2003年1月26日

ダイオキシン調査報告会開く〜笠間

最高値はセンター周辺

 松葉に含まれるダイオキシンを調べ、ダイオキシンからごみ問題について考えようと、笠間市の市民団体「みみずの会」(佐宗裕子代表)は二十五日、同市赤坂の多目的ホール「ポレポレホール」で、「笠間市の松葉によるダイオキシン調査及び水質調査結果報告会」を開催した。報告会には同市福原に建設中の公共関与の廃棄物最終処分場視察で同市を訪れた中村敦夫参院議員も参加、「皆さんも頑張ってください」と激励した。
 同会は昨年八月、同会のメンバーらによって、市内と友部町の一部の六カ所と、涸沼川の二カ所に生息しているクロマツの針葉を採取して、葉に含まれるダイオキシン含有量調査と涸沼川二カ所の水質調査をシンクタンク「環境総合研究所」(本社・東京都品川区)に依頼。同研究所が分析を行った。
 集まった約八十人の参加者を前に、同研究所の池田こみち副所長と、鷹取敦主任研究員の二人が全国の例や数値を交えながら、笠間の現状を報告。
 調査結果によると、各地区のダイオキシン平均濃度は、笠間市大郷戸の清掃センター周辺が一・七四ピコグラムと最も高く、同市吉原、稲田、福原が〇・二二ピコグラムと最も低い。福田地区は〇・七七ピコグラム(いずれもTEQ=毒性等価換算)だった。
 池田副所長らは最後に、ごみ問題の解決は、市民の手で、補助金に依存した技術依存から暮らしの知恵を生かしたごみ減量などの排出抑制が次世代のためには必要であると訴えた。

水海道で来月2日まで大陶器市

全国の焼き物一堂に

 有田、伊万里、唐津、九谷、信楽など名だたる産地の焼き物を展示販売する「全国大陶器市」が水海道市大塚戸町の一言主神社特設会場で二十五日開幕、食器類から高級美術品まで一堂に集めた会場は終日、陶器ファンでにぎわった。来月二日まで開かれている。
 全国の名産品を紹介して陶磁器の良さを知ってもらい、販路拡大に結び付けようと、窯元や卸・小売業者らでつくる同市振興会が、全国各地で年に二十回ほど開いている。本県では昨年、土浦、牛久両市で実施、水海道市では初めての開催となる。
 茶わんや皿、どんぶり、湯飲み、コーヒーカップなど一個百円ほどの日用品から、高さ一メートルに及ぶ百万円のつぼまで約三十万点をそろえ、市価の三割引きから半額で販売している。有田焼の人間国宝、井上萬二さんの白磁をはじめ、著名な作家の作品を特別出品、また、唐木家具や竹製品なども販売している。
 会場を訪れた市民らは、陶磁器を手に取り、店主らの説明に耳を傾けて、お気に入りの一品を探していた。
 同振興会事務局の小原淳子さんは「全国の焼き物との出会いを楽しんでほしい。交渉次第で値引きするので、コミュニケーションも楽しんで」と話している。
 開催時間は午前九時半から午後五時半。

水戸で交通安全市民大会

冨田常盤大教授が講演

 第三十五回水戸市交通安全市民大会(主催、水戸市、水戸市交通安全推進協議会など)が二十五日、同市中央の市民会館大ホールで開催された。同大会の中で全国二十八の民間団体で組織する「全国被害者支援ネットワーク」副会長で、常磐大学教授の冨田信穂氏による講演も行われた。冨田氏は「被害者の気持ちや意見を社会に伝えることが大切であり、交通被害者に同情するのではなく共感を持って対応することが重要だ」などと述べた。
 同ネットワークの副会長以外にも冨田氏は民間団体「いばらき被害者支援センター」の事務局長を務め、同センターは昨年十二月、県公安委員会から全国二番目の犯罪被害者等早期援助団体に指定された。
 「交通事故による被害者への支援について」と題する講演で冨田氏は、これまでの支援活動の内容とともに二〇〇一年に国が実施した交通事故被害者の調査結果を報告。交通事故の被害者が直面している問題として、被害者本人が家事や育児に困窮している実情と、事故後に家族との人間関係に悩むケースが多いことを紹介した。
 冨田氏は「家族や親族に相談した場合があるが、必ずしも適切でない時もある」とし、被害者自身の立ち直りが基本としながらも、「本人の自主性を尊重しながら、被害者が直面している困難な状況に理解することが重要だ」などと指摘。司法に関わる公的機関でなく、民間団体による支援の重要性を説明、理解と協力を求めた。
 同大会には、交通安全対策に取り組んでいる各団体の関係者や、小・中学校の交通安全担当の教員らも参加した。

息もぴったり創作体操〜つくば

市民体操も初めて披露

 「つくば体操フェスティバル」(主催・つくば都市振興財団)が二十五日、つくば市竹園のつくばカピオで開かれ、市内の体操グループ二十四団体、市民約四百人が出場し、息の合った創作体操を披露した。また、市民体操として考案した「T・K体操」を初めて発表した。
 健康づくりのため、地域で活動している体操グループに発表の場を提供し、市民に体操活動を普及させようと、筑波大の呼び掛けで一九九六年から開催、今回で八回目を迎えた。
 幼児からお年寄り、障害者など、さまざまな体操グループが参加し、日ごろ実践している創作体操で体を動かした。世界チームカップ・ラート選手権大会で銀メダルを獲得した筑波大体操部と卒業生チームも特別参加、ダイナミックな演技で観客を沸かせた。
 また、同大体育科学系助教授の長谷川聖修さんと体操クラブを主宰する玲子さん夫妻が考案した「T・K体操」を披露、参加者が「ふるさとTSUKUBA」の曲に合わせて体操した。
 長谷川聖修さんは「健康づくりのための体操活動は日本では、まだ知られていない。体操活動を活性化させ、T・K体操も合わせて普及させていきたい」と話していた。

来月新たに3広域JA誕生

未合併農協残すも一段落

 農協の広域合併で、二月一日、新たに三広域JAが誕生する。これで県内のJA数は、未合併JAを含めて計三十二JAとなる。県内十八広域JA構想を打ち出した一九八五年の農協数は百十三農協で、当時の三分一以下となる。未合併農協を残したものの、二月一日で広域JAの数が十八となることで、県中央会では、今回の広域合併はこれで一段落したとしている。
 二月一日に発足する広域JAは「つくば市」(つくば市谷田部JAを除く、同市内五JAが合併)、「ひたちなか」(ひたちなか、那珂の二JAが合併)、「茨城みずほ」(里美村、水府村、金砂郷町の三JAが合併)の三JA。
 昨年一月現在での組合員数で算出すると、三JAは組合員規模で、ひたちなかは一万千六百三十四人で県内七位、つくば市は九千九百八十人で九位、茨城みずほは四千八百二十六人で十七位の規模になる。
 一方、つくば市谷田部、岩井市、阿見町、岩瀬町、茨城玉川、八郷、茨城旭村など計十四JAが合併を見送った。なかでも十八構想の枠組みのなかで、一広域JAに線引きされた石岡市周辺地域では、対象七JAのうち、合併したのは二JAにとどまった。
 JAの広域合併は組織基盤の強化などを狙いに進められた。合併見送り理由としては、組合員の共通理解が得られなかったり、枠組みの問題などさまざま。県中央会では「総じて時期尚早との判断によるもの」としている。

−過去の紙面へ−
−HOME−

headlinenews