2003年1月15日

つくば市で公共交通網見直し

エクスプレス開通にらみ実証実験

 つくばエクスプレス開通後の公共交通体系の確立を目指して、つくば市は今年から、関東鉄道(土浦市)と共同で、TDM(交通需要マネジメント)実証実験に取り組む。低公害車二台を含むバス四台を導入し、九月にも、センター地区を中心に、一律百円の運賃で運行を開始させたい考えだ。
 TDMは、交通渋滞の解消や環境保全を目指す取り組みの一つで、車利用者の交通行動の変更を促し、都市や地域レベルで交通混雑を緩和する手法。国土交通省は、都市圏で公共交通の利用促進や物流の効率化などのTDMを進めるため、二〇〇一年度に補助金制度を創設して実証実験を行っている。
 〇五年度のエクスプレス開通で、市内に設置される駅を中心に交通渋滞が予測されることから、公共交通網の見直しとバス利用の促進を図るのが目的。
 実験では(1)同市北条の筑波庁舎とつくばセンター間(2)市中心部周辺の住宅地とセンター間(3)センター地区循環―の三つのルートを設定する。センター地区の循環ルートには、市が天然ガス(CNG)かハイブリッド型の低公害車を二台購入して導入する。
 ほかの二ルートは、関東鉄道バスをそれぞれ一台ずつ運行させる。センター地区で十五分から二十分おきに一本、ほかは日に十本ほどの便数になるという。運行は関東鉄道が担当する。
 運賃を一律百円にするワンコイン制の実施を予定している。
 また、全地球測位システム(GPS)と携帯電話を使い、利用者にバスの現在地を知らせるシステムの構築も検討しているという。
 〇五年三月まで実験を行い、交通量の変化やバス利用への移行状況、環境負荷の変化などについて調べる。実験の結果を受けて、既存の福祉循環バスと民間の路線バスを連携させた公共交通網を確立する方針。
 五月にも同省に計画案を示し、補助金交付の決定を待って実験を開始する。事業費は同省、同市、同社が三分の一ずつ負担する。
 同市都市計画課では「各地域からコミュニティーバスで市民を運び、基幹は路線バスが引き継ぐ連携について実験したい」と話している。

