2003年1月12日

一足早く成人式

那珂郡5町村、若者らの門出祝う

 「成人の日」を前に、那珂郡五町村で十一日、一足早い成人式が行われた。出席した若者達の門出を祝った。十二日、十三日の両日には、昨年八月に式を済ませた新治村を除き、残る七十七市町村で式典が開かれる。
 那珂町の式は、同町福田の中央公民館で開かれた。町内の新成人、男性三百十六人、女性三百人―の計六百十六人中、四百七十八人が参加。振袖の女性や、スーツの男性ら、晴れ着姿の若者が目立った。
 式典では、小宅近昭町長が「節度あるマナーで行動できる人として、社会に大きくはばたいてください」、渡邊勝一町会議長も「誇りと責任を持ち、目標に向かって前進していって」と激励。新成人代表の山田庄太郎さんは、「先輩方の言葉に耳を傾け、良心に恥じないよう頑張ります」と謝辞を述べた。
 同町の成人式は、今年度と来年度の新成人でつくる実行委員会が主催。式典の前後は、同窓会状態で騒がしかったが、主催者意識もあってか、式典の最中は厳粛に聞き入っていた。
 美和村の式も、同村高部の工芸ふれあいセンターで開催。村内新成人の男性三十一人、女性三十二人―計六十三人のうち、五十二人が参加して新成人を祝い合った。
 式典では、大瀧典夫村長が「感謝の心を持ち、美和村で生れたことを、誇りとして生きていってください」と言葉を贈った。新成人代表の川野智也さんも、「権利や自由が認められたが、同時に義務や責任も課せられた。大人として、子どもたちを守り育てていかなければならなくなった」と謝辞を述べた。
 その後、センター前で大瀧村長と小室敬伸教育長、四人の新成人代表がモミジを記念植樹。記念パーティーでは、中学時代の恩師らに、新成人から記念品、花束が贈られるなど、和やかなムードだった。
 今年度、県内で成人式を迎える対象者は、一九八二年四月二日〜八三年四月一日生れの男性二万二百十八人、女性一万八千九百五十六人―の計三万九千百七十四人。
 市町村別では、昨年十一月に茎崎町と合併したつくば市が、三千百三十三人で一番多く、次いで水戸市の三千八十人、日立市の二千二百八十六人などの順。反対に少ないのは、七会村の四十四人、緒川村の五十二人などとなっている。

日立港座礁船、積み荷撤去作業始まる

当面第1ふ頭に保管

 日立港沖で座礁した北朝鮮国籍の貨物船、チルソン号からの積み荷撤去作業が、十日から県の手ではじまっている。船内の燃料タンクから、重油の油抜き作業が完了したため。期間は、約一週間を見込む。チップは当面、第一ふ頭に保管するが、今後どうするかは未定だという。
 県港湾課では、油抜きを開始した十二月十三日から、この十日までに回収した量は、二百gドラム缶五百三十五本分―約百七キロgに及んだほか、船内や周辺の浮遊油を、油吸着マットで回収分も、数キロg回収できたと見込んでいる。
 現在、撤去中のタイヤチップは、同国の暖房用燃料に使うため、日本国内から買い集めたもので、二つの船倉に約千二百トンが積まれている。作業はまず、第一船倉(約四百トン)のタイヤチップを、クレーンで船外に出し、台船に載せ同港第一ふ頭まで運んでいる。

