
十四日からの科学技術週間を前に、科学技術へ理解と関心を深めてもらおうと、内閣府主催による「科学技術創造立国
タウンミーティング イン つくば」が五日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開催された。県内外から三百五十人以上が参加。専門家や政府関係者らと、今後の科学技術のあり方について話し合った。
この企画は小泉内閣の大臣や副大臣が各地で、国民との直接対話を通じ、意見を政策や改革に反映するほか、開かれた内閣をアピールするため、二〇〇一年六月から実施している内閣の目玉。これまでに全国七十カ所以上で、開催地の特色を生かしたテーマで開き、三万人以上が参加しているという。
同日、パネラーを務めたのは、細田博之・科学技術政策担当大臣、ノーベル化学賞受賞者の白川英樹筑波大名誉教授、末松安晴国立情報学研究所長の三人。前半で各パネラーは、科学技術発展への課題を熱く訴えた。
この中で細田大臣は、白川教授から三年連続で日本人がノーベル賞を受賞したことや、H―2Aロケットの五年連続打ち上げ成功に触れ、日本の同技術の世界的な水準、信頼度、可能性の高さを強調。知的財産戦略や研究環境の国際化などの強化、ベンチャー企業関連税制改善など、改革案を多数提示した。
また、 細田大臣を含め白川教授、末松所長ともに大学、民間企業、国の産学官研究者間の人材交流の活性化、専門領域の融合による研究が、新領域の創生に通じることを訴えた。
後半では、市民とパネラーが、率直かつ活発に意見を交換。公務員の男性から、科学者に求められる判断力や倫理観についての質問で、細田大臣は「クローン人間創造問題など、科学者の倫理観が試され、見直される時期なのは事実。同研究は国内で法規制されるが、今後はより詳細な例に対応可能な法の検討が必要」と答えた。
また、 海外企業勤務経験者の男性が、アジア各国の子供の学力向上と対比して、日本のゆとり教育に疑問を投げかけるのに対し、各パネラーとも、進んだ能力伸張にこそ、同教育が生きると理解を求めた。
「中高一貫六年間教育」などを特色に、今年度開校した土浦日大中学校(土浦市小松ケ丘町、福原清三校長)の開校式と入学式が五日、同所の土浦日大高校メディアプラザで開かれ、第一期生として九十三人の新一年生が入学した。また、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による拉致問題を担当している中山恭子内閣官房参与が記念講演を行った。
開校式・入学式では鈴木幸八理事長の式辞に続き、福原校長が英語でスピーチ。来賓の角田芳夫副知事、日本大学の瀬在幸安総長、同市の助川弘之市長が、それぞれ祝辞を述べた後、新入生を代表して川又彩美さんが「海外研修を非常に楽しみにしています。その時、訪れる先での語学はもちろん、異文化や歴史の勉強にも力を入れたいと思います」と英語であいさつした。
また、中山内閣官房参与の記念講演は、「国際性豊かな日本人を目指して」と題し、十三歳の中学生時に拉致された横田めぐみさんを例に、拉致問題に触れた後、大使を務めた中央アジアのウズベキスタンで、日本人が好印象で迎えられていることなどを紹介。「国と国の交流は人と人との交流であり、平和な社会ができるよう頑張ってほしい」と述べた。
同中は、六年間のカリキュラムを組むため、三年後の土浦日大高進学後も、他中学校出身者と混成クラスにならない。週六日制で、一年一学期制をとる。英語教育には特に力を入れ、三年生からは日本語を使わない授業になるほか、六年間に三回、各一カ月の海外語学研修がある。また、中学校レベル二年次までに、高校三年生レベルを五年次途中までに終了するカリキュラムになっている。
地上六階建ての校舎は現在建設中で、七月に完成予定。延べ床面積は六千六百七十六平方メートル。普通教室十二室、図書室や英会話室、美術室、などの特別教室七室、カフェテリア二室などから成る。校舎完成までは高校と共用になる。
藤代町で五日までに、ADHD・アスペルガーの子供を支援する親の会、「F・GREEN」(中村有都子代表)が正式発足した。昨年十月から、町内の母親たちが準備。今後は、同町宮和田のボランティア・市民活動センターに事務局を置き、本格的な活動に入る。
