headlinenews


2003年2月17日

対イラク攻撃で反戦デモ〜水戸

「石油のための戦争反対」

 世界各地で米英のイラク攻撃の反戦デモが大規模に行わている中、水戸市内でも十六日、中心市街地で少数の市民団が「世界の人々と連帯して戦争を止めよう」などと、イラクへの攻撃反対を呼び掛ける姿がみられた。
 このイベントを実施したのは、市民グループで組織する「Civic―Actionみと」(野口悦子代表)。市内やその近隣自治体に住む会社員や学生など約二十人が、この日昼すぎに同市宮町のJR水戸駅北口でイラク攻撃反対の街頭署名活動を行った後、市内中心街に向けてデモ行進をした。
 あいにくの雨模様の中でのデモ行進では、「石油のための戦争反対」と書かれた横断を掲げ、さらに「爆弾で平和はつくれない」、「平和をつくるのは私たち」などと反戦メッセージのゼッケンを身につけなが、戦争反対を強くアピールした。反戦イベントを行った野口さんは、「だまって戦争が始まるのを見ているわけにはいかない。規模は小さいけれど身近な地域で行うことも意義があることだと思う」と話した。

取手の「県学寮」47年の歴史に幕

首都圏での学生支援の役割果たす

 戦後十年を経た一九五六年、首都圏で勉学に励む男子学生の経済的負担を減らすために、取手市新町に建てられた県学寮。時代の流れとともに、今年三月三十一日で閉寮が決まっている。閉寮を前にした十五日、寮OBや歴代寮母・寮監などの関係者が集まって閉寮式と交流会を開いた。
 閉寮式には寮関係者約百五十人が集まった。OBや現在の寮生が見守るなか、歴代の寮監や調理手らに感謝状が贈られた。
 元寮監の野尻義郎さんは「開設五年目の当時は、申し込みが非常に多く、選考にも苦労した。百名の寮生と全職員が住みよい環境作りに汗を流した思い出が今では懐かしい。今の学生たちもこの寮で培った精神をこれからの人生に役立ててほしい」と、当時の様子を振り返りながら感慨深く述べた。
 元調理手の戸井崎ひささんは「開設二年目から勤めた二十三年間、早朝から食事の用意をした事などいろいろなことを思い出す。百人の学生が息子のようだった。寮がなくなるのは寂しいが、多くの人に出会えたのが大きな財産」と、学生たちとの思い出を語った。
 それぞれの青春の思いが詰まった、築四十七年の白亜の建物。近年の住宅事情や大学の郊外移転、ワンルームを好む学生など、学生の取り巻く環境が変化した今、寮としての需要の問題から幕を閉じる。また、老朽化も激しく、駅前再開発事業地のため、建物自体は取り壊しの予定となっている。
 現在定員七十四人の学寮に対し、近年は希望者が減っていた。一九九六年ごろから、寮内は約三割が空いてる状態。二〇〇〇年三十五人の募集に対し、入寮希望者はたった十一人だった。
 閉寮が決まり、寮生たちはアパートなどの引越し先が決まり次第出ていく。今、残っているのは大学生や専修学校生ら二十六人だけ。これまでのOB数は、約二千五百人を越えたという。 
 学寮玄関の銘板が外される前に、現寮生らは「川の流れのように」を歌い出し、寮OBたちはその様子をじっとみつめていた。それぞれの脳裏には、古き良き時代の青春がよみがえっているようだった。
 閉寮式OB会実行委員会の植竹宏之委員長は「集団生活は厳しいけど、ぬくもりと優しさがあった。先輩の指導など面倒見もよかった。青春のシンボルがなくなってしまうのは、心の拠り所が消えてしまう思い」と、寂しそうな表情を浮かべながら、当時の様子を語っていた。

