header
2004年2月11日
中村元建設相が仮出所
ゼネコン汚職で服役
ゼネコン汚職であっせん収賄罪に問われ、懲役一年六月、追徴金一千万円の実刑判決を受けて服役中だった中村喜四郎元建設相が十日、仮出所した。刑期満了は六月だが、服役態度に問題がなかったためとみられる。
 
関係者によると、元建設相は栃木県の黒羽刑務所を出所。茨城県内の自宅兼事務所で昼食を取った後、東京に向かった。やややせた様子だが、元気で声に張りもあったという。
 
最高裁は昨年一月、元建設相側の上告を棄却。国会法と公職選挙法の規定により議員の職を失い、二月に収監された。
 
確定判決によると、中村元建設相は建設業界の談合組織「埼玉土曜会」を告発しないよう公正取引委員会に働き掛けてほしいと請託を受け、一九九二年一月、大手ゼネコン「鹿島」元副社長清山信二被告=有罪確定、茨城ルートで公判中=から一千万円を受け取った。
 
元建設相は七六年、衆院初当選。公判中に二回あった選挙にも立候補して九選を果たしていた。

●人権啓発センターを整備
県が推進基本計画策定
県は十日、長期総合計画などを人権の視点で補完する県人権施策推進基本計画を策定した。 人権施策を総合的に推進するための指針で、 啓発や相談、研修などの活動の拠点施設となる人権啓発推進センター (仮称)の整備などを盛り込んだ。同センターは新年度に具体的な検討を進める予定で、 県庁内にスペースを確保する形で二〇〇五年四月の開設を目指す。
 
同計画は、「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」 (二〇〇〇年十二月施行)で策定を求められたもので、 国は〇二年三月に「人権教育・啓発に関する基本計画」を策定。 人権問題が複雑、多様化する中で、総合的な人権施策の推進が求められていることが背景にある。
 
策定に当たっては〇二年度に庁内の人権施策推進会議で骨子案を検討。 今年度は有識者らで構成する人権施策推進懇話会を設置して意見をもらい、 途中で県民から意見も募集しながらとりまとめた。
 
計画は「『誰もが健やかに暮らせるやすらぎに満ちた社会』 の実現」を基本理念に、拠点施設として人権啓発推進センターを位置付けたほか、 (1)女性(2)子ども(3)高齢者(4)障害者(5)同和問題(6)外国人(7)ハンセン病・HIV感染症など疾病にかかる人権問題(8)犯罪被害者等(9)罪や非行を犯した人(10)インターネットにおける人権問題―の十分野を重要課題として網羅し、 課題別に施策の推進を図る。
 
同センターでは啓発や研修事業の拡充を図るほか、 相談事業では、各分野別の相談機関との連携により、 一カ所で済むワンストップサービスで対応するなど、 県民の利便性に配慮することにしている。
 
県人権・同和対策室は、国などの計画で掲げる 「刑を終えて出所した人」に限定せず、「罪や非行を犯した人」 と範囲を広げて更生の支援に向けた取り組みを盛り込んだのが特徴、 としている。

●「体調回復しました」
木内幸男氏が講演−土浦−
昨夏の甲子園で全国制覇し、惜しまれながら引退した常総学院前野球部監督の木内幸男氏の講演会が十日、 土浦市内のホテルで開かれた。
 
病に倒れ療養生活を送っていた木内氏だったが、 体調はすでに回復し、元気な姿で会場に現れた。 テレビ中継で人気を博し、茶の間でもすっかりなじみとなった木内節で、 会場を沸かせた。
 
講演会は、市内の事業所などで構成する土浦法人会土浦地区会の主催。 参加した約百人の経営者らを前に木内氏は、 「この講演会は大会終了後に決まっていましたが、 病気でキャンセルしていました」と説明。
 
その上で、「すっかり体調は回復しましたが、 筋肉が落ちてしまったので毎日一時間は歩いています。 おかげで監督時代よりも太ももの筋肉が付きすぎてしまいました」 と笑顔で話した。
 
常総学院と同じ時期に創立した土浦湖北の選抜出場について、 木内氏は「(土浦湖北の)小川監督は『関東大会で優勝するぞ』 と言って優勝したんだからすごい。茨城の高校野球レベルも高くなった」 と感想を述べた。

●締め切り直前、2人辞退
麻生町議選、無投票で決まる
任期満了に伴う麻生町議選(定数一八)が十日告示され、 二十人が立候補を届け出た。しかし、締め切り直前に現職二人が立候補を辞退したため、 無投票で新議員十八人の当選が決まった。
 
同町選管によると、同町議選の無投票は一九七六年以来で、 告示日にいったん立候補を届け出た候補者が辞退し、 無投票で決定したのは極めてまれだという。
 
新議員は現職十三人、新人四人、元職一人、 全員が無所属。今回から定数が二減され、告示日まで二十人が立候補を表明しており、 二人超の少数激戦が予想されていた。
 
町選管によると、辞退した二候補者は、一人が代理人、 もう一人は本人が立候補を届け出た。しかし午後四時五十五分過ぎ、 相次いで候補者本人が町役場を訪れ、立候補の辞退を申し出た。 辞退理由は、一人は健康上の理由、もう一人は一身上の都合という。

●「梅桜橋」の開通式
橋本知事や加藤水戸市長ら出席
梅の名所・水戸市の偕楽園公園と、隣接する桜山 (同市見川町)を結ぶ梅桜橋(第二偕楽橋) の開通式が十日、橋本昌知事、加藤浩一水戸市長ら関係者約百人が出席して桜山側の公園内で行われた。
 
記念式典で、橋本知事は「約三百ヘクタールの規模を誇る偕楽園公園を、 中心市街地の公園として整備している。二十日から水戸の梅祭りが開幕するが、 梅桜橋の開通で園内の一体性、回遊性がさらに拡大され、 観光客にも喜ばれると思う」とあいさつ。
 
加藤水戸市長木本信男県議(県議会・土木委員長) らが祝辞を述べた。
 
この後、橋本知事、加藤水戸市長、鈴木孝治、 川津隆の両県議らがテープカット、西野虎之介水戸商工会議所会頭、 和田光弘水戸観光協会長、村田實県観光協会副会長らがくす玉割りをして、 同橋の開通を祝った。
 
渡り初めの後、流れ解散したが、地元見川小学校児童五十七人による金管バンドの演奏が式典に花を添えた。
 
開通した梅桜橋は二〇〇二年七月、建設工事に着手。 偕楽園本園と公園南側の桜山地区を跨線歩道橋で結び、 橋長は六十一メートル、偕楽園、桜山の両地区にエレベーター各一基 (計二基)を配備し、幅員三・五メートルの歩道橋を整備した。
 
同橋の開通により、観梅シーズンに偕楽園を訪れる約百八十万人の観光客は、 偕楽園本園のほか千波湖公園や桜山側の田鶴鳴梅林、緑地などを自由に散策できるようになる。


headlinenews

このページのTOPへHOME