龍ケ崎で4月から大幅な行政機構改正

多様な市民ニーズに対応

 龍ケ崎市が四月から、大胆な行政機構改正を行う。目的は、多様な市民ニーズに対応し、効率的で質の高い行政サービスへの変化。職員の意識改革と、行政システム改革が不可欠と判断した。各部課で分離や統合が進み、単なる名称変更だけでなく、大幅な人事異動が予想される。
 主な改正ポイントは、(1)トップマネジメント機能の強化(2)市民と行政との協働関係の構築(3)重点施策推進のために「グループ」の配置(4)スクラップ・アンド・ビルドの徹底―の四点を挙げる。
 (1)は情報集約による市長の意思決定補完、(2)は
情報共有・意見交換の充実と市民参画推進―に力点を置き、(3)は各部門の政策形成能力を強化を狙う。具体的には、「市民公室」を創設し、従来の課内「室」を「グループ」に改称する。(4)は、重点事業の変化に対応し、効率的かつ弾力的な行政運営を目指す。
 組織的な変更点をみると、人事課の「人事係」を「人材育成係」に名称を改め、目標管理制度を軸に人材育成機能も持たせる。契約検査課は、工事執行部門から分離して総務部に配置。契約検査体制の強化を図る。
 また、経費削減を図るため、原価管理検査グループを配置し、市独自の資材単価の設定や、工法などの検討をする価値分析を実施。検査機能強化と共に、中立性確保の狙いを込めた。
 企画調整課では、「企画調整員」を廃止し、「政策推進グループ」を配置。市と流通経済大との連携を強化し、具体的な策を推進する「企画係(龍・流連携担当)」を新設する。
 新たに設けた「市民公室」には、「秘書広聴課」と「行政管理課」を配置。「市民行政推進グループ」は、秘書広聴課広報広聴係から広聴機能を分離した。市民の要望を施策に反映させるため、各部門を横断的に調整する機能を持たせる。行政管理課の「情報政策グループ」と連携を強化し、ITの利点を活用する。
 健康福祉部は、市民課が環境生活部に移ったため、市民福祉部からの改称になる。「健康増進係」を「母子保健係」「成人保健係」に分離し、「児童福祉課」創設や「子育て推進グループ」を設置する。

共振による亀裂が原因〜原研大洗

材料試験炉水漏れで

 日本原子力研究所は十一日までに、大洗町の原研・大洗研究所のJMTR(材料試験炉)が一次冷却系パイプの水漏れで、昨年十二月十日に手動停止した原因と対策について、文部科学大臣に報告した。ポンプの振動を受けた共振によってパイプに亀裂が生じ、水が漏れたとしている。今後、共振防止や運転手引きの改善などによって再発防止を期す。また、斉藤伸三原研理事長は同日付で、馬場治大洗研究所長ら八人を厳重注意した。
 原研・大洗によると、問題のパイプはポンプから立ち上がっている配管に、ポンプから約一メートルのところに、直角の形で溶接されている。今回、この溶接部に亀裂が生じ、水漏れが発生した。
 溶接部が直角型だったことなどから、共振が拡大しやすくなったものとみられいる。亀裂が生じた後は、さらに共振が激しくなり、亀裂が加速度的に進んだものと推定されている。
 水漏れは、十二月六日ごろから発生したものとみられいる。最初の「滲み出るような」状態から、亀裂の拡大に伴い水漏れ量が増加したもようだ。同月十日の手動停止までの水漏れ量は約一・七立方メートルと推定している。
 漏水検知器は六日午前九時二十五分に鳴ったが、結露などでも鳴る実例がこれまでに数多くあったことから、同研究所では、今回の警報が水漏れ検知によるものだったかどうかは、依然、不明としている。ただ、過去の水漏れを伴わない警報経験に引きずられた面も否定していない。
 安全管理に関する調査、分析のなかで、「漏水検知器が警報を継続していたにもかかわらず監視強化の措置が講じられなかった」としている。
 対策では、パイプの配管なども含めた共振防止ほか、(1)機器の改良など水漏れ検知の改善(2)漏水の早期発見措置を具体的に記すなどの運転手引き改善(3)職員の教育訓練の充実――などを行うとしている。

大空に手作りのたこ〜取手

「昔の遊び」満喫

 手作りのたこを大空に飛ばそう―と、「第三十六回とりで利根川たこあげ大会」が十一日、利根川河川敷の取手緑地運動公園で行われ、風が少し弱かったため、悪戦苦闘する様子しながらも、参加者は昔の遊びを楽しんでいた。
 快晴の空の下、約八千五百人が元気に参加。会場では、伝統的なたこの展示のほか、手作りたこを作る教室や、たこが壊れた場合のたこ病院などを開いた。
 また、全国に約二千人の会員と三十三支部を持つ「日本の凧の会」(茂出木雅章会長)が、全長二十五メートルのニュージーランド製の大たこを大空に飛ばした。地面近くで、ユラユラと揺れる足に触ろうと、子供たちの元気よく追いかける姿がみられた。
 牛久市からの来た男性は、娘の手作りたこをあげながら、「子供と楽しめる地域のイベントですね」。取手市西の小二男児は、「友達と勝負したけど、僕が勝った」と照れながら話していた。

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