
つくば市が、同市神郡に建設を進めている「筑波学校給食センター」で、今春から市内で初めて調理を、民間に委託する方針を打ち出したことについて、市教育委員会での決定過程が不透明などと指摘されている問題で、藤井伸二教育長は十三日、「予算執行の手続き上、不手際があったことをおわびする」と陳謝した。市議会一般質問で野口修議員の質問に答えた。
昨年十二月の定例市議会で、補正予算に二年分の委託費五千六百七十万円を債務負担行為として計上した際、事前に教育委員会に予算案を諮らなかった。
教育委員会の大里英彦事務局長は「定例教育委員会の開催時に議案として提案しなければならないが、通例、(教育委員の)話し合いの中で予算要求書を作成し、市長部局に提出している」と説明した。
藤井教育長は「不手際で規則通りに行わなかったことは大変申し訳ない。規則を遵守し、適正な事務事業の運営に努めていく」と述べた。
一方で、「民間委託については事後になるが、十二月の定例会で教育委員に報告している。この問題について教育委員と教育長の考えに相違はなかった」と釈明した。
学校給食の調理民間委託については、母親らでつくる市民団体が「事前に保護者に知らされていなかった」などと反発、従来通り市が直接、調理するよう求める請願書を市議会や教育委員会に提出するなどしている。
十三日行われた県議会総務企画委員会(西條昌良委員長)で、塩見英之新線・つくば調整課長は、つくばエクスプレスの開業時期について、「事務レベルでは、二〇〇五年十月に開業できるよう準備を進めている」と述べた。小川一成氏(自民)の質問に答えた。
これまで開業時期は「〇五年度」とするに止まっていた。「月」にまで踏み込んだのは初。ただ、あくまで「事務レベル」のこととし、正式には「開業の半年か一年くらい前に、より具体的に話せるようになるだろう」と述べた。
また、運賃については、競合する高速バスよりも低い料金設定になる、との見通しを示し、東京ー守谷間なら、片道「八百円台の半ばくらいになるのでは」と答えた。
運行に関しては、朝のラッシュアワーの時間帯には、つくば発秋葉原行は一時間あたり五便、守谷発秋葉原行は、つくば発便を含めて十一便、運行するとの計画を伝えた。
昨年四月以降、五度の議長不信任決議案が可決されるなど、混乱が続いていた阿見町議会は十三日の本会議で、議会の規律と秩序を乱したなどとして、岡崎明議長を除名とする懲罰を賛成多数で可決。後任の議長に、山崎克己氏=四期=を選出した。岡崎前議長は、「数の暴挙」と反発、知事に対する審決の申請や司法の場で争う構え。県地方課は、「戒告や陳謝など軽度の懲罰は県内でも年二、三件あるものの、除名は聞いたことがない」としている。
岡崎前議長に対する懲罰動議は、十二日に出席議員二十人のうち、十九人の連署で提出され、懲罰委員会(青山正一委員長)を設置。同日の委員会で議会除名を決めた。岡崎前議長は、病気を理由に欠席していた。
十三日の本会議で、山崎前議長の弁明を予定したが、家族から電話で欠席の連絡が入り、「弁明はしません」との意向が示されたという。本会議では十七人が賛成、二人が反対し、賛成多数で可決された。
地方自治法一三五条では、議員の懲罰として(1)公開の議場における戒告(2)公開の議場における陳謝(3)一定期間の出席停止(阿見町の場合は十日以内)(4)除名―の四つを定めており、除名は議員の身分を奪うため最も重い制裁。除名の決議は議会議員の三分の二以上が出席し、四分の三以上の同意が必要と定めている。
同町議会は、「二年交代」の紳士協定に基づき、昨年四月の臨時議会で、正副議長選が行われる予定だったが、岡崎前議長が辞表を提出しなかったため、議会の流会が続いたほか、今月十日も含め五度の議長不信任決議案が可決されてきた。
県地方課によると、懲罰を受けた場合、十三日も含め二十一日以内に、知事に除名処分の取り消しを求める審決の申し立てができる。過去の裁判例では、議長を辞職しなかったケースで、除名が認められた事例も否定された事例もあり、個別の事情で判断が分かれているという。
