
スペースシャトル「コロンビア」が空中分解した事故で、宇宙飛行士とともにメダカのふ化実験などに取り組んだ、つくば市稲荷前の茗渓学園(石川義彦校長、生徒数・千三百五十五人)の生徒たちが三日、七人の死を悼み、追悼のメールをNASAに送った。
同校の生徒は、タンパク質の成長やメダカのふ化を比較する宇宙実験教育プログラムに参加していた。
事故後、生徒たちから宇宙飛行士たちのために追悼集会を開きたい、という声が上がった。
同中学、高校の生徒二十三人が参加、石川校長は「クルーたちを身近に感じていただけに、生徒たちの喪失感は想像するに余りある。悲しみを乗り越えて、安全な宇宙開発を願いたい」と呼び掛けた。
英語の教員らの手助けで、生徒たちが自宅などで書いた文章を六通の英文の追悼文にまとめ、パソコンに打ち込んで送信した。
同高校一年の外塚比芙美さんは「ずっとテレビを見ていたが、機体が粉々になり、心配だった。急いで先生にメールで知らせた」と話した。「実験に参加したことで、スペースシャトルで宇宙に行くことが身近に感じることができた」とメッセージをつづった。
「私たちのために実験をしてくれた皆さんに感謝している」「宇宙について、いろいろ考えるきっかけを与えてくれた」「学校のメダカは、これからもきちんと育てていく」。生徒たちは、それぞれの思いをメールに託していた。
生物を教えている鈴木朋子教諭は「胸が痛む。命懸けで実験に臨んだ宇宙飛行士の気持ちを大切にして、子供たちには、自分たちが出来ることを引き継いでいこうと言いたい」と話していた。
「県安全なまちづくり懇談会」(会長・石川周県経営者協会会長)は三日、最終会合を開いて報告書をまとめ、橋本昌知事に提出した。これを受け県では、防犯に関する取り組み、規制などを定めた条例を制定する運びだ。二十六日に開会する第一回定例県議会に条例案を提出し、新年度からの施行を目指す。
県下の刑法犯認知件数は二〇〇一年、六万件を超え過去最悪を記録した。また、内容も社会、経済状況が変化するなか多様化、凶悪化、低年齢化が進むなど、治安情勢に対する県民の不安が増している。
こうした状況を踏まえて、昨年十一月、県内の司法、教育、防犯、経済など各界関係者らで構成する「懇談会」が発足、「安全で安心して暮らせるまちづくり」に向けた方策を検討してきた。
報告書は、本県での犯罪の現状、多発化の要因、安全なまちづくりに向けた課題などを整理、求められる施策の展開方向を示している。
施策展開の基本目標として「安心して暮らせる安全な社会の実現」を掲げ、この目標実現のため、(1)豊かな人間性や社会性をはぐくむ人づくり(2)県民一人ひとりの危機管理意識の高揚(3)犯罪をなくす地域環境づくり―など大きく六項目の施策展開方向を提示。これらのうえで、目標実現には条例化が有効としている。
条例に盛り込むべき事項としては、(1)県、事業者、県民の責務の明確化(2)関係施策の推進体制整備整備・県の施策(3)規制などをあげている。県の施策では、児童生徒らの健全育成や安全教育の実施、深夜の物品販売業者に関する防犯指針の策定、犯罪被害者に対する支援策などを列挙。
規制では、ピッキングなどの開錠器具を有償譲渡したり、開錠器具の使用法を教えたりすることの禁止や、自動車窃盗の恐れがある器具の携帯に関する規制―を盛り込んでいる。
土浦市の街路灯設置補助金不正受給事件への職員関与の実態を調査している同市議会百条委員会(久松猛委員長)が三日開かれ、証人としての出頭要請を拒否した街路灯施工会社・ファロル照明(埼玉県越谷市)の社長ら三人について、改めて十四日に尋問を行うことにし、出頭要請することを決めた。再び出頭を拒否した場合には地方自治法一〇〇条違反で告発する方針。
百条委は三日に三人の証人尋問を予定したが、三人はそれぞれ先月二十七日付で松本茂男議長あてに文書を送付して欠席を通告。(1)刑事事件として立件され捜査中である(2)「自己が刑事訴追されるおそれのある証言」をせざるを得なくなり、証言拒否権を行使して証言を拒むことになるため、出席しても市議会にとって時間の浪費になる―として、これが出頭しない「正当な理由」になると主張した。
これに対して市議会は、自己の訴追を受けるおそれがあることが拒否理由になるかどうか県地方課に照会。同課は「どのような質問がなされるのか分からない状況で、『自己訴追のおそれがあるから出頭しない』と証人が勝手に解釈して出頭しないことは『出頭しない正当な理由』には該当しない」と回答した。
百条委は三人の出頭拒否には「正当な理由がない」と判断。出頭しない場合には告発するとの警告を付けて改めて出頭要請を行うことにした。
百条委は七日に市職員三人の証人尋問を行い、十四日にファロル照明側の三人を呼ぶ。
つくば市天王台の市道に止めた乗用車内で、同市上河原崎、会社員、斎藤茂夫さんが他殺体で見つかった殺人・死体遺棄事件で、つくば中央署の捜査本部は三日、車が発見された市道周辺で用水路の捜索などを行ったが、事件に直接、結び付く有力な手掛かりは得られなかった。
また、筑波大で司法解剖の結果、死因は「前頭部頭蓋骨骨折を伴う脳挫傷」であることが判明。傷は頭頂部や前頭部など数カ所にあった。
捜索は捜査員七十人体制で実施。現場を中心に四キロから五キロにわたって用水路を探したが、犯行に使われた凶器や遺留品などは発見できなかった。また、現場の近隣住民や斎藤さんが務めていた会社の関係者らに話を聞いた。
調べによると、斎藤さんが見付かった当時、車は運転席側のドア以外はかぎが閉まっており、キーは付いたままになっていた。
後部座席に財布と小銭入れが置いてあり、小銭入れに三百円ほどが入っていた。
捜査本部では、自宅を出た一日午前十一時半以降の斎藤さんの足取りを追うと共に、トラブルに巻き込まれていなかったか調べている。
また同日、フリーダイヤル(電話0120・755・270)を設置、情報の提供を求めている。
「節分」の三日、土浦市真鍋新町の土浦協同病院(真田勝弘院長)の小児科病棟で、豆まき会が行われ、入院中の子どもらが鬼にふんした医師らに豆をぶつけて全快を願った。
入院中の子どもたちにも家庭と同じような行事を体験してもらおうと、毎月一回行っている「お楽しみ会」の一環。豆まき会は十年ほど前から毎年続いている。
同病棟には約五十人が入院。このうち、医師の判断で病室を離れることができる子ども約十人が父母らとともに参加した。プレイルームで、保育士の川田志浦さんの指導で牛乳パックなどを使った豆入れ作りを行った後、医師や患者の父親がふんした赤鬼、青鬼が登場、子どもたちは「鬼はそと、福はうち」と元気に叫びながら豆を鬼にぶつけた。
石浜みち子小児病棟看護師長は「病棟は母子同室なので母親も一緒に入院している。気分転換し、ストレスの解消になれば」と話していた。
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