
下館市、関城町、明野町、協和町の四市町臨時議会は十一日一斉に開き、四市町法定合併協議会の設置についての議案を審議した。このうち関城、明野の両町議会は全会一致で可決、下館市議会も論戦の末に賛成多数で可決したが、協和町議会は賛成少数で同議案を否決。同町議会では合併の枠組みをめぐり、町長派と反町長派の対立が続いており、今後も波乱が予想される。今月二十二日の法定協設置をめざした四市町合併は、発足前から足並みの乱れが表面化し、他三市町議員らからは合併に向けたタイムスケジュールへの影響を懸念する声が出ている。
下館市を中心とする四市町は、今年二月初めに筑波山系の山並みに位置する岩瀬・真壁・大和の三町村長が合併で合意したことに刺激される形で「急速に合併機運が高まった」(大木均協和町長)として、山ろく三町村に先んじて四市町合併設立準備会を設置。
同準備会は、先月に開いた二度の会合で法定協設置に向け規約や予算、スケジュールなどを承認。特例法期限内の合併実現に向け、五月二十三日の第一回法定協開催を視野に、同時開催の臨時議会で法定協設置を議決する予定だった。
四市町のうち、下館市、関城町、明野町の各議会はほぼスムーズに同議案を議決。町長派・反町長の勢力バランスが微妙に拮抗(きっこう)している協和町議会は、数日前から大木町長を交えて議員間の駆け引きが活発化していた。
この日も質疑で、反町長派議員が「町長は合併相手ばかりを向き、町民をないがしろにしている」「議会に特別委設置を求めておきながら十分な議論を経ずに独断で決めた」などと批判。
一方、町長派議員は「大木町長は情勢が急変する中、不退転の決意で四市町合併を表明。議会の議論も住民への説明も尽くされている」などと援護。採決では法定協設置は否決、続く同町長への不信任決議案は賛成少数で否決された。
議会終了後、大木町長は「予想外の結果で残念。四市町合併が理想だとする考えは変わらないので、再度、議会への提案を検討したい」とした。一方、反町長派の柳田義廣議員らは「住民との十分なコンセンサスが前提。アンケート結果通り、岩瀬側に向いてもらいたい」と述べ、今後の対応次第では町長リコール運動も示唆した。
同議会では大木町長の四市町合併案に対し、山ろく四町村合併を志向する反町長派議員との対立が続いており、東西に相反する合併の枠組みをめぐって、今後も議会内外での波乱が予想される。展開によっては、筑西広域圏全体の合併の動きにも影響が出てきそうだ。
常北町・桂村・七会村の城北地域の第一回任意合併協議会(会長・三村孝信常北町長)が十日、常北町石塚のコミュニティセンター常北で開かれた。同協議会では今後六月までに計三回にわたり、合併に関する基本事項について勉強会を開催した後、七月上旬をメドに法定合併協議会を立ち上げ、年内には具体的な合併方法について協議していく。
第一回の協議会冒頭、会長の三村町長は「合併はあくまで手段であり、この地域を他の地域に負けない先進地、住み良いまちにしていくために合併があると認識している。県の協力も得ながら平成十七年三月の合併特例法期限内の合併を目指したい」とあいさつ。
続いて副会長の金長義郎桂村長は「きらりと光るような地域づくりを目指し、議論を深めていきたい」と話し、阿久津藤男七会村長は「七会村は明治二十二年以来合併はしていないが、将来的には水戸市との広域合併もあるので、和やかな雰囲気で協議していきたい」と述べた。
城北地域の三町村は今後、足並みをそろえて六月定例議会に法定協議会設置の議案を提出。七月上旬には第一回法定協議会を開く予定。将来的には水戸市との広域合併を視野に入れて、特例法期限内での合併を目指していく。
つくば市北条にある大池のサクラが、市内外から訪れた人たちの目を楽しませている。池の周りを取り囲むように並ぶ約二百五十本のサクラは、筑波山をバックにより際立ち、平日でも花見を楽しむ人たちが多く見られる。
満開の時期は過ぎ、緑が目立つ木が見られるものの、風が吹くと花びらが舞い散る様子は独特の風情を醸し出し、つくばの春を演出している。
国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」(JEM)の船内実験室が十一日、宇宙開発事業団の筑波宇宙センター(つくば市)で報道陣に公開された。同実験室は来月二日に横浜港から米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターに海上輸送される。
同実験室は二〇〇六年七月、米スペースシャトルで打ち上げられる予定。NASAでは今年八―九月、米国の実験棟との間で電気や通信系統のやりとりがうまくいくか適合性確認試験を行う。
米国への輸送を前に、ISS計画に一九八四年からかかわってきた白木邦明JEMプロジェクトマネジャーは「やっとここまできた」と感慨深げ。「軌道上で組み立てシステムに火をともすまで開発は終わらない。最後の難関が待っている」と気を引き締めていた。
「甦れ、霞ケ浦、水はスポーツの源」「体験する福祉・ノーマライゼーションの実践」をメーンテーマとする第十三回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会(主催・土浦市など)があす十三日、土浦市の川口運動公園を発着とする霞ケ浦湖岸コースで行われる。今年は、フルマラソンの部に五千三百六十五人、十マイル(約十六キロ)の部に三千八百五十三人、五キロの部に九百三十一人の計一万百四十九人がエントリーした。
今年はスペシャルランナーとして元ノルディック複合日本代表の荻原健司さんが五キロB―1(全盲)クラスの内田勝久選手の伴走に初挑戦。昨年も参加したスキージャンプの船木和喜選手が五キロB―3(弱視)クラスの三上直人選手、
バルセロナ五輪銀メダリストの有森裕子さんは四年連続の参加で十マイルB―3クラスの坂之下一郎選手に伴走する。
このほか、伴走ボランティアランナーとして君原健二さん、
宇佐美彰朗さん、 中山竹道さん、 喜多秀喜さんら往年のランナーが出場し、大会を盛り上げる。
大会は各種目、年齢、男女別などで八十八部門に分かれる。フルマラソンは午前十時、十マイルは同九時五十分、五キロは同十時十五分にそれぞれスタートする。
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