2004年2月26日
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| ●助役ら給与5%ダウンに市議会反発−土浦市 |
| 議会提案取りやめに |
| 土浦市の中川清市長が選挙公約し、昨年十二月の市議会十二月定例会で、自らの給与を三割カットした余波が、三月定例会目前で押し寄せた。助役、収入役、教育長の各給与を5%引き下げる議案に市議会側が反発。二十五日の議運委では、「5%の根拠があいまい」「助役は引き下げても市長よりまだ高給」「生活給でもある一般職員への影響や、九六年以降、据え置かれたままの市議の報酬にも影響が出る」と、反論が燎原(りょうげん)の火となって広がり、藤本明人助役は市長との協議後、三月定例会への提案を取りやめることにした。 議運委冒頭で、昨年の市長給与三割カットを受けて、助役、収入役、教育長がそれぞれ給与を5%引き下げる条例改正案が説明された。これにより、助役は給与月額が、七十九万円から七十五万五百円に、収入役と教育長は、七十一万円から六十七万四千五百円に、それぞれ減額される。 中川市長は既に、昨年十二月の市議会定例会で三割カットを実現。九十六万九千円が現在、六十七万七千六百円で今任期を全うする。 説明を受けた議運委は即座に反発。5%の根拠が曖昧であることや、選挙公約として減額した市長とは別に、助役らの減額が実現することで、今後、一般市職員への波及も予想されることや、世論の趨(すう)勢から、九六年四月以降、給与据え置きを貫いてきた市議へも、影響が及ぶことが懸念され、影響が極めて大きいと、市報酬等審議会に諮り、改めて協議することで、今定例会への提案を見送るよう求めた。 これを受けて、市側は四役協議を開き、同審議会で審議することで、今定例会への提案は見送ることで収まった。 |
| ●つくば市の新庁舎問題 |
| 葛城中部、続いて竹園 |
| つくば市の新庁舎建設問題で、市庁舎建設審議会(会長・大村謙二郎筑波大学社会工学系教授)は二十五日、中間報告をまとめ、藤沢順一市長に答申した。候補地について「葛城中部、続いて竹園が適格」とし、一カ所に絞らず、市長と市議会に選択を委ねた。 葛城中部はつくばエクスプレス(二〇〇五年秋開通予定)研究学園駅の北側、竹園は研究学園都市の中心部にそれぞれ位置する。 中間答申は、葛城中部について「将来のまちづくりを考えると、まちづくりを先導する役割を担う点からもふさわしい」、竹園地区は「現時点での利便性と早期の建設を考慮するならば、ふさわしい」などとした。 さらに、庁舎像について「環境にやさしい、人にやさしい、つくばらしさを発信する庁舎」で、「インテリジェントビル化が必要」とした。 同市の庁舎建設問題は、一九八七年のつくば市誕生以来の懸案事項。市は九〇年に条例で、新庁舎の位置を竹園地区と定め、建設に向け、庁舎建設基金を積み立てた。しかし、九二年に、ごみ処理施設建設のため、約五十億円あった基金を取り崩し、以来、この問題は事実上の凍結となっていた。 二〇〇二年十一月一日、つくば市と茎崎町の合併を機に、財源として合併特例債が見込めることなどから、新庁舎建設問題が再浮上。市は、合併特例債が活用できる二〇一二年までの完成を目指し、庁舎建設準備室を設置。市内部で検討を進め、〇三年一月には、候補地について、竹園地区と葛城地区の二カ所とするという内容の報告書をまとめている。 続いて、市は同年七月に、庁舎建設審議会を設置。審議会は、候補地を一カ所に絞り込むことが期待されていたが、まとまらなかった。 新庁舎の規模はそれぞれ、葛城中部が七階建て、平面駐車場で、建設費は約百四十一億円。竹園は十六階建て、立体駐車場で、約百九十四億円。 新庁舎の位置は現在、市の条例で竹園地区となっており、変更するには、市議会で出席議員の三分の二以上の同意が必要。今回、審議会が候補地を一カ所に絞らなかったことで、市長の判断が注目される。 |
| ●ネスレ従業員側が逆転敗訴 |
| 1審取り消し請求棄却 |