ADHDは、日本語で「注意欠陥多動性障害」と訳される。集中力や注意力、衝動性などを、自分で制御できない脳神経学的な障害。単調な作業を長時間続けるのが困難だったり、忘れ物が多かったりなどの状態から、「やる気がない」「不真面目」などと誤解されやすい。二十人に一人の割合で存在すると言われ、学校では一クラスに一、二人はいると考えられている。
アスペルガー症候群とは自閉症の一つ。同年齢の子と波長が合わず、意思表示が下手だったり、行動パターンが決まっていて、細かいところにこだわってしまったりと、周囲からは風変わりな行動と思われてしまう。二、
三百人に一人の割合でいると言われている。
どちらも、原因が解明されておらず、子供の障害が分かった場合の親たちは、不安と戸惑いの中で情報を求める。同会では、互いの悩みを理解し、支えあうことが出来ればという。
会は、(1)情報発信(2)講演会やセミナーなどの啓蒙活動(3)支援の必要な家族への相談やカウンセリングなどのボランティア活動ーを基本方針として活動予定。六月には講演会を予定し、今後は活動を広げ、障害に対する認識を深めていく。会員も引き続き募集中。
問い合わせは、藤代町ボランティアセンター内にある同事務局(〒300・1514藤代町宮和田1136の4)で郵便か、またはファクス番号(0297・70・3305)まで。
サッカーJリーグ2部で開幕から3連勝中の水戸ホーリーホック(FC水戸)は五日、ひたちなか市馬渡の市総合運動公園陸上競技場で大宮アルディージャと対戦。FC水戸は健闘したものの最後までゴールネットを揺らすことができず、0―2で完封負け。開幕4連勝とはならず、今季初の黒星を喫した。
冷たい風雨の中という最悪のコンディションの中で行われた試合は、ほぼ互角の試合展開となったが、前半に大宮に先制を許す。後半、FC水戸は終始攻め続けたものの得点にはつながらず、逆に終了間際にゴール前で痛恨のファール、
PKを決められた。
試合後の会見でFC水戸の前田秀樹監督は、「雨と風の中での試合なので、運に任せるしかないと思っていた」とし、初の黒星についても「後半は決定的な場面もあったので、選手たちも勝てた試合と言っている。さほど心配していない」とさばさばした様子。
この日は春休み期間ということで、県内の小学生を無料招待したが、悪天候のため観客は集まらず、
入場者数は千三百三十七人にとどまった。
この試合でFC水戸の成績は3勝1敗。次はアウエーでサンフレッチェ広島と対戦する。
「ここに来るのが楽しみ、と言ってもらえるのがうれしくて」―。つくば市吾妻の県つくば美術館に、今月オープンしたミュージアムショップ「a」(坪井光子代表)が、多彩な品ぞろえやオリジナル商品で評判を呼んでいる。ボランティアの主婦らによるショップが、美術館の入り口に彩りを添えている。
扱う商品は、各種絵はがきや焼き物、ガラス製品、アクセサリー、染織作品、携帯用のストラップから若手作家の美術作品まで約六百点。三月中旬のプレオープン以来、「毎週仕入れに忙しい」状態が続いている。
二十六日から、同美術館で「マンダラへの道 前田常作展」が始まる。それに合わせ、手作りアクセサリーや、曼荼羅
(マンダラ)模様のレリーフなど、チベットのグッズを多数取りそろえるなど、工夫を凝らした店づくりを進める。東京・ブリヂストン美術館のオリジナル商品も扱う予定。
運営に当たる同館の美術ボランティア有志十人が、それぞれの人脈を生かして多彩な商品を選定している。よく売れるのは、「ほかであまり見られない、ちょっとしたアイディアのあるもの」。
ふたと茶こしの付いた色彩の鮮やかなハーブティーカップや、納豆用小鉢、ガラスのピクルスボール、しゃれた小花模様の一筆箋(せん)―。直接問屋で選んでいるアクセサリーも、「見た目の割りに安い」と好評。筑波大出身作家による、銅版画や日本画の小品も人気だ。
「センスのいい、欲しいなあと思うものが置いてある、と言ってくださる人もいて励まされます」と坪井代表。「商売は素人の人ばかりでやっているので、包装がちゃんとできるようにならなくちゃ、と話しているんですよ」と笑う。
過去、同美術館のショップは、二つの民間業者が運営したがいずれも撤退。駐車場の問題などから、美術館自体の集客力の低さが原因とされている。引き受け手がないままのショップの建て直しに、今、十人の女性が取り組んでいる。
美術館から出てきた若い二人連れが、ショップに立ち寄った。「かわいいいのがいっぱいあるね」。楽しそうに店内を見て歩いていた。
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