2004年2月14日
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| ●県税8.8%増 3030億円 |
| 県、新年度予算案を自民に説明 |
| 県は十三日、水戸市大町の県公館で、自民党県連
(山口武平会長)幹部との懇談会を開き、第一回定例県議会に提出する新年度予算案などの概要を説明した。
それによると、一般会計の予算規模は前年度当初比0・8%減の一兆四百億円程度と三年連続のマイナスとなった。
県税は大企業の法人税の伸びなどにより、8・8%増の約三千三十億円と増えるものの、 国の三位一体改革の影響などで、地方交付税は11・3%減の約千八百三十億円、 臨時財政対策債は27・1%減の約四百三十億円と大幅に減少。 基金からの繰入金は73・1%増の約三百二十億円と苦しい財政事情となっている。 歳入では、三位一体改革の税源委譲で義務教育費国庫負担金の税源委譲予定特例交付金が約五十四億円、 所得譲与税が約五十億円増える。県税などを含めた一般財源は約六千六百十億円と前年度当初比2・5%増となった。 歳出では、人件費が2・6%減の約三千四百億円、 公債費が3・8%増の約千三百二十億円など義務的経費は0・7%増の約六千三百十億円。 投資的経費は6・5%減の約二千五十億円、 一般行政費は地財計画の4・1%増を大幅に下回る0・7%増の約二千四十億円にとどまった。 特別会計も含めた公共事業をみると、国補公共は3・8%減の約千四百十億円、 県単公共は4・9%減の二百九十億円になった。 主な新規事業では、常磐自動車道友部サービスエリアにETC専用インターチェンジを設置するための調査▽いばらき就職支援センター設置▽漁協合併再編整備対策貸付金▽ノンステップバス導入を促進する 「らくらく乗り降りバス普及促進事業」▽小児の初期救急医療の拡充を図るための夜間電話相談の実施―などが盛り込まれた。 提出条例では、県産業活性化推進条例の制定、 鹿島工業用水道の料金値下げのための条例改正、 高校授業料を年額十一万五千二百円に値上げするための条例改正―などを予定している。 |
| ●名実とも市民球団に |
| FC水戸、支援持株会が筆頭株主に |
| サッカーJ2の水戸ホーリーホック(FC水戸)
を市民レベルで支援するために発足した支援持株会が、
このほど正式にFC水戸の筆頭株主となった。
十三日に水戸市梅香の球団事務所で会見した支援持株会の代表の助川和夫理事長は、
「これまで以上にホーリーホックが市民から親しまれ、
そして魅力ある強いチームになって欲しい」
と語り、名実ともに市民球団となったFC水戸の今季の活躍と、
さらなるクラブ発展に期待を寄せた。 支援持株会は一般のサポーターなどの市民や企業・団体から、 一口一万円以上の拠出金を募る形で昨年九月二十六日に設立された株式会社。 集まった拠出金の90%をFC水戸に出資し、 クラブ側もこの出資金でチーム強化や経営安定などを図る。 昨年の十月から募集を開始し、今年一月中旬までに千三百八十三人、 二千九百三十一口の申し込みがあった。集まった拠出金のうち二千五百万円をクラブに出資。 その結果、六割の株式を保有し支援持株会が筆頭株主となった。 FC水戸は支援持株会からの出資により増資を行い、 今月七日に資本金四千百二十五万円(新株発行前千六百二十五万円) のクラブとなった。 現在、Jチームで市民による持株制度を導入しているのは、 J2の札幌と川崎があるが、持株会が筆頭株主になるのはFC水戸が初めて。 FC水戸の小林寛社長は、「出資金で戦力強化や経営を安定し、 地域に密着した市民クラブとして役立てていきたい」 と感謝の言葉を述べた。 支援持株会では今年十一月までに会員三千人に千三百株の販売、 計六千五百万円の拠出金を目標に入会を呼び掛けている。 入会問い合わせは支援持株会(電話029・225・2424) まで。 |
| ●早咲きの紅梅が満開 |
| きょうから「筑波山梅まつり」 |
| 筑波山中腹にある筑波山梅林で、十四日から恒例の「筑波山梅まつり」が始まる。
筑波石の巨岩が散在する約四・五ヘクタールの園内には白梅、 紅梅、緑がく梅など約三十種、千本が植えられており、 現在は早咲きの紅梅が満開。全体では三分咲きで、 見ごろは三月上旬という。 祭りは三月二十一日まで。期間中、約二十万人の人出が予想され、 毎週日曜日は野だて茶会などが開かれる。 詳しくは、つくば市観光協会(電話029・836・1111)へ。 |