| 食品メーカー「ネスレ」(本部・スイス)の日本法人「ネスレジャパンホールディング」(桜川村神宮寺)の従業員二人が二〇〇一年四月、懲戒解雇を受け、解雇無効と労働契約上の地位の確認、懲戒解雇日以降の給与・賞与、遅滞損害金などの支払いを、同社に求めた訴訟で東京高裁は二十五日、第一審の地裁龍ケ崎支部の原告側の請求を全面的に認めた判決を取り消し、請求を棄却した。 長久保卓亜裁判長は「控訴人が主張する解雇事由は有効であり、被控訴人二人の本件請求はいずれも理由がないと言わざる得ない」として、被控訴人の富田真一氏に七百六十三万二千百八十五円、栗村新市氏に六百三十九万四千五百六十八円の返還を求めた。 訴えは、二〇〇一年四月二十六日付で懲戒解雇された従業員二人が会社側に対し、懲戒解雇の無効と、解雇日以降の給与や賞与を求めているもの。一審では懲戒解雇を無効とし、給与などの支払いを命じていた。 判決に対して、富田、栗村の両氏は「会社の主張の矛盾については無視し、職制の証言のみ信用し、嘘を真に、真を嘘の、結論先にありきの事実認定は不当」とコメントを発表し、上告する方向で検討するとした。 事件は、同社霞ケ浦工場に勤務していた二人の従業員が一九九三年から九九年にかけて、当時の課長代理に対し暴行や暴言、業務上妨害をしたなどの理由で〇一年四月、諭旨退職処分の懲戒解雇された。 |
| ●筑波大や茨城大で前期日程試験 |
| 真剣な表情で取り組む |
| 茨城大(水戸市文京、宮田武雄学長)の前期日程入試が二十五日、水戸、日立、阿見の各キャンパスで行われ、受験生は真剣な表情で試験に臨んだ。 同大の〇四年度一般選抜志願状況は、前期日程が募集人員九百三十九人に対し三千三百九十四人(倍率三・六倍)、後期日程は四百七人に対し四千三百六十八人(同一〇・七倍)と合わせて千三百四十六人に七千七百六十二人が志願、志願倍率は五・八倍(前年度六・二倍)となった。 水戸市文京の水戸キャンパスでは、前期日程で個別学力検査を課さない人文学部社会科学科と理学部を除く人文、教育の両学部が外国語や小論文などの試験を行い、合わせて約千五百人が受験した。 前期日程の合格者は来月六日午後一時に発表される。後期日程の試験は来月十二日に行われる。 筑波大学(つくば市天王台、北原保雄学長)でも二十五日、七学群で前期日程の入学試験が行われ、千百六十二人の募集定員に対し、平均三・三七倍の三千九百二十二人が受験した。 |
| ●しもだて美術館収蔵品展が好評 |
| 板谷波山らの作品一堂に |
| 下館市制施行五十周年・しもだて美術館開館記念の「しもだて美術館収蔵品展」が三月三十一日まで、同市丙の同美術館で開かれている。陶芸の板谷波山(一八七二―一九六三年)をはじめ、地元ゆかりの美術工芸家十三人による同館収蔵品約百点を展示しており、幅広い題材の芸術性豊かな作品はいずれも見応えがある。 波山は陶芸家として初の文化勲章受賞者。「青磁鳳耳花瓶」は透明感のある青と、表面の貫入が美しい。 油彩画の森田茂さんは、九三年に文化勲章を受け、現在東光会会長など日本画壇の重鎮。白と赤の獅子(しし)の面をつけて踊る「黒川能(石橋)」(二百号)ほか、いずれの作品もたっぷり塗り込まれた画面から迫力が伝わる。 日本書作院理事長として活躍、日本芸術院賞を受賞した、浅香鉄心(一九二六―九七年)の作品は十八点。青墨の「白楽天詩」をはじめ、さまざまな書体や、大胆な筆遣いが力強い。 このほか、故郷や農民の働く姿を版画で表現する、飯野農夫也さんや、彫刻の板谷真吾さん。二〇〇二年に人間国宝になった、漆芸の大西勲さん、日展評議員の洋画家、飯泉俊夫さん、水彩画の柳田昭さん、陶芸の小峰尚さん。日本画の先駆者として地元に貢献した明治生まれの岩淵芳華、佐藤大醒、高崎興(すべて故人)らの貴重な作品。 また、日本の皮造型美術の第一人者で、〇〇年に文化勲章受賞後に亡くなった大久保婦久子の抽象的な作品十四点も興味深い。 |
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