2003年4月7日

県きき酒選手権大会開く−県酒造組合

約50人が挑戦、優勝は阿見町の中野健司さん

 県酒造組合(廣瀬淳一会長)主催の県きき酒選手権大会が六日、水戸市三の丸の県三の丸庁舎で開かれた。同大会は県内産の酒の普及とPRをかねて毎年実施しているもので、今年で二十三回目。
 きき酒は本醸造、原酒、辛口、純米、吟醸、生酒の六種の酒を飲み比べ、二回の飲酒で同じ種類順に並べるランキング方法で行われた。
 約五十人が挑戦した結果、優勝したのは阿見町の中野健司さん、 準優勝はひたちなか市の磯部淳さん、 三位は同じくひたちなか市の宮部誠一さんにそれぞれ輝いた。
 夫婦で参加した三十一歳の男性は、「お酒が好きで昨年に続いて挑戦しました。きき酒は難しいので楽しみながらお酒を吟味します」と話した。中野さんと磯部さんの二人は十月下旬に開かれる全国きき酒大会に県代表として出場する。
 このほか、県三の丸庁舎広場では新銘柄の特別純米酒「ピュア茨城しずく」など地酒の試飲も合わせて行われた。

日立さくらまつりで風流物披露

からくり人形の「早変わり」に歓声

 慎重に6種類の味を吟味しながらきき酒に挑戦する参加者=6日、水戸市三の丸の県三の丸庁舎 高さ十五メートル、総重量五トンの山車(だし)には繊細なからくり仕掛けの人形がほどこされ、豪壮にして華麗な「日立風流物」│。日立市のさくらまつりは六日、朝から青空が広がる晴天に恵まれ、前日に雨で中止になった各イベントが次々に実施された=写真=。
 JR日立駅前から西に伸びる通称・平和通りは、南北に交差するけやき通りと六号国道までの約一キロ区間が歩行者天国。メーン会場となったこの通りの中心地点では、風流物を一目見ようと多くの観客で埋め尽くされた。
 開演時間の正午、太鼓や尺八の音色でお囃子が流れると、五段階に作られた山車(だし)の舞台が左右に開き、中から人形が姿を現した。
 演題は「大阪の陣」と「日立の神話」。「表山」「裏山」と呼ばれる二部構成だが、一部が終わると屋台ごと百八十度回転する仕組になっている。また、恒例となっている早変わりのシーンでは、人形が一瞬で変身する場面になると、見物人の間から大きな歓声と拍手が上がった。
 「大阪の陣」では、実際に放された弓矢が貰えるとあって、観客たちは先を競いながら拾う光景が見られ、会場周辺は祭ムード一色となった。
 風流物をメーンにしたさくらまつりは、春の到来を告げる日立の風物詩。春休み最後の日曜日とあって、子供連れの姿が目立った。普段は人通りの少ない商店街もこの日ばかりは、県内外から訪れた多くの人出で賑わった。

土浦さくらまつり、各地でイベント

メーン会場の亀城公園などに多くの家族連れ

 「土浦さくらまつり」(同実行委員会主催)は六日、土浦市中央一丁目の亀城公園をメーン会場に各地でイベントを開き、最終日を盛り上げた。
 亀城公園では歌謡ショーや物まねショー、野点茶会や甘酒の無料配布などが催されたほか、カメラを手にサクラの撮影を楽しむ人、弁当を広げくつろぐ家族連れなど、やわらかな春の日差しの下、それぞれに「さくらまつり」を楽しむ姿が見られた。
 このほか、まちかど蔵会場ではマジック教室、ウララ会場ではダンスや和太鼓のステージ、マイペット大集合、モール505会場ではフリーマーケットが行われるなど、今年も大盛況のうちに「さくらまつり」を締めくくった。

シラサギの写真集を出版

写真家・勝山有一さんが選りすぐりの130点

 身近な鳥ながらも、「真っ白な羽、求愛行動などで見せる飾り羽は非常に美しい」と、シラサギに魅了され二十年以上にわたって撮り続けている。その中から選りすぐった作品百三十点を集めて写真集にまとめた。
 シラサギは警戒心が強く、自然の姿を捉えるのは至難の業。「隠れるようにテントに入り、シャッターチャンスを待ちました」。息を潜めながの撮影方法で、羽づくろいやヒナにえさを与えるシーンなど、普段目にすることのできない姿を、収めることに成功した。
 撮影場所は水戸市内の那珂川上流や、岩井市、それに自宅のある下館市内がメーン。春から夏にかけてが繁殖期。雑木林内にコロニーを形成したシラサギに焦点を絞り込み、求愛するため胸から背中にかけて、飾り羽を広げる美しいシーンも見事に捉えている。四季折々の姿を追い求め、雪深い新潟県、滋賀県などにも足を運んだ。
 子供のころから動物に興味を持ち、特に色とりどりの鳥の姿に心をひかれた。中学生の時から一眼レフカメラで動物を追い求めた。今回が初めての写真集。「真っ白な羽を伸ばし大空を飛ぶシラサギは本当に美しい。そのため写真集はアート的は意味合いが強いです」と目を輝かしながら話す。
 表紙写真のシラサギは、約八メートルの至近距離から望遠レンズを使って撮影したベストショットの一つ。サラリーマンとあり休日が撮影日。今後も野生動物を被写体に撮り続けるという。
 下館市国府田居住。購入希望者は近くの書店、または出版元の日本写真企画(電話03・3551・2643)まで。定価は二千八百円。

龍ヶ崎市歴史民俗資料館で企画展

長峰古墳群からの出土品など出展

 龍ケ崎市馴馬町の市歴史民俗資料館は五月三十一日まで、 企画展 「長峰にあった古墳群と城跡」 を開き、 同市東部の長峰町 (現・白羽) 周辺で出土した古墳時代から中世の遺物を紹介している。
 同町の遺跡は、 長峰遺跡 (長峰古墳群)、 桜山古墳、 長峰城跡。 龍ケ崎ニュータウンの開発にともない一九七七年から八九年にかけて、 県教育財団が発掘調査を行った。 その成果は、 すでに報告書として公表され、 遺物の一部は同資料館に常設展示されている。
 今回は、 その遺物と、 二〇〇〇年度に実施した長峰城跡の発掘調査報告を出展。
 発掘品は、 さまざまな形の土器や埴輪、 剣などの金属製品、 石仏…。 人物埴輪は、 首の付け根に首飾りを模して粘土こぶが幾つも張りつけられており、 当時の風習の一端がうかがえる。 直径三│四ミリのビーズのような 「ガラス小玉」 は、 青色が鮮やか。
 中でも貴重な資料は、 長峰城跡から出土した 「内行花文鏡」。 県内では同型の類例がなく、 材質も良いことから舶載 (輸入品) の可能性があるという。舶載鏡だとすると、県では水戸市天神山古墳に次いで二例目となる。
 また、 陶磁器の破片や古銭、 護身用に兜 (かぶと) に付けたと考えられる高さ四aほどの小さな銅製仏像など、 時代が下った遺物も。
 長峰城跡は、 戦国時代の城跡で、 江戸時代以降の城とは異なる建造物。 軍事的な要素が強く、 七つの曲輪 (土や石のかこい)、 いずれも三カ所の腰曲輪と外曲輪などで構成されている。 展示では、 調査結果の図に各所の写真が添付されていて、 中世の城への興味を起こさせる。
 開館時間は午前九時│午後四時半 (月曜および五月六日休館) 。 入場無料。 問い合わせは電話0297・64・6227まで。

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