長は「労使双方の希望に合致した能力開発を行っていく」と説明した。
 アトラクションでは、水海道名物を考える会の海老原良夫会長らが、尺八と三味線の伴奏にのせて紙芝居「水海道高瀬舟物語」を披露した。鬼怒中吹奏楽部の中学生もジャズなどを演奏し、参加者を喜ばせた。
 このほか、昨年十一月のコンテストで選ばれた第六代千姫さまをお披露目、県内外に市を売り込んでいく意気込みを述べた。
     ◇
 牛久市と同市議会、同市商工会、竜ケ崎市農業協同組合による新年賀詞交換会が八日、牛久市柏田の市民センターで開かれた。市内の政官財界、各種団体の関係者ら約二百六十人が参加した。
 あいさつに立った大野喜男牛久市長は、「行政評価システムの運用や市内最大サービス業としての再認識、障害者や高齢者への支援プログラム、地域のサポートシステム推進などに取り組む」と抱負を語った。
 さらに、合併について言及し「あくまで民意に沿って進めていきたい」とした。また「市政にかかわる人材育成が急務。自ら企画立案する自立型職員を育成する」などと話した。

「グレーターつくば」新春の集い

10日、つくば山水亭で開催

 常陽新聞社は十日、つくば市小野崎二五四のつくば山水亭「万葉」で新世紀「グレーターつくば」新春の集いを開催します。
 この集いは、つくばエクスプレスの開業や圏央道の部分開通、霞ケ浦環境センターの開所を控える中で、県勢の発展を共に考えようという趣旨です。つくば市誕生直後の一九八八年一月にスタート、茨城の将来像などを語り合いながら新しい年を祝おうと、一昨年までは新春賀詞交換会として開いていました。
 今回は、ゲストスピーカーに麗澤大学教授の松本健一氏を招き、「茨城とアジア」と題してお話ししていただくことになっています。また、第二回「かすみがうら水環境賞」の授賞式も予定しています。
 【日時】 二〇〇三年一月十日(金)、午後二時半受け付け開始、同三時開会
 【会場】 つくば山水亭「万葉」(つくば市小野崎二五四、電話0298・55・8181)
 【会費】 一万五千円
 【ゲストスピーカー】松本健一・麗澤大学教授
 【呼びかけ人】 藤澤順一つくば市長、高良和武総合科学研究機構理事長、田中實研究学園都市コミュニティケーブルサービス理事長、安達周土浦ケーブルテレビ代表取締役社長、岩波嶺雄常陽新聞社代表取締役社長
   二〇〇三年一月六日                    常陽新聞社

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