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2004年1月18日
センター試験始まる
県内5開場で1万2864人受験
二〇〇四年度大学入試センター試験が十七日始まり、 県内五会場で一万二千八百六十四人が受験した。 十八日までの二日間、計九科目が実施される。

県内の今年度の志願者は、前年度より二百八人少ない一万四千百二十一人 (男子八千百六十八人、女子五千九百五十三人)。 そのうち現役は76%の一万七百九十八人で、 現役高校生の志願率は前年度より0・7%多い34・7%となった。

実際の受験者数は、ほとんどの大学で入試科目となっている外国語の試験が午前九時半から実施され、 志願者の91%の一万二千八百六十四人が受験した。

試験会場は、前年と同じ水戸市の茨城大学と常磐大学、 阿見町の県立医療大学、つくば市の筑波大学、 龍ケ崎市の流通経済大学の五会場に分かれた。

このうち受験者数が最も多いつくば市天王台の筑波大学では六千八百五人が受験。 試験開始前には、受験生を送迎する父母の車で、 大学構内が渋滞となった。
●新撰組でまちおこし
資料館設置、顕彰碑建設も
幕末の歴史に名を刻んだ新選組。今年のNHK大河ドラマに取り上げられるなど、 例年以上にクローズアップされる中、初代局長の芹澤鴨と副長助勤の平間重助の出身地である玉造町では、 昨年から「新選組を創った男の町」と二隊士の名を記した青いのぼり、 隊の象徴の赤い「誠」の旗を作成。国道沿いに掲げ、 まちおこしを進めている。今後も「全国新選組サミット」 への参加や、新選組資料館の設置などを予定。 同町観光協会の飯田正義事務局長は「町をはじめ県内外に玉造町をアピールする絶好の機会。 また、町の人々にもこれを期に町の歴史に関心を持ってもらえれば」 と語っている。

◆2人の人物像
芹澤鴨は一八二六(文政九)年、上席郷士、 芹澤貞幹(さだもと)の三男として玉造町芹澤に生まれた。 幼名を源太と名乗った。

十代で北茨城市松井村の神官、下村祐斎の娘と結婚し、 名前を下村継次(としつぐ)と改名。十五歳ごろから郷校で医学を学ぶが、 尊皇攘夷の思想に傾倒、天狗党の前身の天狗組に参加した。

その後芹澤鴨と改名し、一八六三(文久三) 年に京都警護を目的とする清川八郎の浪士組に、 芹澤家の家来で、芹澤を剣の師と仰ぐ平間重助を誘い参加。 京都到着後、江戸に戻った清川に対し、残った芹澤、 平間、そして近藤勇たちと新選組を結成。近藤より格上の筆頭局長に推薦され、 治安維持に活躍した。

しかし、隊内で対立が激化。六三年九月十六日、 京都の八木邸で泥酔し寝入ったところを近藤派の土方歳三らに斬殺された。 当時三十八歳、遺体は京都の壬生寺に埋葬された。

一方、平間も芹澤が斬殺された同夜に急襲されるが、 逃れそのまま行方不明に。近年になって、故郷の芹澤に戻り一八七四 (明治七)年に五十一歳で亡くなったことが分かった。

芹澤の剣は神道無念流の戸ケ崎熊太郎に師事したもので、 免許皆伝・師範役の腕前。背が高く恰幅が良く、 色白。短気でわがまま、酒豪で怪力の持ち主だったという。

◆サミット参加へ
芹澤、平間の新選組隊士を押し出したまちおこし策は、 昨年一月、大河ドラマに新選組が決定したことを聞いた同町の行政関係者、 町史研究家などから声が上がった。

昨年度の町補正予算で四百五十万円を確保。 のぼりと旗を三百枚ずつ作成し、町内や国道355号沿い、 芹澤の生家近くに掲げ、アピールしてきた。

また、三月十三、十四の両日、土方歳三と近藤勇の出身地である東京都日野市や調布市をはじめ、 京都、福島県会津若松市など新選組ゆかりの地の商工団体などが共同で開催する 「全国新選組サミット」に参加。サミットはこれを皮切りに、 七月に京都、九月に会津若松市など、ゆかりのある地で開かれるが、 芹澤家の子孫が住む石岡市と共同で開催を計画している。

日野市のサミットで開かれるシンポジウムには坂本俊彦玉造町長も出席。 芹澤暗殺の中心だった土方の出身地・日野市の市長との意見交換も検討されている。

◆スポット確保
サミット開催地では、シンポジウムのほか各隊士の墓、 生家、資料館など関係スポットの見学ルートが整備されている。

しかし、玉造町には芹澤の生家以外、平間の墓石や両者に関する資料がほとんど現存していない。 これは両者の親族らが明治政府にテロリストの関係者と目されること避けるために廃棄したことも理由とされる。

これのため同町では「ゆかりの地」確保に力を注ぐ。 まず同町捻木のJAなめがた玉造グリーンショップ現原店を一年限定で 「新選組資料館」として改造。芹澤が金を借りる際にサインした借用書など数少ない資料のほか、 ドラマのスチール写真なども展示する。

また、二人の顕彰碑を、芹澤家の菩提寺の法眼寺に建てるため、 現在募金活動を進めている。

飯田事務局長と代々木栄久町商工会長は、関係者から得た今回のドラマの台本を、 二十話まですでに目を通している。

ドラマでは、芹澤を演じる佐藤浩市さんが二月上旬から登場する。 飯田事務局長は「二月までには資料館オープン、 顕彰碑完成を目指したい。また誘導板を各ポイントに設置し、 観光客の便利な回遊につなげたい」と意気込む。 佐々木会長は「準備期間は短いが、二月までに最善の努力をして、隊旗に違わず 『誠』のおもてなしをしたい」と話す。

