2004年1月17日
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| ●行方3町の合併に合流 |
| 玉造町長が議会に意思表明へ |
| 玉造町の坂本俊彦町長は十六日までに、先行する麻生、
北浦両町の合併協議に合流し、行方三町合併実現に向けて町議会に意思表明する方針を固めた。
一方、小川町との合併を求めて昨年三月、住民発議した同町乙、
縫製業、篠本圭司さんが同日、行方三町か、
小川町との二町かの選択を求める住民投票を行うよう直接請求する署名活動の開始に向けて手続きを行った。
町から代表者証明の交付を受け次第、署名活動に入る。
この結果、行方三町合併が具体化に向けて動き出す一方で、
住民投票への動きが同時並行する形となり、
波乱含みで動き出すことになる。 坂本町長は来週にも町議会全員協議会を開催し意思表明し、 議会の意向を把握しながら、早急に行方三町合併協議会の設置の具体化に入りたい考えだ。 既に麻生、北浦、両町とは昨年暮れ、 主要項目について白紙に戻して三町合併協議を始めることで合意したと言い、 玉造町議会の議決を得れば一気に三町合併が具体化に向けて走り出すことになる また、坂本町長は十三日に小川町役場で伊能淑郎町長に会い、 改めて合併への対応について意見交換したことを明らかにした。 その席で伊能町長は昨年六月、玉造町からの住民発議に対して町議会に提案しない形で一連の手続きを終了させたことを改めて示し、 さらに、小川町議会の合併検討委員会が隣接町との合併可能性の調査を進めてはいるものの、 その結果について報告を受けていない現状も説明しながら 「それ以上、今、言える立場にはない」と述べたという。 このため坂本町長は、これをもって合併の意思がないものと判断し、 行方三町合併に向けて踏み出すことも併せて明らかにした。 伊能町長はこのやり取りを認めたが、「玉造町に対する合併の対応について、これまでの説明をしたまで」 と述べた上で、従来、主張してきた「小さな合併」 の対象から玉造町が外れるのかの記者の質問については明言を避けた。 また、合併検討委の席で説明を求められた場合 「その時期が来れば話す」と述べた。 ◇ ◇ 一方、「玉造町の町村合併に関する住民投票条例」 制定に向けて、篠本さんが署名活動に入るための請求代表者証明書の交付を町に申請した。 交付され次第、署名活動に入り、有権者の五十分の一、 二百二十四人以上の署名を集めて同条例設置を坂本町長に請求する。 篠本さんによると、自ら事務局を務める「玉造町の将来を考える会」 のメンバーらと、一週間程度で署名を集め、 二十六日ごろには四、五百人程度の署名簿を提出したい考えだ。 その後、二十日間の期限で町選管委が署名を審査し、 七日間の縦覧期間を経て本請求する。そして二十日以内に議会招集、 坂本町長が意見書を添えて提案し、審議入りする。 このため、三月定例会に間に合うかどうか、 微妙なところ。町議会の判断も現時点では微妙な情勢だ。 また、投票実現に向けては、審議過程での条例案の修正協議をはじめ、 具体化に向けた実務的な面での調整も必要となり、 時間を要しそう。 提出見通しの条例案では玉造町に住所を有する十八歳以上を対象に、 条例施行後、三十日以内の実施を求めている。 篠本さんは「十五日の小川町議会での五市町村(石岡市など)合併協議会設置議案の否決で見極めた」 と、小川町の石岡市など四市町村への対応を見極めた上での請求であることを明らかにした上で 「町民の意向は合併推進。現在、玉造町の合併対象は小川町か麻生、 北浦の両町しかない。選挙のたびに町長や議員の体制が変わる状況で町の将来をゆだねることは住民の理解が得られない」 と請求に至った経緯を述べ、この二つの選択肢のうちどちらかを選ぶ住民投票の実施を求めている。 坂本町長は「結果は見えないが、法に定められた請求であり、 粛々と進める」と、行方三町の合併協議と同時並行での展開となる見通しを示した。 |
