2004年1月20日
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| ●医療無料化、対象を未就学児全体へ−土浦市長 |
| 市庁舎窓口、休日開庁も |
| 土浦市の中川清市長は十九日の市議会全員協議会で、新年度の予算編成に向けた基本的な考えとして、幼児医療費無料化の対象年齢を未就学児全体に広げるとともに、市民サービスの向上を図るため、窓口の休日開庁などを行う考えを示した。幼児の医療費助成は、昨年七月に五歳未満児まで無料化されたが、これを一年余り引き上げる。県内の市では、潮来市が二〇〇一年度から未就学児を無料化しているが、財源負担から実施が難しいとされる人口十万人以上では初めてとなる。 中川市長は新年度の市税収入の見通しについて、法人市民税は一部業種に明るい兆しが見え、固定資産税も家屋などで若干の伸びが見込めるものの、個人市民税やたばこ税が減収となることから、全体としては今年度当初(二百一億千九百万円)並みの微増と予想。 半面、少子・高齢化社会への対応や生活関連事業の整備に伴う行政需要が増大する一方、国や県の制度改正に伴い、市町村の負担増が求められるなど「財源の確保は例年になく厳しい」中、これまでにない大胆な事業の見直しや効率化、柔軟な財政運営に取り組む必要がある、と強調した。 中川市長は昨年十一月の市長選で公約に掲げた「日本一住みやすい・新しい土浦」を目指し、「七つの基本政策を着実に進めたい」として、 ▽安全・安心な地域社会を創出するための自主防犯組織の育成 ▽窓口の休日開庁 ▽乳幼児医療費助成対象年齢の引き上げ ▽中心市街地活性化を推進するためコミュニティバスの運行、新図書館建設 ▽中学生の寄宿舎体験の推進 ▽南部地区児童館整備 ▽消防緊急通信指令施設整備―などに取り組むとした。 乳幼児医療費の助成拡大は、少子化対策として子育て家庭の負担軽減を図るのが目的。県は三歳未満までを補助対象としているが、市町村段階でこれに上乗せして補助対象年齢を拡大している。土浦市は〇二年度に四歳未満児まで、〇三年度に五歳未満児までと段階的に広げてきた。 全協では議員から、公債費削減計画の策定、土地開発公社や住宅公社の見直し、土浦市駅東への国・県の合同庁舎建設、神立駅周辺の整備、霞ケ浦に遠浅の砂浜を整備するための調査・研究、小中学校で一学級三十人以下にする、三月で閉鎖予定のサンレイク土浦の活用―などの要望が出された。 |
| ●高卒者、就職面接会 |
| 低い内定率打破目指し |
| 今春、県内の高校を卒業し、就職を希望する生徒のため、新規高卒者就職面接会が十九日、水戸市内のホテルで開かれた。ここ数年、高卒者の就職内定率が、100%割れしているため、少しでもサポートしようと、県経営者協会や茨城労働局などが主催。この日は、五百人近い高校生が、参加企業八十六社と面接した。 会場のホテルレイクビュー水戸には、県内就職を希望する高校三年生が、五十九校から四百九十人(男子百八十一人、女子三百九人)、求人を募集する企業八十六社の関係者が集まった。 学校側には求人のある企業と職種など、企業側には生徒の居住市町村と資格、セールスポイントなど、関係資料を渡しており、企業側が面接した生徒を、あらかじめリクエストする例も。 さらに、それぞれが希望する企業の机に並んだが、人気のある会社には行列ができる一方、手持ちぶさたの企業もあり、雇用のミスマッチ解消は難しいようだ。 日立市久慈町四丁目の明秀日立高商業科三年、関山あゆみさんは、日立会場に続いての参加。「面接したのはきょうと日立で四社。人と話すのが好きなので、事務職なら受付でもいい。家が近いので、日立の会社に入れれば…」と話していた。 ■県内全域で取り組み 新規高卒者就職面接会は、鹿島地区で四年前、日立地区で三年前から開いてきたが、就職内定率の悪化が全県に及び、長期化しているため、昨年度から県内全域で取り組み始めた。 今年度は、昨年十二月四日に、大宮職安管内が単独で開き、今月に入ると、十五日に常陸・高萩・常陸太田地区の合同、十六日に土浦・石岡・竜ケ崎地区が合同で開催。この日は、水戸・笠間地区合同開催となった。 この後、二十一日には鹿島・鉾田地区が、神栖町の鹿島セントラルホテルで、二十三日には下館・古河・下妻地区が、下館市の三の丸ホテルで開催予定。いずれも、午後一時半から四時となっている。 六会場に参加し、求人募集する企業は約三百六十社で、求人件数は四百四十七件、人数は一千五百四十八人となっている。参加する生徒は一千九百七十二人。 求人を求職が上回っているが、水戸会場に参加した生徒は四百九十人。参加予定は六百三十四人で、うち百四十四人は、既に就職が内定して不参加。労働局、職安など関係者は、内定率100%確保に期待をつなぐ。 |