◆寄せる期待
アピールも浸透し始め、昨年から同町には全国から歴史愛好家や観光客がツアーバスなどで訪れる機会が増えたという。 若い女性の姿も見られるようになった。「二十代の若いエネルギーが十数年で時代を動かした幕末。 同世代の人々が歴史に関心を持つきっかけになれば素晴らしい。 地元の歴史を見直すことにもなる」と佐々木会長。

一方、今回のドラマの主人公は近藤勇。見方によれば芹澤は悪役にも描かれかねない。 飯島事務局長は「番組プロデューサーは『芹澤は近藤が目標とする奥深い人物として描きたい』 と語っている」とし、「実際粗暴さと求心力を兼ね備えた魅力ある人物だったと思う。 そんな人間性に興味を持つ人々が来訪してくれることに期待したい」と力を込める。
●2月1日から全面禁煙−石岡市−
市の公共施設建物内
石岡市役所、市民会館、各公民館、図書館など、一部 「ふれあいの里石岡ひまわりの館」内の福祉レストランと湯上り談話室を除いた同市の公共施設すべてが、二月一日から建物内全面禁煙となる。昨年五月に施行された健康増進法に基づき、非喫煙者の受動喫煙被害防止対策として実施する。
同市役所ではこれまで、各階に喫煙所を設ける分煙方式をとってきた。しかし、健康に対する関心が高まり、 非喫煙者の受動喫煙による健康被害がクローズアップされる中で、昨年夏の職員アンケートでは九割を超える職員がたばこの煙を 「迷惑」と答えた。

また、隣接する美野里町が既に全面禁煙に踏み切っていることで、 横田市長が合併後も視野に足並みをそろえようと決断。 愛煙家だった市長自身もこれを機に執務室での喫煙を断ち、 たばこをやめたい考えだ。市議会も例外なく建物内の全面禁煙に協力してもらうことで了承したと言う。
●「霞ケ浦で何が」
KHVめぐりセミナー
「いま、霞ケ浦で何がおこっているか」をテーマに、霞ケ浦市民協会(堀越昭理事長)は十七日、土浦市中央の土浦商工会議所ホールで、「コイヘルペスウイルスと市民」と題した第一回のセミナーを開き、 水道水の第一人者である国立保健医療科学院水道工学部長の国包 (くにかね)章一氏と、元県内水面試験場長の浜田篤信氏の二人が講演した。 セミナーには約百五十人が参加、関心の高さをうかがわせた。

国包氏は「水道水源としての霞ケ浦の水」をテーマに、 世界の水系感染症の死亡者数に触れながら、 日本の水道の安全性を強調。残留塩素濃度の規制なども紹介し、 病原微生物による健康リスクの回避、微生物再増殖の抑制などの長所を挙げて 「日本では塩素消毒は義務になっている。現状でやめることは考えられない」 とした。

また、水道水が100%安全ということはあり得ないものの、 一般に日本の水道水は十分に安全であることも指摘、 「霞ケ浦の水も十分に安全だが、現状の汚染状況を考えると、 水道原水としては十分とは言えない。できれば使わない方がいい」 と問題提起した。

浜田氏は「霞ケ浦水産業に未来はあるか」と題して、 自身が草創期に霞ケ浦の網いけす養殖の普及に取り組んだ経緯にも触れながら講演。 一九七三年七月の酸欠によるコイ大量死なども挙げて 「漁業者の犠牲の上で水が飲めるようになっている」 とし、逆水門の管理による流動の促進、ヨシ帯の大規模な造成などを求めた。

また、今回のコイヘルペスウイルス以前にも、 一九八五年ごろに霞ケ浦・北浦で稚魚の大量死が発生しているほか、 九六年ごろには霞ケ浦町牛渡沖で網いけすのコイに穴が空く病気が発生し九八年ごろに霞ケ浦・北浦全体に広がったこと、 二〇〇一年十二月ごろには牛渡沖でテナガエビの大量死があったことなどを明らかにしながら、 時間がたてば終息して繰り返し発生していないことも紹介、 詳しい研究の必要性を強調した。

さらに、天然のコイはあまり死んでいないことに注目し、 その可能性として(1)天然にウイルスが入ったのはかなり前で、 天然コイは免疫を持った(2)感染したばかりで来年春から大量に死ぬ―の二つを挙げながら、 「調査しないといけないのに全量処分してしまっていいのか」 と問題点を指摘した。
●高校生が舞台で熱演
ひたちなかで関東演劇研究大会
第三十九回関東高等学校演劇研究大会が十七日、 ひたちなか市青葉町の市文化会館で開幕した。 東京、千葉、神奈川、山梨、静岡、茨城の一都五県から十三校が参加して、「生」 や「家族」、等身大の高校生をテーマに熱演した。 十八日は、残り六校が登場し、八月に徳島県で行われる全国大会出場校二校が決まる。入場無料。

出場校は、県大会から選ばれた各県二校に、開催県の本県から県立水戸一高、 私立霞ケ浦高、県立水海道一高の三校の計十三校がエントリー。一時間以内の上演で、内容はオリジナルでも既存の脚本でもよい。ただし舞台に立つのは演劇部員だけ。

審査はプロの演出家、俳優、舞台美術関係者など五人で、演技力や構成、台本など総合的に判断される。最優秀賞一校と、優秀賞受賞の四校のうちから一校が選ばれ計二校が全国大会に出場できる。

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