2004年2月15日
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| ●自警団、犯罪抑止に効果 |
| 各地で独自の取り組み |
| 住宅団地や地区で住民が自発的に結成している自警団が、
空き巣や車上狙いなど街頭犯罪の抑止に効果を上げている。
昨年中の街頭犯罪等の認知件数は三万九百六十三件で、
前年比で三千三十件減少し、一九九八年から五年間続いた増加傾向がマイナスに転じた。
特に、自動車、バイク、自転車の乗り物盗が二千百七十七件減、
車上狙いが三百四十三件減、ひったくりが二百六十三件減、
空き巣が二百二件減となった。ドロボーが一番恐れる監視の目をいかに張り巡らせるか。
取り組みが活発な日立市で、先月発足したばかりの自警団の活動を取材した。 ◆散歩がてらでも多くの目を 日立市内の自警団組織は、六一年に結成された河原子地区防犯組合をはじめ、 県内でいち早く結成された高鈴台を皮切りに、 二〇〇二年、〇三年の二年間に、五団地で自警団が次々と発足。 それまで数カ月から一年間で数件〜数十件発生していた空き巣犯が、 結成直後に一件発生しただけで、パトロールが定着してからはゼロとなっている。 県に続いて、市は四月から安全・安心まちづくり条例を施行させ、 自主的な防犯活動に対して指導・支援を行うなど、 安全な地域づくりに積極的に乗り出す。 「田尻学区自警団」は、一月九日に発足し、 三十〜七十歳代の約百六十人がパトロールなど行っている。 「青少年連絡協議会の中で、犬の散歩やウォーキング、 買い物に行く時などいつでもいいから、不審な人や車に注目して歩いてほしいという話になった。 腕章やそろいのジャンパーを身に付けた団員の、 たくさんの目があることで、未然防止につながっている」 と、団長の大高弘さん。 団員は登録制で、現在は昼間自宅にいる人が中心だが、 将来的には学区内の四千五百戸で、一戸一人まで増やしたい考え。 まだ発足して一カ月余りだが、「犯罪抑止だけでなく、 住民が街の様子全体を見守ることで、雰囲気が違ってきている。 放置車両の通報なども行い、環境改善も図られている」 と成果が出ている様子だ。 日立警察署との連携も密で、団員は「あくまで危険なことはせず、 何かあったらメモして、連絡・通報する」という姿勢。 「効果は抜群。刑法犯全体の認知件数が二百十件減った中で、 窃盗犯は二百七十四件も減っている」と喜びながらも、 さらに気を引き締めている。 ◆県内22署管内に52自警団 常陸太田市のぶどう畑パトロール隊、大子りんご部会自警団など収穫期限定も含め、 防犯会、町内会、自治会など県内にはさまざまな形で自警団組織が発足しており、 十二日現在で二十二署管内で五十二組織に達している。 消防団員や町職員なども加わって、町で購入した車両二台に三人ずつ乗って夜間など巡回している 「石下町安全安心ボランティアパトロール」 では、刑法犯発生件数が県内四番目に多かったのが九番目に減少。 水戸市内の元吉田自警団では、五地区を班に分け、 ほぼ毎日昼夜を問わず巡回している。 真壁町、明野町、大和村の十五小中学校では、 PTA、母の会、教職員らが下校時間帯に、「子どもを守る自警団」 と書かれたたすきを着けて立哨、車にシールを張っている。 常陸太田市内の二カ所の住宅団地には警察職員も多く住んでいるため、 職員同士が団結してパトロールしている。 ほかにも、防犯協会の呼び掛けでセーフティマイタウンチームを結成して活動したり、 友部町では、高齢化などで形骸化しつつあった防犯連絡員の従来の制度を見直し、 新たに任命することで実効性を図った。 ◆県警、民間の安全・安心まちづくり 自警団などボランティアによる自主防犯組織の活動の成果のほか、 県警が展開している「街頭犯罪等抑止総合対策」 も徐々に成果が表れている。 県警は昨年、街頭犯罪対策特別遊撃隊、少年犯罪特別捜査隊を設置したほか、 今後、大字単位で示した詳細なマップで犯罪情報を県民に提供したり、 スーパー防犯灯や子ども緊急通報装置の設置拡大などを図る方針。 民間レベルでは、主に自転車盗など乗り物盗の街頭犯罪抑止を図るため、 つくば、土浦、牛久、龍ケ崎市、明野、神栖町の六市町村が 「防犯サポーター」を設置。大型店舗、パチンコ店などの駐車場での車上狙いを未然防止するため、 警察と連携して巡回パトロールを行っているところもある。 |
| ●パネル展始まる |
| 「霞ケ浦の原風景を考える」 |
| 本紙創刊五十五周年を記念して「霞ケ浦の原風景を考える」
パネル展(主催・常陽新聞新社)が十四日、
霞ケ浦町深谷の町総合コミュニティーセンター
「あじさい館」で始まった。二十二日まで。
九月までの巡回展のスタートとなる今回は、 土浦市、石岡市、潮来市、麻生町など、霞ケ浦沿岸の風景や湖水浴場の様子、 農作業など、一九五〇年代、六〇年代を中心に三十点の写真をパネル展示。 霞ケ浦の原風景を振り返りながら当時の風景を取り戻す機運を高め、 水質浄化活動にも役立てる。 九月上旬まで、霞ケ浦沿岸の十五市町村で開き、 一会場八日間前後の会期で巡回する。 また、展示期間を通して霞ケ浦流域の古写真を募集し展示にも生かす方針で、 一般の人々にも広く参加してもらい、協力を得ながら展示内容を充実させていくことも大きな狙い。 住民参加の成長型巡回パネル展として新たな企画展示スタイルも模索する。 募集する古写真は、風俗、湖岸風景、生活など広範囲に求め、 特に限定するものではない。フィルム、プリントなどいずれでも可。 データ化して速やかに返却する。 応募、問い合わせは本紙霞ケ浦古写真担当係 (電話029・821・1780)まで。 今後の巡回展示予定は次の通り。 ▽東町・SCパルナ(2月28日―3月7日) ▽美浦村・中央公民館(3月13日―21日)▽石岡市・パレット (3月27日―4月4日)▽玉造町・霞ケ浦ふれあいランド (4月10日―18日▽江戸崎町・パンプSC(4月24日―5月5日) ▽阿見町・町中央図書館(5月8日―16日) ▽鉾田町・町中央図書館(5月22日―30日) ▽桜川村・村中央公民館(6月5日―13日) ▽麻生町・町公民館(6月19日―27日)▽潮来市・アイモア (7月3日―11日)▽玉里村・村総合文化センターコスモス (7月17日―25日)▽土浦市・土浦駅ビルウィング (7月31日―8月8日)▽北浦町・町中央公民館 (8月14日―22日)▽小川町・町中央公民館 (8月28日―9月5日) |
| ●梅むすめ、笑顔で応対 |
| 筑波山梅まつりが開幕 |
| 恒例の筑波山梅まつりが十四日、つくば市の筑波山中腹の梅林で始まった。
会期は三月二十一日まで。 四・五ヘクタールの園内には、白梅、紅梅、緑がく梅など約三十種、 千本が植えられており、早咲きの紅梅は見ごろを迎えている。 園内には筑波石の巨岩が散在、紅梅とのコントラストも見事だ。 同日は園内で、開園祭と開園式が行われ、筑波山神社の田中泰一宮司や藤沢順一市長、 兼平英雄市議会議長、梅むすめの末若京子、 井上里砂さんらが期間中の安全を祈願した。 藤沢市長は「この梅園には二〇〇〇年から手を入れ始め、 ここまで整備してきた。今後もさらに手を入れ、 訪れる人に喜んでもらいたい」などとあいさつ。 式終了後には、梅むすめの二人から、来園者に梅茶スティックのセットが贈られた。 また、早速、記念撮影に応じるなど、大忙しだった。 藤沢市長らは新たに黄梅を植樹し、開幕に花を添えた。 二十九、三月七、十四日には、筑波山神社周辺で郷土芸能、 ガマの油売り口上が行われる。三月十三日にはモデル撮影会、 毎週日曜日には野だて茶会なども予定されている。 |
