2003年3月6日

土浦の街路灯問題「関与2人だけ不自然」

市議会百条委が最終報告を協議

 土浦市の街路灯設置補助金の不正受給事件に対する市職員関与の実態を解明するため、昨年十二月に設置された同市議会百条委員会(久松猛委員長)は五日、第九回委員会を開き、十九日の本会議で行う最終報告について協議した。
 報告では、証言によれば「関与した職員は二人だけであり、他の職員の関与は一切ないことになってしまう」と結論付けながらも、上司の対応について「極めて不自然な事態に疑問を抱かざるを得ない」 と指摘。ただ 「偽証と判断する証拠は得られなかった」 とする。
 また、二度にわたる出頭要請を拒否した街路灯整備業会社の社長ら三人については、二月十四日の委員会で告発を決めており、最終報告では告発を議会として議決するよう求める。
 委員会では、素案をもとに最終報告について協議。これに加え行政や議会、商店会の責任問題についても触れるべきとの意見が出された。また、市に対して書類の保存期間、決裁のあり方、補助事業の中身などについて改善を求めることにした。最終的な報告書の文言については十九日に再度委員会を開き、決定した上で、同日の本会議で報告する。
 街路灯設置補助金の不正受給事件で、市職員二人のほか街路灯整備業者四人、三つの商店会の役員七人の計十三人が詐欺の疑いで書類送検されたのを受け、昨年十二月定例議会で百条委が設置された。参考人として当時の上司二人、証人として職員二人、担当助役、二商店会会長の五人を呼んだ。提出を求めた書類は大半が捜査当局にあり、提出されなかった。

土浦駅東口に合同庁舎を

議員有志が活性化宣言

 土浦市議会の議員が超党派で設置し、勉強会を重ねていた中心市街地活性化推進議員懇談会(沼田義雄会長)は五日、これまでの成果を四項目の「中心市街地活性化宣言」としてまとめ、助川弘之市長に提言することを決めた。
 「宣言」では、JR土浦駅東口の日本貨物鉄道所有の貨物ヤード(約一ヘクタール)を利用し、国や民間などによる合同庁舎を建設するよう求めるとともに、土浦駅北地区開発は東口まちづくり事業との相乗的事業推進が必要▽土浦駅前西口周辺地区市街地総合再生基本計画に対する支援策として、民間による共同建て替えや優良再開発などの導入促進を支援する▽中心市街地の活性化の推進組織を設置する―について「不退転の決意で対処する」よう求めた。
 同懇談会はほとんどの議員が参加して昨年七月に発足。月一回のペースで商店主や商工会議所役員、学識経験者らを招いて六回の勉強会を重ねてきた。

遺跡保存で計画見直し―つくばエクスプレス

土地区画整理事業で市議会に素案報告

 つくばエクスプレス沿線開発に伴う埋蔵文化財調査で発見された、つくば市金田の「河内郡衙(かっちぐんが)」遺跡群について、同市と都市基盤整備公団はこのほど、保存区域を確定、同所で計画している土地区画整理事業の土地利用計画を一部見直し、同市議会に素案を報告した。
 遺跡群が見付かったのは、同公団が実施する中根・金田台特定土地区画整理事業の事業地。昨年六月、県教育委員会が保存について協議するよう市と公団に依頼、国指定史跡に内定した。
 遺跡を避けるため、都市計画道路の位置を地区内で変更する。指定予定の三カ所の遺跡をはじめ金田城址(し)や金田古墳などを保存、さらに多目的公園を加えた約七十三ヘクタールを「歴史的緑空間」(仮称)とする。
 二月に公団が集落懇談会を実施。今後、都市計画道路の変更、文化庁への指定申請などの手続きを進め、来年度末に国の事業認可取得を予定している。
 市立桜中校内と周辺部に広がる金田西坪遺跡、同校北側の金田西遺跡などからなる遺跡群。奈良・平安時代の律令制下で、行政機構・施設として郡に置かれた郡衙の遺跡と推測されている。西坪遺跡からは、規則的に配置された十二棟の総柱建物跡群と、それを取り囲む溝跡を確認、郡衙正倉院跡の可能性が高いという。

ひき逃げで現職の石岡市議逮捕

「気が動転」議会開会中の不祥事

 衝突事故を起こし、二人にけがを負わせた上、現場に車を置いて逃走したとして石岡署は五日、石岡市議で、同市杉並、会社役員、高栖宏之容疑者を業務上過失致傷と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。
 調べによると、高栖容疑者は三日午前四時三十五分ごろ、千代田町市川の国道6号で乗用車を運転。助手席に同乗していた泥酔状態の市内に住む男性会社員に気をとられ、対向車線に進出。対向車線を走行していた、水戸市元吉田、運転手、武藤正さんの大型トラックと衝突し、運転手に首などに二週間のけがを負わせ、車を置いてそのまま逃走した疑い。
 高栖容疑者は、翌四日午後、弁護人に付き添われ同署に出頭してきた。高栖容疑者は、「気が動転していた」と容疑を認めている。また「土浦市内や石岡市内で酒を飲んでから車を運転した」などと供述していることから、飲酒先についても調べている。

味と工芸の「いばらきフェア」

格安販売や実演に人気集まる

 見つけて新鮮、ためして感嘆―。ふるさとの味と工芸まつり「03いばらきフェア」が五日、つくば市吾妻の筑波西武店六階催事場で開幕。格安の日替り品が数時間で売り切れるなど、人気を呼んだ。会場には水戸の梅大使も姿を見せ、笑顔を振りまきながら案内役を務めた。主催は県と県物産協会。十一日まで。
 コンニャク、ゆば、納豆、豆腐、つくだ煮、野菜、つけものなど食品二十業者、大子硯(すずり)、洋傘、笠間焼、桐タンス、淡水パールなど工芸八業者が出展している。
 どら焼や常陸牛串焼き、ちまき、焼だんごのできたて販売といった県ならではの味や、木工品、桐下駄製造など伝統の技を見せる実演に多くの人が集まった。
 「アンコウの吊るし切り」実演とアンコウ鍋試食会は、九日午後一時から。「N・A・T・O(納豆)」で昨年デビューしたZOROライブは同日午前十一時からと午後三時から行われる。
 また、「お買い上げスタンプラリー」を実施、抽選で物産品や観光施設チケットなどのプレゼントがある。

   −過去の紙面へ−
−HOME−

headlinenews