景気ウオッチャー初の調査報告

現状・先行きとも厳しい判断

 地域活性の起爆剤に地域通貨を――。下館市を中心に活動する特定非営利活動法人「NPOプラザ・ねこねっと」(今藤泰資代表)は、地域経済の循環と自立を促す「地域通貨」の導入を図ろうと、同市の協力により県内では珍しい地域通貨講習会を開く。大型店の進出・撤退に一喜一憂する他力本願ではなく、市民が自分たちの手で地域経済の循環を図り、自立させようという試み。地元商店街を巻き込み、「かつてのような心の通い合う地域づくりにつなげたい」と意気込む。
 地域通貨は円やドル、ユーロなど、実際に使われているお金に代わり、互いの財やサービスを交換する仕組み。サービスの交換だけに使われるのは「エコ・マネー」、商品や円と交換できるものは「地域通貨」と呼ばれる。
 地域のグループなどが独自に発行し、サービスやモノの価値を自由に決めて交換していく。市場では決められない様々なボランティア活動や眠っている能力を引き出し、地域で生かせるシステムとして、各地で注目を集めている。
 交換価値を至上のものととし、無機的な人間関係を築いてきた従来の貨幣経済の流れとは一線を画す。モノやサービスの需要と供給を結び付けながらも、心を通わす新たな人間関係が生まれ、疲弊した地域経済の再生やコミュニティーの復権にも寄与する。
 地域に暮らす人々が自分たちで作り出すことができ、交流や信頼関係を促すほか、たまっても利子はつかず、貧富の差が生まれない。地域の経済循環をよくし、購買力を根付かせることができ、ボランティアの参加・促進にもつながる―などの特徴をもつ。
 国内では北海道栗山町の「クリン」や山形県鶴岡市の「もっけ」、大分県湯布院町の「YUFU」、千葉市の「ピーナッツ」などが知られる。高齢福祉に役立つため、堀田力氏のさわやか福祉財団では地域通貨を「タイムダラー」と呼んで、時間預託による地域振興を図っている。
 今藤代表らは三年ほど前から地域通貨の考え方に着目、独自に勉強を続けてきた。「県西の商都」だった下館市の中心市街地商店街が、往時のにぎわいを失っていることから、今回、地域通貨の導入で活性化できないかと考えた。
 そのため、広く市民に地域通貨の全体象について理解を深めてもらおうと、合計三回にわたる「地域通貨講習会」を企画。同市が公募した「下館市魅力あるまちづくり提案事業」に採用され、市の助成を受けて開催することになった。
 ねこねっとは、あくまで地域通貨導入の先導役を担い、発券母体や管理団体にはならなず、市民団体の立ち上げに協力していく。地域の実践団体を育成・支援していくが、すでに下館市内では地元商店会などが関心を寄せているという。
 今藤代表は「下館の人が地元で物を買わなくなって久しい。祭りイベントもいいが、市内の人がもっと市内で物を買える仕掛けや工夫をすべきで、地域通貨はこれに役立つ。昔のように、心の交流や人情のやりとりができる」 と指摘している。
 同講習会の問い合わせはNPOプラザ・ねこねっと(電話0296・24・2100)まで。入場無料。いずれも開会は午後六時半から、会場は下館市民会館会議室。日程・内容は以下の通り。
 ▽1月17日=理論編・森野栄一氏(経済評論家・地域通貨の第一人者)、実践編・原田正隆氏(千葉まちづくりサポートセンター運営委員)
 ▽2月7日=福祉編・奈良環氏(さやわか福祉財団・ふれあい社会づくりリーダー)
 ▽2月中旬=現場研修編・西千葉商店街での実地研修(交通費など実費)

地域通貨導入で活性化目指す

下館のNPOが講習会開催へ

 地域活性の起爆剤に地域通貨を――。下館市を中心に活動する特定非営利活動法人「NPOプラザ・ねこねっと」(今藤泰資代表)は、地域経済の循環と自立を促す「地域通貨」の導入を図ろうと、同市の協力により県内では珍しい地域通貨講習会を開く。大型店の進出・撤退に一喜一憂する他力本願ではなく、市民が自分たちの手で地域経済の循環を図り、自立させようという試み。地元商店街を巻き込み、「かつてのような心の通い合う地域づくりにつなげたい」と意気込む。
 地域通貨は円やドル、ユーロなど、実際に使われているお金に代わり、互いの財やサービスを交換する仕組み。サービスの交換だけに使われるのは「エコ・マネー」、商品や円と交換できるものは「地域通貨」と呼ばれる。
 地域のグループなどが独自に発行し、サービスやモノの価値を自由に決めて交換していく。市場では決められない様々なボランティア活動や眠っている能力を引き出し、地域で生かせるシステムとして、各地で注目を集めている。
 交換価値を至上のものととし、無機的な人間関係を築いてきた従来の貨幣経済の流れとは一線を画す。モノやサービスの需要と供給を結び付けながらも、心を通わす新たな人間関係が生まれ、疲弊した地域経済の再生やコミュニティーの復権にも寄与する。
 地域に暮らす人々が自分たちで作り出すことができ、交流や信頼関係を促すほか、たまっても利子はつかず、貧富の差が生まれない。地域の経済循環をよくし、購買力を根付かせることができ、ボランティアの参加・促進にもつながる―などの特徴をもつ。
 国内では北海道栗山町の「クリン」や山形県鶴岡市の「もっけ」、大分県湯布院町の「YUFU」、千葉市の「ピーナッツ」などが知られる。高齢福祉に役立つため、堀田力氏のさわやか福祉財団では地域通貨を「タイムダラー」と呼んで、時間預託による地域振興を図っている。
 今藤代表らは三年ほど前から地域通貨の考え方に着目、独自に勉強を続けてきた。「県西の商都」だった下館市の中心市街地商店街が、往時のにぎわいを失っていることから、今回、地域通貨の導入で活性化できないかと考えた。
 そのため、広く市民に地域通貨の全体象について理解を深めてもらおうと、合計三回にわたる「地域通貨講習会」を企画。同市が公募した「下館市魅力あるまちづくり提案事業」に採用され、市の助成を受けて開催することになった。
 ねこねっとは、あくまで地域通貨導入の先導役を担い、発券母体や管理団体にはならなず、市民団体の立ち上げに協力していく。地域の実践団体を育成・支援していくが、すでに下館市内では地元商店会などが関心を寄せているという。
 今藤代表は「下館の人が地元で物を買わなくなって久しい。祭りイベントもいいが、市内の人がもっと市内で物を買える仕掛けや工夫をすべきで、地域通貨はこれに役立つ。昔のように、心の交流や人情のやりとりができる」 と指摘している。
 同講習会の問い合わせはNPOプラザ・ねこねっと(電話0296・24・2100)まで。入場無料。いずれも開会は午後六時半から、会場は下館市民会館会議室。日程・内容は以下の通り。
 ▽1月17日=理論編・森野栄一氏(経済評論家・地域通貨の第一人者)、実践編・原田正隆氏(千葉まちづくりサポートセンター運営委員)
 ▽2月7日=福祉編・奈良環氏(さやわか福祉財団・ふれあい社会づくりリーダー)
 ▽2月中旬=現場研修編・西千葉商店街での実地研修(交通費など実費)

