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2004年2月23日
●関野八郷町長を逮捕
業者から収賄100万円
八郷町発注の公共工事をめぐり、指名業者から現金を受け取ったとして、県警捜査二課と石岡署は二十一日夜、町長の同町小幡、関野和夫容疑者と、同町上林、町長の義弟で町企画課長、大久保正見容疑者を収賄の疑いで、同町半田、建設会社「関組」社長、関行雄容疑者を贈賄の疑いでそれぞれ逮捕し、二十二日、水戸地検に身柄を送った。また、同町役場や自宅など関係個所を家宅捜索し、関係書類などを押収した。

同町では九六年にも桜井盾夫前町長が町公共工事と町の土地取得をめぐる贈収賄事件で警視庁と県警の合同捜査本部に逮捕・再逮捕されており、関野容疑者は出直し選で当選した。二代続けて町長が逮捕されるという異常事態に、同町では大きな衝撃が走った。

調べによると、関野、大久保両容疑者は共謀の上、一月上旬、指名競争入札があった道路舗装工事について、指名・落札などする便宜を図った謝礼として、同下旬、関容疑者から町内で百万円をわいろとして受け取った。大久保容疑者は、同公共工事に関する指名業者の選定委員会のメンバーで、関容疑者から直接現金を受け取っていた。大久保容疑者を通じて、関野町長に現金が渡ったとみている。三人とも容疑を大筋で認めている。

関野町長は現在二期目。町の収入役や助役など歴任しており、出直し選で「町再生と信頼回復を」とクリーン選挙を掲げ、元町長との一騎打ちに圧勝して初当選した。二期目は、「汚職で失った町政の信頼を取り戻せた」と訴え、一騎打ちを制して再任された。父親も町長を歴任している。

平成に入ってからの首長の贈収賄事件の逮捕は六人目(うち一人は前町長)、公選法違反など含めると十五人目となる。

関組は、一般土木事業を行っており、従業員は十人で、資本金一千万円。同町によると、同町発注工事の実績は九九年度が約一億一千二百万円、〇〇年度が五件で約一億三千万円、〇一年度が十三件で約一億四千四百万円、〇二年度が九件で約九千七百万円、今年度(先月末現在)が八件で約一億七百七十万円だった。昨年七月期の年商は一億八千万円だった。

●充実した歯科医療を
県歯科医学会
歯科医療技術向上のため県内の歯科医療関係者が一堂に集まる第十二回県歯科医学会(県歯科医師会主催)が二十二日、水戸市千波町の水戸プラザホテルで開かれた。

開会式で県歯科医学会長の鈴木明夫県歯科医師会長は「歯科医師や関係者の生の声を聞こうと始まった学会も十二年目を迎えた。県民が充実した歯科医療を受けられるように研鑽してもらいたい」と期待の言葉を述べた。

また、来賓の山本光昭県保健福祉部長も「県独自の歯科保健目標である6424運動も、実感できる目標として認知されてきた。来年度は、地域での展開とともに、6424の愛称、キャラクター(着ぐるみ)の募集も考えている」などとあいさつした。

学会では、会員らの一般口演のほか、「食による人にやさしい・健康な町づくりを目指して」をテーマにした公開講座、いばらきスポーツ歯学ネットワーク記念講演「スポーツし学への取り組み」など、歯科医療に関するさまざまな情報交換が行われた。

また、併催された第二十五回「茨城デンタルショー」には六十六業者が出展。新しい歯科医療装置や薬品などを展示した。

●緑の大切さを次世代に
森林づくりシンポ・緑の少年団交流会
県民参加の森林・緑づくりと来年五月に本県で開催される「全国植樹祭」の気運を高めるための二つのイベントが二十一日、水戸市千波町の県民文化センター小ホールで開かれた。

午前中に行われたのは、県緑化推進機構と県緑の少年団育成協議会が主催する「緑の少年団交流集会」。六十の緑の少年団(県内全体で百四団)から団員など約二百六十人が参加した。

県緑化推進機構理事長の中村武雄県農林水産部長は「他の少年団の活動状況を学んで、今後の活動に生かしてもらいたい。きょうの交流集会を契機に、活動が活発になることを期待している」とあいさつ。また、県緑の少年団育成協議会の大窪修二会長も「人間が緑と共生していくこと、緑を育てる大切さを、次世代に引き継いでほしい」と活動の重要性を訴えた。