| ●お手植え、お手まき31種 |
| 全国植樹祭基本計画決まる |
| 社団法人国土緑化推進機構(会長・河野洋平衆院議長)
の特別委員会が十三日、都内の衆院議長公邸で開かれ、
来年五月に潮来市をメーン会場に開催される第五十六回全国植樹祭の基本計画案が原案通り承認された。
この中で、天皇、皇后両陛下がお手植えになる樹種など三十一種類が決まった。
天皇陛下のお手植えはケヤキ、スダジイ、タブノキ、 皇后陛下はヤマザクラ、ウメ、ヤマボウシ。 お手まきは天皇が少花粉性スギとケヤキ、皇后がスダジイとヤマザクラ。 樹種は二〇〇二年八月に樹木の専門家ら十一人で設置した植樹等検討委員会 (委員長・平戸郁夫県農林水産部次長兼林政課長) が検討してきた。 ケヤキは県内八十六市町村のうち十六市町村が市町村の木としているなど、 平地林の木として一般的。スダジイも寺社林などに多い。 タブノキは鹿行地方の防風林や防潮林に植えられている。 皇后陛下のお手植えはいずれも花の咲く木を選んだ。 ヤマザクラは大子町で一九七六年五月に開かれた第二十七回植樹祭でも採用されており、 ウメは県の花。ヤマボウシは県内に多く自生している。 ウメの種類は烈公梅(紅梅)になる。 このほか、招待者がクヌギやコナラ、シラカシなどを植える。 お手まきの苗木は市町村や学校などの公共施設に配布して緑化推進に役立てる。 第五十六回全国植樹祭は同機構と県の主催により、 潮来市の水郷県民の森をメーン会場、大子町の奥久慈憩いの森をサテライト会場に開催される。 「楽しいな。森と人とのハーモニー」をテーマに、 県民参加型の植樹祭を目指し、一万二千人を招待して開かれる。 「人と緑のハーモニー」と題したプロローグで県内の名勝地を映像と音楽で紹介するとともに、 県内出身のタレントの進行でメーン会場、サテライト会場、 全国緑化行事発祥の地を三元中継する。「緑と水のハーモニー」 と銘打った記念式典ではお手植え、お手まきのほか、 大会テーマをモチーフにした創作演技を披露。 「夢と未来のハーモニー」のエピローグでマーチングバンドのアトラクションなどを行う。 本番に向け、今年五月二十二日には潮来市の公園でプレ植樹祭が予定されている。 |
| ●物材研研究グループ長に内田氏 |
| 筑波大病院の医師、医工連携強化目指し |
| 独立行政法人物質・材料研究機構(つくば市千現)
の研究グループ長に、今月から筑波大付属病院の医師が就任した。
同大学大学院博士課程医学研究科講師も務めた内田義之医師で、
物材研の生体材料研究センターに新設された医療応用技術グループのディレクターに採用となった。
同センターでは、材料開発技術を生かして、 医薬品や再生医療の技術開発などに取り組んでいるが、 新製品を開発するためには、開発した新技術をできるだけ早く、 臨床実験の場に持ち込むシステムづくりが欠かせないとして、 医学と工学の連携強化を目指す。物材研の研究者に医学博士号を持つ医師が就任するのは初めて。 内田医師は気管支ぜんそくなど呼吸器系が専門。 筑波大学医学専門学群を卒業後、筑波学園病院に内科医として勤務、 九三年からは同大臨床医学系講師、〇一年には、 ぜん息診断法の特許を生かし、大学発ベンチャー企業 「プロジェクトユー」を設立した経験もある。 物材研ではこれから、大学医学部との連携窓口となって、 研究を提言したり、研究課題に則した体系の構築など医工連携のシステムづくりに取り組む。 さらに、治療対象の患部だけにゆっくり作用するなど、 新しい医薬品として世界中の医薬品メーカーが開発にしのぎを削っているDDS (薬物送達システム)の材料開発と評価などに取り組む。 三年二カ月の任期付き。就任に当たっては同大講師を辞任するなど退路を断った。 「物材研には、医療で応用できる技術がたくさん蓄積されているのではないか。 医療に橋渡しをするのが最初の役目。こういう技術がある、 要望は何ですかなど御用聞き的な仕事ができれば」。 医療を忘れないために、週一回は筑波学園病院で非常勤で勤務を続ける。 |
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