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2004年1月19日
有機農業に魅力
八郷町で新規参入者急増
県内の新規就農者が一九九四年度から増加に転じ、二〇〇三年度は百七十九人と七年連続増加している。このうち、実家が農家ではないサラリーマン家庭などから就農した「新規参入者」が、近年最も多いのが八郷町だ。

二〇〇〇年度から〇三年度まで四年間の新規参入者は計十三人で、県全体の二割を占める。参入者のほとんどが有機農業に取り組んでいるという。

県内の農家戸数が四十年前の六割の約十三万戸に落ち込む中、衰退する農業に打開策を見いだそうと、八郷町の有機農業の取り組みが関係者の注目を集め始めた。

■留学生が研究
なぜ八郷町に有機農業を志す若者が多いのか。昨年十月、八郷町の有機農業者に注目した研究論文がまとめられた。執筆したのは中国人留学生で、筑波大学大学院学生の閻美芳さん。閻さんは「若者を引き付けている魅力が何かを探ることで、農業の担い手問題を克服する鍵が見いだせるのではないか」と指摘する。

閻さんが着目したのは、八郷町の有機農業の歴史と、時代の流れにもまれる中で、有機農業の道を切り開いてきた農業者、魚住道郎さんの生き方だ。魚住さんは現在、日本有機農業研究会理事を務める。

■主体性回復
同町の有機農業の歴史は、一九七四年に東京の消費者が安全な食べ物を求めて、同町柿岡に消費者自給農場「たまごの会」を建設したことに始まる。水俣病など公害問題が大きな社会問題となっていた時代で、魚住さんは創設者の一人だ。

「たまごの会」はその後分裂し、魚住さんは農場を出て独立。一人の農業者として八郷町に定住した魚住さんが、町に有機農業を広めることに大きくかかわった。地元農家のほか、研修生を受け入れるなどして有機農業を広めたほか、消費者と直接提携して野菜を届けるなど新しい生産・流通スタイルを実践。さらにサッカー少年団の監督を務め、積極的に地元住民との交流を図った。

閻さんは、魚住さんの農業と、地域住民との交流の実践が、主体性を回復した農業生産者の在り方として、有機農業を志す若者に「農業は楽しい」という魅力を与えている、とみる。

魚住さんは「農産物を自分の手で作り、自分の手で販売して、生活と生産の自立を確立することが主体性。ぼくらの存在が、これからの農業を支える底辺の核になるのでは」と話している。

●つくば市長選、藤沢氏出馬表明
つくば市長を囲む「新春の集い」で
今年十一月のつくば市長選を前に、「つくば市長を囲む『新春の集い』」(藤沢まさかず後援会、藤友会主催)が十八日、つくば市内のホテルで開かれ、市長の藤沢順一氏が「市発展の基盤をしっかりつくってきたが、まだまだやらなくてはならないことが残っている。十一月には市民の審判を受けるつもり」と述べ、集まった約千二百人の支持者を前に改めて三期目の出馬を表明、支持を求めた。

集いには、地元選出の塚田規夫県議と兼平英雄市議会議長ら市議二十数人が出席。ほかに染谷清県議、川口三郎県議が駆けつけた。市長選で動向が注目されている別の地元県議は、ほかの新年会などが重なり欠席した。

挨拶に立った藤沢氏は「これまで条例、規則、規程合わせて二百六十つくり、まったく新しい事業を二百六十二立ち上げた。前例を踏襲しない、改革一本でいくんだと仕事を進めてきた。その結果、市役所の利便性は、全国六百九十七自治体の中で、以前は四百三十位前後だったものが、四十六位になった。わずか三年か五年のうちで相当改革が進んできた」などと二期の実績を強調。

さらに「つくばエクスプレス沿線開発が進んでいる。開発の波及効果について、周辺農村地区の発展も真剣に考えていかなくてはならない。平和で富み栄える理想郷をつくばにつくりたい」などと話した。