| ●IT防災訓練初実施 |
| 常陸河川国道事務所を拠点 |
| 国土交通省関東地方整備局の関係事務所が整備している道路・河川管理用の公共情報通信基盤
(光ファイバーなど)を活用した「IT防災訓練」
が十六日、水戸市千波町の常陸河川国道事務所を拠点に実施され、
常陸河川国道事務所、下館河川事務所など同局職員、
県、水戸市、ひたちなか市の関係者ら約七十人が参加して、
災害時の被害状況の把握、情報伝達など迅速化を図った。
関東地方整備局では、阪神・淡路大震災をきかっけに、 二〇〇一年以降毎年この時期、関東の各地区で発生する恐れがある災害を想定し、 同局、自治体、放送通信メディア、住民らが参加して、 ITを活用した広域的な防災訓練を行っているが、 県内で独自に訓練を行うのは初めて。 これまで、県などの総合防災訓練の中では、 参加していたものの、〇二年に常陸河川国道事務所に整備した災害対策室の大型画面を使って、 改めて、実地訓練を通した職員の啓発、IT機器活用の問題点洗い出しを図った。 訓練は、前夜からの降雨で那珂川、小貝川が増水したところに、 本県沖でマグニチュード7・0、水戸、ひたちなか市で震度6強、 藤代町で震度5強の大規模地震が発生したと想定。 津波の影響で、那珂川下流域で洪水被害が出て、 国道6号の水戸大橋付近で浸水して通行止めになった、 として、午前九時に開始。 この日は、県内約七十カ所の国道や主要河川に固定式で設置され、 映像方向など遠隔操作できるCCTVカメラ、 国道51号に五十九カ所、国道6号に五カ所整備されている情報コンセントに、 八ミリビデオをつないだり、携帯電話を使ったメール通信で、 撮影した現地被害状況が分かるシステムを確認。 関東地方整備局や県河川課、常陸河川国道事務所常陸太田庁舎、 下館河川事務所などと結んでテレビ会議で情報交換した。 訓練後、本名一夫・常陸河川国道事務所長は、 「現地からの映像リポートでは状況説明の訓練がまだまだ必要だと分かった。 訓練にできるだけ多くの人が携わって、いつ誰が現地に行っても、 また通信機器を誰が操作しても対応できるようにしなければならない」 と課題を挙げ、今後も毎年訓練を実施したいと話した。 なお、衛星小型画像伝送装置(Ku―SAT) による被害情報伝送訓練もスケジュールとして予定していたが、 現場の条件が整わず、設置場所の問題や技術的にも課題を残した。 |
| ●ご神体の仮殿遷座祭 |
| 土浦の八坂神社 |
| 土浦市民の鎮守様として親しまれている、土浦市真鍋の八坂神社
(鈴木健一宮司・本間隆雄禰宜)で十五日夕、
八坂神社仮殿遷座祭が、約六十人の市民が見守る中で厳粛に執行された。
八坂神社は、応永年間の創建と伝えられ、最近発見された棟札によれば土浦城主・土屋相模守政直が元禄十三 (一七〇〇)年に再建したことが判明した。 長い歴史を持つ同神社は、二〇〇一年三月に同市指定文化財に登録され、 貴重な文化遺産とされている。 この日の遷座祭は、近年、同神社の社殿の老巧化が進み、 速やかな対策が求められることから、八坂神社社殿修復に向けた事業計画を策定して浄財を募っていた。 社殿修復の基金の準備も整い、二月から修復工事を行うために、 ご神体の須佐之男命(すさのおみこと)を本殿から仮殿へ遷座したもの。 式典は、本間隆雄禰宜の修祓(しゅうばつ) で始まり、開扉、祝詞奉上された後、ご神体は白い布で守られながら仮殿に遷座され、 工事が終了するまでの約一年半、ご神体は鎮座することになる。 |
| ●土浦の「水郷」新浴室 |
| 来月10月にオープン |
| 土浦市大岩田の国民宿舎「水郷」に建設中の入浴施設について、
同市の浴室検討委員会(座長・藤本明人助役)
