
「つくばITフォーラムオープンセミナー」(県主催)が十四日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開催され、約百人が参加、事業にITを取り入れ、成功する秘けつについて耳を傾けた。
「IT導入はビジネスを変える」と題してパネルディスカッションを実施した。
日立エンジニアリングの井上春樹氏は、IT化による成功のかぎを「コストを半分にできるかどうか」と述べ、「IT化で受注、出荷を劇的に早くする。売り上げの5%から10%を開発費に充てる。ITで本物の機器を入れれば大企業と勝負できる」と話した。
水戸ハイアットホテルの阿久津博史専務は「インターネットによる宿泊予約は25%から30%に上る。五割以上がネットを見て予約している」と現状を報告。「問い合わせに、すぐ答えられるようにしないと客に逃げられる」と課題も明らかにした。
ネットの照明器具専門店として成功した照国電機の堂園秀隆専務は「まず、自分がネットで買ってみること。不便なところを改良して取り入れ、ネットワークで情報を交換してシステムを作っていけばいい」と述べた。
土浦市中央一丁目の同市立博物館で二十五日から、収蔵品展として「セピア色の町の記憶―土浦市真鍋町菊田家文書の世界」が開かれる。旧真鍋町は一九四一年に旧土浦町と合併して市制施行されたが、真鍋町の菊田家は江戸時代には村の組頭、明治から昭和にかけては町長などを務めた旧家で、一九八六年に六百十七点に上る資料を同市に寄贈。同展はこれらの資料により、土浦市誕生までの同町の歩みと人々の暮らしの一コマを紹介する。
旧真鍋町は一八八九(明治二十二)年の明治の大合併で真鍋、殿里、木田余の三村が合併して誕生。菊田家からは初代、七代、十代と町長が出ており、十代の貞一郎氏の時に土浦町と合併した。
菊田家の資料は明治以降の資料が四百九十六点と八割を占め、町長を務めていた関係から町関係の書類も多い。また、家人の日記や写真など当時の人々の暮らしを知る資料も含まれている。
同展は(1)真鍋町のあゆみと土浦市の誕生(2)真鍋小学校と近代の教育(3)戦時体制と人々の暮らし(4)日々の思い―家人の日記より―で構成。(2)では県指定文化財の「真鍋のサクラ」で知られる真鍋小(一八七七年設立)の資料や「サクラお花見会」の風景写真、国民学校児童の慰問文などを紹介する。また、家人の日記は一九三〇年代から六〇年代ごろまでが残っている。
なお、記念行事として今月三十日午後二時から、同館地下視聴覚ホールで、元小川高校長の青木光行氏を招き、
歴史講座「真鍋のサクラが若かった頃―真鍋小学校と近代の教育」が開かれる。
会期は五月五日まで(月曜日休館、ただし五月五日は開館)。入館料は一般百五円、児童・生徒五十円。
玉里村議会三月定例会は十四日、最終日の本会議を開き、空席だった助役に鶴町庄二税務課長を、収入役に植田嘉夫総務課長を、それぞれ選任する案件に全会一致で同意した。四月一日付で就任する。
鶴町・新助役は一九六五年に村職員。学校給食調理場長、議会事務局長、経済課長などを歴任し、九九年四月から現職。
一方、植田・新収入役は一九六七年に村職員。建設課長、教育次長、税務課長などを歴任し、九九年四月から現職。
三役がそろうのは九九年四月以来、ほぼ四年ぶり。政争続きだった同村にとって、村議会の全会一致での同意は画期的だ。
また、助役不在は鶴町和夫村長が助役当時、二期目再任の選任案件が議会不同意となって以来で、鶴町村長にとって、その屈辱を乗り越え、自らの手で町政の正常化を名実ともに成し遂げたことになる。鶴町村長は村政の締めくくりと、目前に迫る合併問題に、村として万全の態勢で臨む決意を新たにしている。
なお、同定例会は二十九億五千五百万円(対前年度比3.8%減)の一般会計予算案など、議案、請願、合計二十件をいずれも原案通り可決し閉会した。
埼玉県幸手市と県を越えた合併を目指している五霞町の大谷隆照町長は十四日、「もし幸手市、久喜市、鷲宮町の合併が先行するなら、越県合併は解消。合併は仕切り直さなければならない」と述べ、幸手市との一市一町による合併を優先する方針を強調した。
同日の町議会一般質問で、染谷森雄議員が「幸手市では、県内の久喜市、鷲宮町との二市一町による合併を優先すべきとする住民の声が大きいようだ。県を越えた合併よりも、同じ県内の合併の方が早く進むことが考えられる。五霞、幸手が先行できなかった場合、町の意向が通りにくくなるのでは」などと、五霞が遅れた場合の対応について質問したのに答えた。
大谷町長は、続けて「幸手、久喜、鷲宮が合併すれば対等(新設)合併が考えられ、幸手市自体がなくなる。そうなれば、改めて民意を問わなければならない。ただ、五霞としては、住民の意向を尊重した幸手との合併を第一に考えている」と述べ、「幸手も五霞との合併を先にしたいと考えている」と加えた。
幸手市では、久喜市、鷲宮町との二市一町による合併を求める住民発議が出されており、県内での合併を優先させたい住民の意向があるのも確か。幸手市は「住民発議も市民の声として真摯に受け止め、五霞との合併はタイムスケジュール通り進めていく」としている。
五霞町と幸手市は先月二十四日、臨時議会を開き、いずれも両市町による法定合併協議会設置案を賛成多数で可決。四月一日の法定協設置が決まっている。
谷和原村の鈴木亮寛村長は十四日、常陽新聞の取材に答え、財政難の進行から近隣市町村との合併を検討する方針を示し、枠組みとしては水海道、守谷両市、伊奈町との四市町村合併を念頭に置いていることを明らかにした。
鈴木村長は「本来なら村単独で運営していくのが望ましい」と考えを述べた上で、「地方交付税が大幅に減るなど、財政は厳しくなっていく」と、合併の検討が避けられないという認識を示した。
枠組みについて、「常総広域圏四市町村による合併が望ましい」と答えた。
十三日に開かれた三月定例村議会の一般質問では今川英明、市川忠夫両議員の質問に答え、全戸を対象にしたアンケートなどで村民の意向を確認し、村の方針を決める考えを明らかにした。
鈴木村長は「村の将来について、どのような選択が一番望ましいか、市町村合併のアンケートを行い、村民の意見を聞く。各地区で合併懇談会を開催し、村の進むべき道を選択したい」と述べた。
合併時期については「特例法の中で行うかは決めていない」とした。
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