●第1回外燃カーコンテスト
土浦工業高校・理科研究部主催
土浦市真鍋六丁目の県立土浦工業高校(石川義男校長)で十八日、理科研究部(大谷佑介部長)主催の「Steam&Stirling 第一回外燃カーコンテスト」が開かれ、自作の外燃機関を搭載した車のスピードやアイデアなどを競い合った。高校生だけでなく、小学生や一般も参加。地域の住民も見学に訪れていた。外燃機関だけのコンテストは全国的にも珍しいという。

外燃機関は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関と異なり、蒸気機関やスターリングエンジンなどを指す。スターリングエンジンは密閉された気体を外部から加熱したり冷却する圧力変動を利用して動力を取り出す仕組みで、クリーンで熱効率のいいエンジンとして注目されている。作動原理が単純で理解しやすく、熱力学の教材としても役立つ。

コンテストは、もの作り技術と問題解決能力の向上を図るとともに、青少年の科学や技術に対する関心を高めようと開催。ノーマルサイズ(幅四十a以内)十六台、ミニサイズ(幅百五ミリ以内)十台の計二十六台がエントリー。小中学生、高校生、一般の三部門で競った。出走直前に動かなくなったり、途中で止まるなどアクシデントも多かったが、車が動くたびに見学者から声援が送られた。

同部顧問の小林義行教諭は「開催できてよかった。十二月になって急きょ決まったので、宣伝も準備も足りず、今回は理科研究部の卒業生らに協力してもらったが、地域の住民も見学してくれるなど、成果はあったと思う。来年の二回目はしっかり準備したい」と話していた。

●連続3件幼稚園荒らし
潮来市内の幼稚園、保育園
潮来市内の幼稚園、保育園、合計三園で十七日午後から十八日午後にかけて、職員室や事務室が荒らされているのが見つかり、麻生署で同一犯による連続窃盗事件の可能性もあるものと見て捜査している。

調べによると、荒らされたのは▽潮来市須賀、小羊保育園(平山豊治園長)▽同市徳島、日の出保育園(塙信一園長)▽同市日の出四丁目、慈母幼稚園(橋本隆園長)の三園。

いずれも閉園した十七日昼過ぎから十八日朝から午後にかけて発見されるまでの間に、ホールや出入り口の窓ガラスが破られ、事務室や職員室が荒らされた。小羊幼稚園では事務所引出しから現金三千五百円、日の出保育園では事務所更衣ロッカーから現金三万円が盗まれ、慈母幼稚園では窓ガラスが破られただけで盗まれたものはなかった。

手口が同様なことや、三園とも同市南部にあることなどから、同一範による連続窃盗の可能性もあり、同署で調べている。

●大寒恒例みそぎ修行−鹿島神宮
無病息災などを祈願
鹿嶋市宮中の鹿島神宮にある御手洗池(みたらしいけ)で十八日、恒例の大寒みそぎが行われ、下帯び姿や白装束に身を包んだ参加者が入水し、一年間の無病息災などを祈願した。

今年で十八回目。神職がみそぎをしたという同池に入ることで、今年一年の病気や厄を払うほか、様々な思いを祈願する行事として親しまれる。同日は上野貞文宮司や神職、公募で集まった一般の男女、県立神栖高校の剣道部員ら百五人が参加した。

気温五度という寒さの中、参加者は神職の号令のもと、準備運動にあたる鳥船行事を実施。「イーエ、エーイ!」と勇ましい掛け声とともに、舟を漕ぐような運動で体を温めた後、一人ひとり入水していった。体を震わせながらも肩まで水につかり、大祓詞(おおはらえのことば)を唱え、それぞれの願いを託した。

初めて参加した神栖高校二年の剣道部員、山本恭平さんは「予想以上に水が冷たくて驚いた。剣道部全体がまとまり、強くなれるよう願った。今後も一層努力を重ねたい」と誓いを語っていた。

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