県看護協会が研究成果を発表

医療・看護の質向上目指す

 県看護協会(重村淳子会長)は十三日、水戸市千波町の県民文化センターで二〇〇二年度県看護研究学会を開催した。
 日ごろの研究成果を発表し合い、看護職の質的向上を図ることを目的に一九八二年、「県看護研究発表会」としてスタート。以来、回を重ねるごとに内容が充実、規模も拡大し、一昨年から名称を「研究学会」とした。なお、このような看護研究については関東甲信越地区看護研究学会、さらには日本看護学会などへの発表に繋がるケースもあるという。
 開会を前にあいさつに立った重村会長は「研究学会は顧客満足が原点にある。医療・看護の質を向上させるために日々の研鑚をまとめて、多くの人々に還元していくために、更に発展させていくことが不可欠」と強調。
 会長はさらに、「昨今の厳しい医療情勢の中で、看護界でも課題が山積みしている。そのためには看護の効率的・効果的な取り組みなどがより多くなること。看護研究が単発的なではなく、継続されることでステップアップしていくことが大切」と述べた。
 今回は、応募演題数六十一題で、口述発表が二十九題、示説発表が三十二題。発表者は制限時間七分の中、おのおのの研究成果を発表し合った。項目別にそれぞれのテーマで発表者全員が終わると、座長はもとより参加者からの質問も出された。
 また、この日、会場を訪れた看護職は延べ四百六十人にも上り、質的向上を目指そうとする看護職たちの意欲的な姿勢が目立った。

美野里町長選18日告示

現職・新人の一騎打ちか

 任期満了に伴う美野里町長選挙は、あす十八日、告示される。立候補を予定しているのは現職で四選を目指す島田穣一氏と、新人で元町議会議長の島田昭氏の二人。現職と新人の一騎打ちとなる見通しだ。選挙戦は九一年に穣一氏が初当選した時以来十二年ぶり。
 穣一氏は、昨年六月の町議会定例会で四選出馬を表明。「四季健康館」や「四季文化館」など、市民交流の完成や、その運営実績を掲げ、三期十二年間の実績と経験をアピールしながら、「町第四次総合計画」が後半に入り仕上げの時期を迎える中で、同計画実現と、新たな基本計画策定に向けて町政の継続を訴えている。
 一方、昭氏は年明け後の一月に立候補を表明。財政難の中で箱物建設を続ける町政を批判しながら「ストップ、ムダ使い」を唱え、医療、福祉、教育の充実など、ソフト面重視で後世に負担をかけない町政への転換を呼びかけている。町議四期と、九五年から二年間、議長職を務めた経験から、即戦力も主張の柱だ。
 投票日は二十三日。町内十五カ所で午前七時から午後八時まで行われ、同八時四十五分から町中央公民館で即日開票される。昨年十二月八日現在の有権者は一万九千四百九十四人。

小川町長選は現職の無投票再選か

18日告示、町議選は激しい争いに

 任期満了に伴う小川町長と同町議(定員十八)のダブル選挙は、あす十八日、告示される。
 町長選挙に立候補を予定しているのは現職で三選を目指す伊能淑郎氏一人。無投票で決まる公算が高く、二期目同様、三期目も連続して無投票となる見通しだ。
 伊能氏は、昨年九月の町議会定例会で立候補を表明。百里飛行場民間共用化の実現や、広域合併の推進など、山積する政治課題の解決に全力を挙げて邁進することを約束。(1)対話のある政治(2)公正公平なガラス張りの政治(3)国県と連携のとれた広域的な政治―を公約に掲げている。
 一方、同日程の町議選挙は、今回定数が二減り、十八の議席を争う。既に、現職十四人、新人七人、元職一人の合計二十二人が立候補準備を進めており、激しい選挙戦になりそうだ。
 投票日は二十三日。午後八時まで町内二十カ所で投票が行われ、同九時から町中央公民館で即日開票される。昨年十二月八日現在の有権者は一万五千四百七十七人。

−過去の紙面へ−
−HOME−