| ●ディーゼル機関車、ピカピカ |
| 鉄道ファンが清掃作業−鹿島鉄道常陸小川駅− |
| 鉄道愛好家らで組織する関鉄レールファンCLUB
(十文字義之会長)と関東鉄道は十四日、鉄道を財産として認識してもらい、
より身近に接してもらおうと、鹿島鉄道の常陸小川駅に静態保存されるディーゼル機関車
(DD900形901号機)の清掃やメンテナンス作業を実施した。
同日は現役時代のプレート装着したり、運転席が一般に開放されるなどしたことから、
駅周辺は鉄道ファンや家族連れなどで終日にぎわいを見せた。
チョコレート色のフォルムから「カバ君」の愛称で親しまれる同機関車は、 かつて取手―下館間を結ぶ関東鉄道常総線を経て、 その後、鹿島鉄道の貨物輸送の担い手として活躍。 しかし、航空自衛隊百里基地への燃料輸送がトラックに変わったことで勇退。 石岡機関区を経て、二〇〇〇年十月から現在の場所に保存された。 関鉄レールファンクラブでは、この機関車が歴史的価値が高いものでありながら、 雨風にさらされ、さび付く現状を憂慮。清掃作業を機に人々に機関車の存在を認知してもらおうと企画した。 クラブのメンバー十人と関東鉄道職員五人は機関車全体の洗車から作業をスタート。ワックスを全体に吹き付けてつやを出したり、車輪を結ぶ連接棒を磨く作業を行った。 また、一度白く塗られた車体ステップ部分を本来のチョコレート色に塗りなおし、 盗難防止のため外されていた車両名「DD901」 と「日本車輛昭和33年」と製造会社と製造年が記されたプレートが車体両側に設置された。 作業の経過とともに機関車は現役時代の輝きを取り戻していった。 当日は県内各地から見学者も多く訪れ、子供連れの家族は運転席に子供を乗せて記念撮影する姿も見られた。 十文字会長は「清掃作業は今後も引き続き行っていきたい。 このような機会を通じて親しんでもらい、鉄道を守る機運を高めていきたい」 と語った。 |
| ●北浦中新校舎が完成 |
| 関係者ら参加し竣工式 |
| 旧校舎の老朽化を受け、二〇〇二年度から建設が進められてきた北浦町の同立北浦中
(生井澤澄夫校長)の新校舎がこのほど完成し、
竣工(しゅんこう)式が十四日、同校舎内で行われ、
伊藤孝一北浦町長や坂本俊彦玉造町長、藤島正孝県議をはじめ、
周辺自治体の教育関係者ら約百二十人が完成を祝した。
同校舎は、鉄筋コンクリート造り二階建て、 延べ床面積は約五千二百平方メートル。普通教室十一室のほか、 美術室、音楽室、コンピューター室など特別教室十三室を持つ。 旧校舎には多目的教室が一室のみだったが、 新校舎には三室確保し、学年ごとの利用が可能。 コンピューター室以外でもパソコン接続が可能な高度情報通信対応設備が全室に設置され、 より効果的な学習活動が期待される。総事業費は十二億四千万円。 伊藤町長は「新校舎は多目的スペースなど各種設備が整い、 以前の校舎以上に効果的な教育活動が展開できる。 ここで学んだ生徒が社会で素晴らしい人材になることに期待したい」 とあいさつ。 藤島県議は「多様化する教育環境の中、この校舎の完成を機に同町の教育行政が一層振興されることを期待したい」 と祝辞を述べた。 式では、伊藤町長から建設関係者や用地提供者に感謝状の贈呈も行われた。 |
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