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2004年2月27日
●鹿島3市町村合併が決裂
住民サービス問題で対立
鹿嶋、神栖、波崎の三市町の合併に向けて基本事項について協議する、鹿島地域合併検討協議会(会長・村田康博波崎町長)の第二回会合が二十六日、神栖町大野原の鹿島セントラルホテルで開かれ、前回に続き、住民サービス維持問題で神栖町と二市町の意見が対立。このため三首長らが会議途中で協議した結果、協議発展が期待できないとして、村田町長は協議会解散を宣言。これにより合併特例法期限(二〇〇五年三月)を目指した三市町合併の決裂は決定的となった。

協議会の冒頭行われた事務局説明によると、〇二年度決算をもとに試算したところ、住民一人あたりの民生費、衛生費、教育費の合計は、神栖町が十三万八千円と二市町より三万円以上も高かった。一市二町が合併した場合、最大でも一人あたり十二万二千円にとどまり、現在の神栖町の住民サービスには及ばない事実が示された。

説明後の意見交換で、神栖町委員から「住民サービスを低下させないための具体的策がないなら、協議する意味がない」など否定的意見が続出。また鹿島開発について「自分の土地を犠牲にして開発に協力したから神栖町の今のサービスがある。それを非協力的な人々に分け与える必要などない」など、過去の経緯を引き合いに感情論に走る委員の発言も聞かれた。

これを受け村田町長は協議の途中、三市町の首長、議会議長ら六人による協議を提案。この結果、三市町での合併は時期尚早で、感情面で遺恨を残すことを避け、将来への可能性を託すため、同日の会合で協議会を終了することを、全会一致で決めた。

●居眠り運転に警報
ITSシステムを共同開発
産業技術総合研究所(つくば市)と名城大学(名古屋市)、自動車部品メーカーなどは二十六日、ドライバーが居眠り運転をしたり、前方を走行中の車が急ブレーキをかけたり、出合い頭に衝突するおそれがあるときになどに、ドライバーに警報を鳴らす高度交通システム(ITS)を共同開発したと発表した。

お節介でなく、控えめで親切に警報を発するのが特徴。

車に小型アンテナを搭載し、走行中の車同士で通信し合ったり、車のミラーにCCDカメラを内蔵してドライバーの目の瞬きを監視するなどして「路面がすべりやすい」「前の車が急ブレーキをかけた」「出合い頭に近づいてくる車がある」などを警報や音声で知らせ、ドライバーの脇見や居眠り運転にも警報を鳴らす。

ただし車同士の通信は、小型アンテナ搭載車が普及していることが前提。産総研などでは今後、自動車メーカーなどに売り込みたいとしている。

●土浦市に子育て支援の拠点
交流サロン「わらべ」誕生
土浦市中高津一丁目に、一戸建て民家を活用した子育て交流サロン「わらべ」が誕生し、二十六日、開所式が行われた。水戸市に住む予備校経営、飯田豊さんら兄妹三人が、三年前に他界した実母の家を市に寄贈。市が約九百万円かけて同サロンとして利用できるよう改装し、開所式を迎えた。一戸建て住宅を子育て支援事業に役立て、サロンにするのは県内で初めて。既に同支援事業に実績のある土浦地区更生保護女性会(井坂たけ会長、会員百人)が運営し、若いお母さんたちの子育ての悩みや、相談などにも応じる。

式には寄贈した飯田さん兄妹をはじめ、中川清市長、豊島一男市議会議長、市議会文教厚生委、民生委員、児童委員、地区長らが参加し、ほのぼのした新しい施設の誕生を祝いあった。

「わらべ」は、四百八十八・四平方メートルの敷地に建つ、九十六・二五平方メートルの木造平屋建て住宅。一九五〇年代半ばに建築され、三年前まで使われていた。庭木の手入れも行き届き、一戸建て民家のぬくもりを感じさせる。

寄贈した飯田さんの父親は元水海道警察署長。定年後は家族で暮らしていたが、子供たちは自立して家を離れ、父の死後、残された母親も三年前に他界。その後、空き家の状態となり、今回、飯田さんら遺族が市に活用してもらおうと寄贈を申し出た。

中川市長は「少子化の中で、若いお母さんたちの子育て不安の解消に十分活用したい」、豊島議長も「子育て交流の拠点として有効活用したい」と述べた。

活動開始は三月一日。日曜・祝日を除き、午前九時から午後五時まで開く。季節の催しや折り紙、身の回りの備品作り、簡単なおやつ作りなどを楽しみながら交流の輪を広げる。「わらべ」電話029・825・1030。

甲子園に響け!土浦湖北校歌
初代校長、作詞作曲
来月二十三日から開幕する第七十六回選抜高校野球大会に、本県から土浦湖北が創部二十一年目で初出場する。待ち望んでいた甲子園出場が実現し学校関係者は歓喜に包まれているが、中でも初代校長の稲田清さん=水戸市緑町在住=は、土浦湖北校歌の生みの親とあって、特別な思いを抱きながら選抜大会を迎える。甲子園で勝利すれば大観衆で埋め尽くされたスタンドに、校歌が響き渡る。稲田さんは「ナインと同じ気持ち。甲子園で一勝して欲しいですね」。開幕を待ちわびる。

稲田さんは一九八二年十月に同校創立時に初代校長として赴任、第一期生が卒業した八六年三月末まで三年半にわたり校長を務めた。着任早々、校舎建設やグラウンド整備など慌ただしい日々が続き、翌八三年四月に最初の入学式が行われた。

その後、当時国語教師だった飯田哲也氏と音楽講師の斎藤由理子氏らのアドバイスを受けながら、半年かけて作詞・作曲した。

出来上がった校歌の詞には、校訓の「奉仕」「創造」「自律」の文字を、さらに校舎から見渡す情景の「常陸野」「筑波山」「霞浦の湖」などの言葉を盛り込んだ。

稲田さんは「校歌は人生の応援歌みたいなもの。青春の思い出、学校を誇りに思えるようなイメージで作りました」。

校歌の制定は八四年二月。体育館の舞台に上がった野球部員によって、全校生徒に初めて披露されたという。

●「霞ケ浦の原風景を考える」パネル展
東町・パルナSCで28日から
本紙創刊五十五周年を記念して「霞ケ浦の原風景を考える」パネル展を28日(土)から3月7日(日)まで、東町西代の「パルナSC」で開催します。昭和三十年代から四十年代にかけて、霞ケ浦流域の人々の暮らしや湖岸風景を撮影した約30枚の写真を、全紙パネル写真で紹介。古きよき時代の霞ケ浦を見直し、湖との共生を考えようというものです。どうぞ、お気軽にご覧になってください。

■会場 パルナSC(東町西代1495。電話0299・80・5111)
■期日 2月28日(土)〜3月7日(日)。入場無料
■主催 常陽新聞新社(土浦市真鍋2の7の6)
■協力 国土交通省関東整備局 霞ケ浦河川事務所
■弊社では、霞ケ浦流域の古写真を募集しております。お心当たりの方は、電話029・821・1780(古写真募集係)までご連絡ください。

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