2003年1月18日

県税の滞納整理強化

20日から緊急対策実施、給与・売上差し押さえも

 県税収入が落ち込むなど厳しい財政状況下、県税務課は「緊急税収確保対策」を実施、滞納整理を強化する。対策実施期間は今月二十日から決算末の五月末までを予定、県内八県税事務所に「対策班」を設置し、税務課を含めた全県税職員を動員して滞納整理にあたる。場合によっては、給与や売上現金の差し押さえなども行う。
 今年度の県税収入は現状で推移すると、当初予算額を百億円以上、下回る状況となっている。一方、滞納額は〇二年五月末現在で、約百五十億円。こうした状況に県では、税務課長、各県税事務所長で構成する「税収確保緊急対策会議」を設置、滞納整理を強化することにした。
 昨年十一月末で、七万件超、合計約二十五億円の滞納がある自動車税については、従来から実施している文書などによる催告や訪問徴収ほか、悪質なものに対しては、滞納者の勤務先への給与紹介、さらに給与差し押さえも行う。
 このところ増えているゴルフ場利用税の滞納についても、同税は利用者がプレー料金と一緒に納めたものを事業者が滞納しているため、滞納額が累増している事業者を中心に、売上金の差し押さえも含めた強い対策を実施する。
 同利用税の滞納は、県内百二十九ゴルフ場のうち約一割で発生しており、合計滞納額は今年度最終見込みで、前年度末を上回る三億円強となっている。
 滞納額全体の四割近くを占めている個人県民税については、租税債権管理機構との連携強化とともに市町村との共同滞納整理を積極的に進める。
 また、二月十六日から始まる確定申告時期に合わせて、夕方から夜間にかけての電話による催告を県税事務所全職員を動員して実施する。このほか、休日滞納整理や、出張窓口を開設しての集合徴収など、各県税事務所の管轄地域の特性に応じた対策を講じる。

図書館や公民館にパソコン設置〜つくば

進める情報インフラ、無料でサイト閲覧

 つくば市は、市民らが自由にインターネットに接続できる環境を整えるため、図書館や公民館に閲覧用パソコンをこのほど設置、試験運用を開始した。
 光ファイバーの敷設や学校へのテレビ会議システムの導入など、情報インフラの整備を目的とした総務省の広域的地域情報通信ネットワーク基盤施設整備事業の一環。パソコンを所有していない市民も、インターネットで情報を収集できる環境づくりを進めようというもの。
 同市吾妻の中央図書館に五台をそろえたのをはじめ、市内の公民館など十一カ所に計十九台を設置した。
 市のサイトで市民向けの各種情報を閲覧できるほか、インターネットのサイトに自由に接続できる。ただし、有害サイトには接続できないよう専用ソフトで規制する。
 パソコンは、無料で誰でも自由に使える。利用する場合は受付簿に記名することが必要。利用時間は一回当たりおおむね三十分。
 来月五日から本格的に利用を可能にする。同市では未設置の八公民館にも今年度中に設置し、市内全域でパソコンを利用できるようにする。
 試験運用が始まった中央図書館では、大学生や外国人が早速、パソコンの前に陣取り、インターネットで盛んに情報を収集していた。

日立市・十王町、両議会が合併提言

近く任意協設置へ

 合併パターンの方向性を検討していた日立市議会と十王町議会の特別委員会は十七日、それぞれ臨時議会を開き、互いを合併の相手先とする「一市一町で検討すべき」との中間・最終結論が報告された。提言を受けた執行部側は、二〇〇五年三月の合併特例法の期限内成立に向け、近く任意協議会を設置する予定で、合併論議が大きく前進する運びとなった。
 日立市議会は、各会派代表八人で構成する合併等調査検討特別委員会(千葉広委員長)を昨年六月に設置。一方、十王町議会も昨年六月、全議員十六人で構成する同協議会(田所行雄委員長)を立ち上げ、合併パターンの在り方を検討してきた。
 県が示す合併パターンは、「将来合併すべきパターン」と「段階的に気運醸成を図る合併パターン」の二パターン。これに対し、日立は十四回にわたる調査・研究で比較検討し、今回の中間報告となった。
 また、十王町では昨年十二月、町議会とは別に市町村合併に関するアンケート調査を実施している。意識調査では町民の57%が「合併は必要」、56%が相手は「日立が望ましい」と答えており、この回答結果が特別委の検討に少なからず影響を与えたものとみられる。
 執行部レベルでの合併協議では一昨年六月、日立、高萩、北茨城、十王三市一町の「県北臨海地域広域行政研究会」を設置。「合併の必要性」「メリットとデメリット」「将来のまちづくりビジョン」などのケーススタディ事業(事例研究)に取り組んできた経緯がある。
 しかし、同研究会の発足当時から、高萩と北茨城両市議会では合併論議の気運の高まりがみられず、日立、十王の議会間での意見交流が先行する形となった経過がある。
 日立市議会特別委の報告には、地域懇談会やアンケート調査の実施要望が盛りこまれている。こうした課題を踏まえながら、早ければ今月中にも任意協議会が設置され、法定協議会設置に向けた議案は三月、あるいは六月定例議会に提出される見通しだ。

就職面接会が盛況〜土浦

厳しい中高年、高校生対象

 今春卒業予定の高校生と、四十五歳以上の中高年齢者を対象にした就職面接会が十七日、土浦市川口二丁目の土浦京成ホテルで開かれた。高校生の就職内定率が過去最低になるなどしており、会場には就職を希望する制服姿の多くの高校生が、企業担当者の説明を熱心に聞き入っていた。
 就職面接会は、土浦商工会議所県南地域求職活動援助事業推進室と土浦、石岡、竜ケ崎公共職業安定所(ハローワーク)、茨城労働局などが主催。雇用情勢が厳しい中で、今回は特に難しい状況という高校卒業予定者と中高年齢者に絞った。
 対象者は土浦、石岡、竜ケ崎のハローワーク管内の二十二市町村で、就職を希望する高校生は県立、私立の四十校から生徒約二百八十人、中高年齢者は約三百人が訪れた。また、採用を予定する企業側は六十四社が参加した。
 会場では、人気企業のの前で長い列をつくり順番待ちをする高校生、企業担当者の説明を真剣な表情で聞く姿が見られた。この日の面接会で、高校生十三人、中高年齢者二人が内定したほか、合否をこの場での保留や、後日改めて面接するケースが多く出た。
 ハローワーク土浦の金井伸一所長は「面接会は盛況だったが、求職者は企業イメージで職を選んでいる向きがある。しかし、厳しい状況下で内定者が出たことは、今後の就職支援活動に役立てられるはずだ」と話している。

大河ドラマ「武蔵」撮影

牛久「自然観察の森」で

 牛久市結束の「牛久自然観察の森」で十七日、NHK大河ドラマ「武蔵」の撮影が行われた。宮本武蔵役の市川新之助さんや妙秀尼役の淡路恵子さん、制作スタッフなど約六十人が早朝から撮影を開始。肌寒い澄んだ空気のなか、真剣な眼差しでドラマ作りに打ち込んでいた。
 この日は、同森内の「コブナの流れ」付近で、二カットを撮影。武蔵が吉岡清十郎と勝負後、小川で顔などを清めるシーンや、野原で本阿弥光悦の母である妙秀尼に出会うシーンなど。
 ちょうど散歩をしていた地元住民も十人ほど撮影を見学。市川さん演じる本番シーンに、興味深く撮影の様子を見守っていた。同森で撮影したシーンは三月中旬ごろに放映される。

−過去の紙面へ−
−HOME−

headlinenews