集会では、地域性や活動内容の異なる十の少年団が代表してこれまでの活動を発表。スライドを使ったりしながら、どのような活動に取り組んできたかを報告した。

午後は、県と県緑化推進機構主催の「いばらきの森林づくりシンポジウム」。県や市町村、林業関係団体、一般市民など約四百六十人が参加した。

シンポジウムでは、地球環境問題などで活躍中のNPO法人(特定非営利活動法人)「地球村」の高木善之代表を講師に招き、「森林と人とのかかわり」をテーマにした講演を行った。高木代表の「森林は、食料、水、酸素を供給してくれる大切なもの」、だから「いま私たちに何ができるか」の話に、来場者は熱心に聞き入っていた。

また、「森林を育て、守る、いばらきの森林づくり」をテーマにしたパネルディスカッションも行われた。堀内孝雄全国森林インストラクター会顧問をコーディネーターに、中村栄三いばらき森林クラブ代表、佐川孝文県林業研究グループ連絡協議会会長、兼平紀子県森林審議会委員、安節子県緑の募金運営協議会委員がパネリストとして参加。パネリストは、各自これまでの森林との係わり合いの立場から、森林づくりについて熱心に語り合った。

●茨城町でサッカー教室〜水戸ホーリーホック
中学生など300人参加
サッカーJ2の水戸ホーリーホックは今季新たに「茨城町サッカースクール」を立ち上げるため、そのPRを兼ねて二十二日、茨城町で開校記念の少年サッカー教室を開催した。

この日のサッカー教室には茨城町にあるサッカースポーツ少年団と同町内の中学サッカー部員の計約三百人が参加。会場となった同町越安の町運動公園で、少年団と中学生が別々のグラウンドで、サッカーの基本のドリブルやパスなど、技術面の指導を受けた。

参加した子供たちは、トップチーム指揮する元日本代表の前田秀樹監督や手塚聡ヘッドコーチ、さらには現役JリーガーのFW松浦淳、MF眞行寺和彦の二選手から直接、サッカーの手ほどきを受けた。このほか東海大第一時代にゴールキーパーとして全国高校選手権優勝の経験を持つ佐野友昭GKコーチが、ゴールキーパーの選手を集めて専門的な指導も行った。

サッカー教室に参加した中学生は「Jリーグのコーチや選手に指導を受ける機会はないので、大変勉強になりました」と感想を語った。

クラブではサッカーの普及を図るため、四月から茨城町と栃木県矢板市でサッカースクールを開校。また水戸市とひたちなか市では、上級クラスを対象にした「スペシャルクラス」を新たに開設する。スクール参加には入会金五千円、月会費四千円などが必要。参加希望者・問い合わせはクラブ(電話029・225・1936)まで。

●第2回「元展」、多彩な芸術作品紹介
牛久アートスペース「ある・る」で
和光大人文学部芸術学科に学び、現在さまざまな芸術分野で活躍する九人による第二回「元展」が二十九日まで、牛久市ひたち野東のアートスペース「ある・る」で開かれており、ジャンルの異なる多彩な作品が鑑賞できる。

同市在住で美術学科第一期生の上野素美子さんの呼び掛けで約二年前からスタートした同展は、銀座で開催した作品展の移動展。出品しているのは、油彩、墨、顔彩、にかわなどを使った絵画と立体作品の三十二点。

四十―五十代のメンバーは、それぞれの感性を違う手法で表現している。薄めの油彩で描いた風景画は鳥野保行さん。「筑波山」や「信州(黒姫山」は、写実的な中にメルヘンの世界を感じさせる。斉藤正博さんの油彩人物画「友」は、丁寧に塗り込まれ、そのモデル男性の風ぼうや性格が出ていて面白い。

抽象画には独自のメッセージがあり、イメージを膨らませる。上野さんの「胸の中(うち)」は、にかわと顔彩を使い、オレンジ色とブルーで揺らめく曲線が混じり合う。油彩画「イエローボックス」は、林純夫さん。また、藤倉春日さんの二枚組の「始動」は、大きい和紙に墨でうねりのような線が大胆に表現されている。

江波戸郭子さんの「十人二十色」は、紙・布・糸を素材に、表情の違う人形十点がひとつなぎで箱の中に飾られている。

ほかに、遠山正さんの高さ一・四メートルの彫刻「The diving」、石川マリエさん、山梨且二さんの平面作品など。恩師である豊田敦さんは、水彩小品を賛助出品している。

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