
環境問題に対する市民の関心を高めようと、つくば市周辺で活動している市民団体が一年間にわたりイベントを繰り広げる「アースデイつくば」。十三年目を迎える今年、実行委員長の大役を、大学生では初めて筑波大三年の重原沙登子さんが務める。重原さんは、「一歩踏み出して、自分から参加してくれる人を増やしたい」と張り切っている。
二十二日は地球の日、アースデー。「アースデイつくば」は、地球環境について考える世界統一行動に合わせて一九九一年に始まった。行政や企業などにも連携を呼び掛け、各団体が趣向を凝らした環境イベントを実施している。
今年は大学生の環境、ボランティア団体が四団体参加、例年よりも増えた。実行委員会では、未来を担う若者を中心に「アースデイ」を運営してもらおうと、重原さんに委員長就任を打診した。
重原さんは生物資源学類で農業経済学を専攻。同大の環境サークル「エコレンジャー」に所属し、卒業生から不要になった日用品を集め、新入生に引き続き使ってもらうリサイクル市を開いたり、学生宿舎で牛乳パックを回収するなど、学生ならではの切り口でユニークな活動を展開している。
「小学生のころから、知識としては環境問題を認識していた。今度は自分が動いて、身近なところから環境問題の解決に取り組みたかった」という。
「アースデイつくば」は、もともと同大の学生の活動がきっかけで生まれた。「学生が始めたことなのに、次第に足が遠のいてしまい、とても残念に思った。つくば周辺には活動的な市民団体が多く、一緒にやってみたいと考えていた」と委員長を引き受けた理由を説明する。
今年は三十六団体・個人が参加。今月から自然観察会や公開講座、リサイクルマーケットなど各団体のイベントが始まる。また、市民に参加を呼び掛け、宍塚大池や筑波山、つくばセンターで、ごみを拾う共同企画「百人できれいにしよう」や、環境パネル展も実施する。
重原さんは、「市民は環境問題についてよく知っている。そこから一歩踏み出して活動に参加してほしい。市民が参加したくなるようなアースデイにしたい」と話している。
問い合わせは実行委員会事務局(電話029・857・3054)まで。
一日付で発令された真壁町の職員人事で、町議会事務局職員の異動が棚上げになり、連動して町長部局の一部幹部ポストの就任にも影響が及ぶなど、人事の執行が混乱していることが、二日までに明らかになった。背景には町長と議長の対立があるようだが、町民には「与党(町長)派議長のはずなのに、なぜ職員人事でもめているのか」など、「身内」のトラブルにあきれる声が上がっている。
宙に浮く人事となっているのは、議会事務局長と同事務局員のポスト。議会事務局人事の任免をする坂入利夫議長が新年度の発令人事に応じず、異動対象の事務局長らを留任させるなど、独自の人事をしたため、町長部局が発令した人事とぶつかっている。
同事務局長は一日の辞令交付式に出席せず、交付書も受け取っていない。この影響で、事務局長職に就任する予定の前企画課長や、事務局長の異動先となる財政課の前課長(発令では企画課長に就任)らの玉突き人事ができず、前代未聞の混乱を招いている。
地方公務員法によれば、権力分立により議会の議長は議会事務局職員の任命権者となっている。新年度人事はすでに町長部局から発令されているものの、坂入議長が新人事に難色を示しているため、手続き上は異例の「二重人事」状態となっている。
当事者の坂入議長と事務局長は二日から四日までの日程で、真壁郡町村議長会主催の視察研修で北海道に滞在している。宙づりのまま身動きの取れない議会事務局職員らは、議長と執行部側のはざまで当惑の表情を隠せないでいる。
町関係者によると、同町の職員人事では平間小四郎町長の意向が強く働き、水面下には不満の声があった。しかし、現職議長がいったん発令された人事に、公然と反旗を翻したケースはなく、県市町村課も、そうした人事のトラブル事例はこれまで把握していないとしている。
坂入議長は若手の町長派議長だが、合併住民説明会など重要な会合に欠席していることから、町長との亀裂を指摘する声がある。ベテラン職員の議会事務局長も、今回の異動に不満を漏らしていた、とされる。平間町長は「いったん決まったものはくつがえせない」とぶ然としている。
船体に整備不良が見つかり、日本側の改善命令と出港停止を受けていた北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)船籍の貨物船「ソン・ガン・リョン」号(二、三九三トン)が二日、修理を終え、寄港していた鹿島港を出港した。入港に当たっては、県港湾課が荷主兼船主と協議し、県港湾施設管理条例を生かし、安全航行上の配慮や事故時の保証確約をして許可した。とはいえ国際情勢が緊迫する中、同港周辺は一時、緊張に包まれる場面もあった。
問題の船は、名古屋市北区の貿易商「KJ」(成光淳社長)所有の貨物船。今回の航路計画では、中国から石炭を積み込み、愛知県豊橋市の豊橋港に下ろした後、鹿島港で燃料用タイヤチップを積み、北朝鮮に運ぶことになっていたという。
茨城では昨年十二月、同船籍の貨物船が日立港に座礁し、積み荷の撤去などで県が約五億円の損害を受け、三月定例県議会で、接岸拒否できるよう条例改正したばかり。