は十六日、オープン日を来月十日にするとともに、
日帰り入浴客の料金を大人四百円(小人二百円)
とするなど、管理の細目を決めた。オープンを前に、
来月七日と八日には市民二百人を招待し、新しい入浴施設を一足早く体験してもらう。
新浴室は、「水郷」宿泊客の利用がメーンだが、 霞ケ浦総合公園を訪れる人にも利用してもらおうと、 日帰り入浴施設としても活用する。同市は年間二万人以上の日帰り入浴客を見込んでいる。 日帰り入浴料金は、昨年六月にオープンした市ふれあいセンター 「ながみね」が浴室と温水プールで三百円となっていることや、 民間のスーパー銭湯の料金も参考に設定した。 浴室は面積五百四十九平方メートルで、三百十四平方メートルを増築し、 二百三十五平方メートルを改築した。鉄筋コンクリート造り二階建てで、 一階に休憩室(和室、二十五畳)やトイレ、 ロビーなど、二階が浴室で、定員が男女各二十五人の浴槽、 脱衣所、洗い場などを備える。総事業費は約二億八百万円。 入浴施設は炭酸カルシウム人工温泉を導入して付加価値を高める。 日帰り入浴施設の利用時間は午前十一時から午後四時まで。 宿泊客の利用は午後四時半からになるが、宿泊客が少ないような日は日帰り入浴客に開放するといった弾力的な運用を行う。 水を抜いて清掃するため、日帰り入浴は毎週月曜日が休業 (祝日に当たるときは火曜日)となる。 宿泊客は午後四時半から午後十一時まで、早朝は午前六時から同九時まで入浴できる。 来月七日午前にオープニングセレモニーを行った後、 同日午後から八日午後にかけ、四回に分けて百組二百人を招待する。 申し込み方法は往復はがきに郵便番号、住所、 氏名、性別、電話番号、希望日・時間を記入し、 〒300・8686、土浦市下高津一の二〇の三五、 土浦市観光物産課まで。締め切りは二十九日 (当日消印有効)。結果は返信はがきで知らせる。 問い合わせは同課(電話029・826・1111内線2244) まで。 |
| ●登録文化財に真壁の4件 |
| 県内123件、うち同町71件 |
| 国の文化審議会(高階秀爾会長)は十六日、
いずれも真壁町の▽大森家住宅主屋(大森善次郎さん所有)
▽同家住宅長屋門(同)▽同家住宅石蔵(同)
▽密弘寺不動堂(宗教法人・密弘寺所有)―の四件を登録文化財に登録するよう小野清子文部科学相臨時代理に答申した。
これで県内の登録文化財は百二十三件となる。 大森家の主屋は木造二階建て約百十一平方メートルで、 大正初期の建築。製糸業者の店舗兼住宅で、 階高を抑えた町屋の姿は地域の景観上、欠かせない存在となっている。 長屋門も大正初期の建築。小規模だが特色ある形式で、 屋敷の表構えを構成する主要素となっている。 石蔵は長屋門の南に表通りに沿って建てられ、一九一七 (大正六)年の建築。特色ある構造と外観を持つ上質の蔵だ。 密弘寺不動堂は名水不動の名で地元に親しまれる真言宗寺院の小堂。 宝形造、桟瓦葺きで、正面に向拝を設け、内部は一室。 奥に須見壇、左右脇壇を造り付けるなど、整った姿が美しい。 真壁町内の登録文化財はこれで七十一件となり、 県内の登録文化財の六割近くを占める。町はまちおこしの一環として伝統的建造物群保存地区を目指し、 百件の登録に向け作業を進めており、今年度は同地区指定に向けた予備調査を実施している。 来月四日からは、「蔵の街・真壁のひなまつり―和の風第二章」 も始まる。三月三日までの一カ月間、登録文化財に指定された建物など、 古い町並みの中に、江戸時代から現代までのおひな様を飾る。 ひなめぐりマップも作成、町役場、中央公民館、 蔵布都、仲町休憩所に配備する。二十九日には流しびな、 土日・祝日には蔵布都と仲町休憩所で甘酒サービスも行う。 |
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