| ●養殖コイきょうから処分−KHV病感染問題 |
| 焼却、埋却3月までに全量 |
| 霞ケ浦と北浦の養殖ゴイがコイヘルペスウイルス(KHV)病に感染し大量死した問題で、養殖業者は二十日から、持続的養殖生産確保法に基づくコイの処分を始める。処分は焼却、埋却の両方法が用いられ、全五十八業者は三月末までに全量の処分を行うことになる。 処分は個人、または組合単位で行われる。焼却処分では、湖から引き上げたコイを数百キロ単位で袋詰めにし、焼却施設へ運搬する。 この後、施設内に設置された軽量機で袋の重さを測り、損失見積もりを確認。県へ申請して初めて補償を受けることになる。 |
| ●水戸黄門の遺産を製品化 |
| 笠原水源の水をペットボトル化 |
| 水戸黄門ゆかりの笠原水道―。水戸市は現在も市民ののどを潤すその水を、ペットボトルとして製品化した。製品名は、その名も「水の都・水戸水戸黄門さんの名水」。市水道部が発案した。歴史的遺産を顕彰し、観光PRにも活用したい考えだ。将来的には有料販売も検討していくという。 「黄門さんの名水」は、市内米沢町の笠原水源から採取し、五百ミリリットルのペットボトルに詰めた。ボトルには、水戸黄門のキャラクターを使用。笠原水道の歴史も書き込んだ。 とりあえず、一年分として二万本を製造。水道水ペットボトル化は、日立市に次いで県内二例目。二月からの梅まつり、八月の黄門まつり、市産業祭などで、市観光協会が無料で観光客に配り、市の防災訓練や会議でも、お茶の代わりに使いたい考えという。 使用するキャラクターは、テレビの姿を基本に愛らしくデフォルメしたイラスト。以前、市が公募したエッセイ集用に外注し、その後も缶バッジなどに使ってきた。今後も、観光のシンボルに用いたいとする。 笠原水道は、テレビ時代劇「水戸黄門」でなじみの二代水戸藩主の徳川光圀が、一六六三(寛文三)年、笠原不動谷のわき水を水源として開発。国内の水道では十八番目に当たる。 下市地区の農家は当時、水不足と汚れに苦しみ、見かねた光圀が開発に着手。一年半かけて十一キロを石と木、竹の暗きょを使って整備した。当時、全国の多くが水路式だったのに対し、暗きょを使用した例は珍しかった。 水戸市の水道水は現在、楮(こうぞ)川ダムが主ながら、笠原水源の今も市民ののどを潤している。水源地の一角には、「浴徳泉」の石碑が建つ。九代藩主の斉昭が建立。八代藩主の斉脩の詩(先君の徳に浴する)が記されている。 江橋勇・水道事業管理者は「今もお茶やコーヒー用に、源水をくみにくる市民が少なくない。加藤浩一市長は、観光を市政の柱にしているし、観光面でもバックアップできれば。毎年二万本を作り、好評なら有料販売も検討したい」と話している。 |
| ●ロック・ジャケット展が好評開催 |
| エルビス・プレスリーやビートルズの懐かしいジャケットも |
| 「ロック・ジャケット展―31.3cm四方のデザインが語る時代と音楽」が、取手市桑原のキリンビール取手工場内のビアパーク取手ゲストホールで開かれている。芸術文化支援活動の一環で、昨年からキリンビールの各工場を巡回しているが、関東では初の開催となった。会期は三月七日までで、入場無料。 ロックンロールは音楽の単なる一分野にとどまらず、グラフィック、ファッション、ライフスタイルなどにも大きな影響を与えた、二十世紀最大のカルチャー。レコードジャケットでも、アンディー・ウォーホル、横尾忠則などのアーティストが手掛け、サイケデリック、パンク、テクノなどファッションにも大きな影響を与えた、芸術性の高い作品も少なくない。 金沢工業大学PMC(ポピュラー・ミュージック・コレクション)は今はほぼ生産されなくなってしまった十四万枚を超えるアナログ・レコードを所蔵。この中から、特に芸術性の高い作品約千二百点を厳選して、そのジャケットを展示している。 エルビス・プレスリーやザ・ビートルズ、ローリング・ストーンズなど、懐かしいアーティストのジャケットがずらりと並び、ビートルズ世代などにとってはこたえられない展示となっている。 ソニースーパーオーディオCDリスニングスペースも設けられ、アナログ・レコードそのものは聞けないものの、CDで迫力ある音楽も楽しめる。 問い合わせは、ビアパーク取手(電話0297・72・8300)まで。 |
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