このため、KJ側が接岸拒否を恐れ、三月上旬に県側に「北朝鮮船籍だと入港は厳しいのか」と電話で問い合わせていた。同社は以前からレンタルの貨物船を使い、鹿島港からタイヤチップを運んでおり、同港を使いたい意向だった。
県港湾課は当時、条例が県議会を通っていなかったため、昨年の事件を説明した上で、「問題がなければ接岸していい」と対応した。
この後、電話やKJ側が県を訪れて交渉。同課は港湾管理上支障が生じると判断した時や、事故の損害賠償・費用負担能力を持たない場合、接岸を「拒否できる」とした改正条例の趣旨を説明し、事故発生時のための担保などを求めた。
同船は中古として購入してから日が浅く、まだ保険に入っていないことが判明。同課が対象措置を求めたところ、KJと埼玉県、岐阜県のタイヤチップの仲介業者二社が連帯保証して支払うとの担保を得た。
県側は、通常は同規模船に不要ながら船長が鹿島港に初入港ということもあり、(1)タグボートを二隻つけて曳航(2)地元の船員がパイロットとして操舵―の条件を提示。これをKJ側が呑んだため、県が同港の岸壁使用を許可し、三月二十四日に入港したという。
鹿島で足止めされたのは、国際条約に基づくPSC(ポート・ステイ・コントロール=寄入国による船舶検査)で、エンジンルームの鉄板腐食が見つかったため。豊橋で行うはずだったが、時間の都合で鹿島に検査が回ってきたという。
県土浦保健所は二日までに、管内九市町村にある全二十五病院を対象に行った病院喫煙対策実態調査の結果をまとめた。それによると、病院職員の喫煙率は男性49・6%、女性27・4%で平均32・9%。特に女性職員は一般女性の喫煙率よりも大幅に高い結果となった。職種別では、准看護師の喫煙率が46・4%と最も高かった。病院施設を全面禁煙にしている病院は一病院だけだった。
調査は昨年十二月末現在で実施。二十五の病院すべてから回答があった。常勤の病院職員は四千二百三十九人で、このうち93・5%の三千九百六十四人で喫煙(一日に一本以上のたばこを吸う)、非喫煙が判明した。
職種別の喫煙率は、医師が29・6%(男性33・2%、女性5・4%)▽看護師26・4%(男性61・5%、女性24・9%)▽准看護師46・4%(男性73・3%、女性42・5%)▽看護・介護補助者42・6%(男性72・0%、女性36・4%)―など。逆に低いのは栄養士6・9%、助産師7・1%、保健師11・1%などだった。
各種の喫煙率調査をみると、日本たばこ産業調査(二〇〇二年五月)は全国男性49・1%、女性14・0%、厚労省国民栄養調査(〇一年十一月)では男性45・9%、女性9・9%。医師会調査では男性医師27・1%、女性6・8%。看護協会調査によると、男性看護師55・5%、女性25・1%、男性准看護師52・1%、女性33・4%で准看護師は全国平均よりも高くなっている。
一方、病院の分煙状況では、待合室が禁煙48%、分煙44%、禁煙も分煙もしていない8%▽事務室が禁煙60%、分煙12%、なし28%▽職員休憩室が禁煙28%、分煙24%、なし48%▽職員食堂が禁煙62・5%、分煙4・2%、なし33・3%―という結果だった。
開幕3連勝で勢いに乗るJリーグ2部の水戸ホーリーホック(FC水戸)は二日、今季新たに二人のチリ人選手と契約を結んだことを発表した。また、五日にひたちなか市総合運動公園で行われるホームゲームでは、観客動員アップ策として、県内の小学生を無料招待する。小林寛社長は「チーム状態がいい今、大勢の人にスタジアムに足を運んで欲しい」と、サポーターの力強い声援も味方に開幕4連勝を狙う。
FC水戸によると、新たに契約を結んだのは、いずれもMFのパンチョ選手とフランク選手。
両選手とも、トヨタカップにも出場した「コロコロ」に所属。昨年までパンチョ選手はクラブチーム「テムコ」に、フランク選手はスペイン2部リーグ「ラシン・デ・フェロル」で活躍していた。
両選手は三月十日、FC水戸と十二月三十一日までの期間で契約を結んだ。チリ出身選手のJリーグ登録は初めて。クラブ側では、「実力は未知数だが、南米出身の選手とあり個人技が優れている」という。
五日午後二時試合開始の大宮アルディージャ戦では、春休み企画として芝生席ホーム側のA席に、県内の小学生を無料招待。来場者全員にJリーグ開幕記念ノート、サントリーのオリジナルステッカーをプレゼントする。
さらに、十二日に行われるホームゲーム、湘南ベルマーレ戦では「フレッシュマンキャンペーン」として新入生、新社会人など子供から大人までを対象に、A席に無料招待する。
チーム成績が好調とあり、小林社長は「この結果が、地域の人たちに興味を持ってもらえる材料になれば」と、ファンクラブや観客数のアップに期待を寄せる。
現在、クラブのホームタウンは水戸市になっているが、昨年、周辺十五市町村の自治体で構成する「ホームタウン推進協議会」が発足。ホームゲームを「市町村の日」としてサポートしてきた。このことから、小林社長は「将来的にはホームタウンを十五市町村に広げたい」と語った。
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