真岡鉄道に新型車両登場

水戸線への乗り入れ可能に

 下館市と栃木県茂木町を結ぶ第三セクター、「真岡鉄道」(本社真岡市、福田武隼社長)が、二十日から新型車両を投入する。新型車両の導入は十五年ぶり。毎年、新型車両二台を導入し、順次旧型車両から切り替え計画で、四年後の二〇〇七年度までには、全十二両を新型にする予定という。
 新車両の全長は約十八メートルと、旧型より約三メートル長いため、一車両の乗車人員が、百人から百二十三人に増える。一車両の価格は約一億円という。導入と同時に、車両とホームの段差も解消。バリアフリー化で、車いすの利用も可能になった。
 車体は、タイル調の緑をベースに、下部を赤で色分けした斬新なデザイン。一般公募六百七十一点の中から、真岡市内の男性会社員のデザインが採用された。
 大型化に伴い、重量も三〇・二トンと七トン近く増え、JRの信号システムにも対応できる。同鉄道で東京方面に行く場合、現在は下館駅で一度、JR水戸線に乗り換えて小山駅に行くが、新型車両ならJR線への乗り入れが可能。水戸線直通乗り入れなら、利用者の便が良くなる。
 同社は一九八八年四月に、JR真岡線を引き継ぎ開業した。全長約四十二キロに、無人駅を含め十一駅あり、一日に通勤通学客ら約7千人が利用。休日のSL(蒸気機関車)で、鉄道マニアには全国的に知られている。

79歳の女性が行方不明〜守谷

軽い痴呆症、情報提供呼び掛け

 守谷市板戸井に住む、岡野せきのさんが、十日午前十一時から行方不明になっている。家族が取手署に届け出した。
 岡野さんは、同日に自宅から「散歩に行ってくる」と言って外出。その後の足取りが分からない。同日から、同署や地元消防団、市職員らで周辺地域を捜索をはじめた。
 岡野さんの特徴は、身長約一四五aメートルで、体重五五キログラム。グリーンのカーディガンに紺色ズボン、茶色の靴を着用していた。所持金は持っていない。軽い痴ほう症があり、高齢のため動けなくなってる可能性もあるという。
 十日夕方ごろに岡野さんらしき人を見かけたという情報のほか、発見に結びつく有力な情報に至っていない。現在までに官公舎や銀行、飲食店など市内数十カ所で、チラシを配布している。
 同署や守谷市役所、家族の鈴木さんは、情報提供を呼び掛けている。連絡先は鈴木さん(0297・48・1203)まで。

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