除名可決に対して、岡崎前議長は「昔の軍国主義の時代ならともかく、議長を辞めないから議員を辞めさせるというのは理由にならない。弁護士と相談し、司法の場で闘いたい」と話し、知事への審決の申し立てや、処分取り消し訴訟を提起する考えを示した。
22日から阪神甲子園球場で開幕する、第75回選抜高校野球大会に出場する藤代が13日、戦いの舞台となる大阪に向け出発した。
JR藤代駅の北口広場で行われた出発セレモニーには、学校関係者、父母らが多数駆け、
箕輪敏夫藤代駅長が「甲子園では、 今まで培ってきた力を出し切って欲しい」とあいさつした。
父母会を代表して大内義久会長は「健康管理をしっかりして、本番では持てる力を出してもらいたい」と激励の言葉を送り、浅野正勝県高野連理事長は「県民に夢と希望と感動を与え、藤代旋風を巻き起こして欲しい」とエールを送った。
これを受けて、石倉剛史主将(2年)は「甲子園では、自分たちの野球をやってきます」とナインを代表して力強く抱負を語った。
箕輪駅長や職員から持丸修一監督、石倉主将らに花束、記念ボールが贈られ、ナインは午後の列車で大阪市内のホテルに向かった。
藤代は、15日に組み合わせ抽選会に臨み、1回戦の対戦校が決まる。大会は22日から11日間、甲子園球場で開催される。
「ローリーちゃん、長い間ありがとう」―。下館市横島の視覚障害者、細島田鶴子さんの社会生活を支え、歩く目となって活躍した盲導犬「ローリー」が高齢のために現役を引退することになり、十三日、下館市伊讃美のレストラン・一夢庵でお別れ会が開かれた。この日が最後の仕事となったローリーに、細島さんは「長生きしてね」の願いを込め、別れの記念にとなじみの八曲をピアノ演奏。言葉に尽くせない功労に感謝した。
細島さんは二十歳ごろから視力が衰え、今ではかすかに明暗が感じられる程度の視力しかない。しかし、十九年前から盲導犬とともに生活して積極的に社会参加している。その前向きな生き方は、周囲にも大きな励みとなっている。
盲導犬の普及と地域理解を深めようと、学校などでの講演会に取り組むほか、地域のボランティア活動にも積極的に参加。同市の盲導犬利用は、いまだ細島さんだけだが、持ち前の明るさも手伝って、地元では盲導犬を連れた人気者となっている。
盲導犬は一頭目のパムが十年、二頭目のローリーも、九年間にわたり細島さんの活動を支えた。この四月でローリーも満十一歳、人間でいえば八十歳の高齢とあって、盲動犬の任務を終えることになった。今後は、犬好きの家庭で愛情豊かなに余生を送ることになっている。
お別れ会は、「ローリーちゃん、ありがとう演奏会」と名付けて、細島さんが代表を務める地元の料理愛好会、「とまとの会」のメンバーら約三十人が開いた。演奏の後、長く家族の一員として、細島さんに可愛がられたローリーに、九つの手作り花輪が贈られた。
細島さんは五年前から、一念発起して四十年以上も前の中学時代に少しだけ習ったことのあるピアノ演奏に取り組んだ。近くのピアノ教師の指導を受けながら、独自の練習方法により、現在は六十曲を超えるレパートリーをもつほどに腕を上げた。
この日も、「大きな古時計」「赤い靴」「エリーゼのために」「シクラメンのかほり」など、クラシックから童謡、ニューミュージックまで幅広い作品を演奏、最後の仕事となったローリーにも記念となった。
細島さんは「私が出先でお腹をこわしたとき、ローリーは道草もしないで帰宅させてくれた。そのまま心配そうに玄関で待っていて、私がトイレから出ていくとペロっとほおをなめ、『よかったね』という感情を伝えた。あのときの深い思いやりは忘れられない」と話した。
もう一つ。「でこぼこ道で転び、ひざが血で染まるけがをした。あまりの痛さにローリーをしかることさえ忘れた。十日ぐらいたって同じ場所を通ったら、いったん止まって、ゆっくりとう回してくれた。そうしたローリーの優しさが、たくさん私の心に刻まれている」と振り返った。
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