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2004年1月31日
●土浦湖北、センバツ初出場
創部21年目で達成
創部二十一年目で初の甲子園へ―。三月二十三日から阪神甲子園球場で開幕する第76回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が三十日、 大阪市北区の毎日新聞大阪本社で開かれ、秋の関東大会で優勝した土浦湖北など全国三十二校が決まった。 これで本県からの選抜出場は七年連続となった。
 
選抜初出場の土浦湖北は、昨夏の県大会ではノーシードながらベスト4まで進出。 秋の新チームでは、右の速球派・須田幸太投手 (二年)を中心にした守りの野球で秋の県大会で初優勝。
 
県大会の勢いをそのままに、埼玉県内で開催された関東大会でも、 初戦の市立柏(千葉)に10―2と七回コールド勝ちすると、 準々決勝の埼玉栄に6―4と競り勝ち、準決勝の甲府工 (山梨)では接戦の末、1―0で勝ちセンバツ出場を当確にし、 迎えた決勝戦では拓大紅陵から初回に一挙7点をたたき出し8―4で快勝。 関東大会も初制覇した。
 
一九八三年に開校した土浦湖北は男女共学の県立校。
 
野球部は開校同時に発足し、九五年に秋の関東大会初出場したが、 惜しくも準々決勝で敗退。二〇〇一年に就任した小川幸男監督からチームはメキメキと力を付け、 創部二十一年目で春夏通じて初めて甲子園出場を成し遂げた。
 
ナインは三月十三日大阪に向け出発する。組み合わせ抽選会は三月十五日。

●癒しロボット「パロ」
つくばの産総研が開発
産業技術総合研究所(つくば市)の柴田崇徳主任研究員が開発した癒やしロボット 「パロ」が、今年秋ごろ、一体三十万円程度で実用化される。 三十日につくば市のつくば国際会議場で開かれた 「技術交流inつくば2004」(筑波研究学園都市研究機関等連絡協議会主催) で「人間と共存するロボット」と題した講演会とパネルディスカッションが開かれ、 明らかにされた。
 
パロはアザラシ型のロボットで、体長約五十七a、 重さ約二・七キロ。白い毛で覆われ、ぬいぐるみのようだが、 なでたり、抱いたり、名前を読んだりすると、 「ミャー」と鳴いて応えたり、首を動かして目を開いたり閉じたりする。 昨年、ギネスブックで「世界一の癒やしロボット」 として認定された。
 
講演会では、パロの癒やし効果について、高齢者施設で実証された研究データなどが報告。 終了後、会場は本物のパロを触ろうと、大勢の人だかりができた。
 
高齢者施設のほか、不登校児童の施設など福祉や教育分野での利用が期待されている。


●雨引観音で防火訓練
小学生ら120人が参加
「雨引観音」として地域の信仰を集める大和村本木の雨引山楽法寺 (川田聖定住職)で三十日、地元の小学生らを含む約百二十人が参加して重要文化財防火訓練が実施された。
 
雨引観音は真言宗豊山派の名刹で坂東二十四番札所、 自然景観に恵まれて参拝客も多い。本尊の観音像は国指定重要文化財、 多宝塔など四つの建造物が県指定文化財になっている。
 
このため、寺では自衛の消火設備や防火活動に力を入れ、 消火栓を整備した二十年ほど前から文化財防火デーに合わせて、 貴重な文化財を守ろうと地元の協力を得て、 大掛かりな防火訓練を実施している。
 
今回は本堂からの出火想定で訓練に入り、筑西広域消防大和分署や村消防団、 寺の自衛消防団員らが消火活動に当たった。 多宝塔に向けての放水やカーテン状の水幕ホースによる消火活動も行われた。
 
その後、境内では地元の雨引小学校六年生児童三十五人や同寺職員らが、 実際に消火器を使って消火訓練を体験。実際に小さな木の小屋を燃やし、 素早い連携で消火するバケツリレーにも挑んだ。
 
雨引観音は、節目となった第五十回文化財防火デーの今月二十六日、 文化庁・消防庁から「長年にわたって文化財防火に尽力してきた」 として、鹿島神宮とともに文化財防火功労賞を受賞した。

●高畠俊日立市助役が突然死
運転中、ガードレールに衝突
日立市内で二十九日深夜、同市の高畠俊(たかばたけ・しゅん) 助役が運転する乗用車が道路わきのガードレールに衝突し、 高畠助役は搬送先の病院で死亡した。日立署は 「病死の疑いもある」として、行政解剖で死因を特定する方針。 一方、突然の「助役死亡」の知らせを受けた市役所では、 朝から重苦しい空気につつまれていた。
 
同署の調べによると、高畠助役は午後十一時二十五分ころ、 同市会瀬町一丁目の国道245号を南方面に向かって走行中、 センターラインを越えて道路右側のガードレールに衝突した。
 
現場は見通しの良い直線道路。事故を目撃したタクシー運転手の証言もあり、 助役の乗用車は事故直前、遅い速度でふらつくように走っていたという。 衝突現場の六十メートル手前でも一度、左側のガードレールに接触した痕が確認されている。
 
これを裏付けるように、現場にはブレーキ痕がなかったものの、 車の損傷は比較的に軽く、シートベルトを締めていた助役に外傷はなかった。
 
しかし、事故直後は意識がなく、午前一時二十分、 市内の病院で死亡を確認。こうした経過から、 関係者からは「運転中の突然死」が指摘されている。
 
高畠助役は現在二期目。東北大法学部を卒業後、 証券会社を経て市役所入り。主に企画、都市計画畑を歩み、 ボンベルタ伊勢甚の進出に伴う二十年前の神峰再開発や、 日立駅前再開発事業に尽力した。
 
中でも開発面積十二・五ヘクタール、官民含めた総事業費一千二百億円の駅前事業では、 都市拠点整備に大きく貢献。二十万都市では全国でも前例のない大型事業だったが、 中心的役割を果たしながら成功に導いた。
 
今年三月の任期満了を目前に控えた突然の悲報に、 樫村千秋市長は「行政全般に明るい『市役所の顔』 的な助役だった。十王町との合併が最後の仕上げの段階にきて、 誠に残念」と沈痛な表情で語っていた。
 
死因は大動脈解離による病死と判明した。

●フクロウ、森に帰る
けが回復、児童ら放鳥
今月七日、鉾田町野友の町立野友小学校(軍司秀幸校長) 隣の雑木林で、けがのため飛べない状態で発見され、 県鳥獣センターで保護されていたフクロウが回復し、 二十九日に同校児童や職員、県鳥獣センター、 町職員らが見守る中、捕獲された森に放鳥された。
 
このフクロウは体長五十aのメス。尾骨を骨折し地面でもがいているのを、 雑木林で作業中の戸田隆さんが発見、町に届けた。
 
戸田さんやこれを知った同校児童から「傷が回復したら、 里山に返してあげたい」との声が上がったため、 町では町内の動物病院に治療を依頼。その後、 半月ほど鳥獣センターで保護され、回復が待たれていた。
 
フクロウはオガクズが入ったダンボール箱に移され、 鳥獣センターから同校まで搬送された。一年生から六年生までの代表の児童六人と学校職員、 町職員らが待ち構え、到着後、ダンボールが開かれフクロウの姿が現れると、 児童らは初めて見る姿に歓声を上げた。
 
人の多さから脅えて、飛び立つ気配はなかったが、 箱の外に出ようとする仕草を見せた直後にはばたき、 雑木林へと消えていった。
 
児童らは驚きの表情を見せつつ「元気でまたもどってきてほしい」 と話していた。


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