こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2004年3月2日
●県南水道料金返還の余裕なし
橋本知事が会見で
県企業局の県南水道料金値上げ(一九九九年)について、県包括外部監査人が「料金値上げをしなくても黒字決算」とし、収支予測の精度が低い結果として利用者に余分な負担をかけたと指摘した点について、橋本昌知事は一日の記者会見で、「県南水道は三十六年が経過して老朽化しており、改築する方向で調査研究している。値上げしすぎたという声はあるかもしれないが返還する余裕はないというのが実情」と述べた。

県南水道は九九年十月に一立方メートル当たり七円の使用料金を値上げした。九九―〇一年度まで三年間の収支予測は、九九年度が九千万円の赤字に対し五百四十万円の赤字、〇〇年度は一億七千三百万円の黒字に対し六億六千七百万円の黒字、〇一年度は一億九百万円の黒字に対し八億三千三百万円の黒字と、予測と実績の差が拡大。三年間で十三億三百万円、年平均四億三千四百万円の開きがある。

年間の有収水量には誤差があまりないにもかかわらず、差が生じた要因は、九八年度に二億二千万円を計上した修繕引当金を九九年度に八千八百万円引き当てた後は行わなかったこともあるが、県包括外部監査人はこの誤差を差し引いて考慮してもまだ大きい、と指摘した。

これに対し、橋本知事は県南水道を改築する場合、企業債を起こして対応しなければならないため、自己資金をさらに充実させる必要があることを強調、値上げしすぎた分の返還は難しいとの認識を示した。

●つくば市全庁舎で全面禁煙−4月から
藤沢順一市長が会見で表明
つくば市の全庁舎と公民館、市立小中学校、幼稚園・保育園、児童館が四月一日から、全面的に禁煙となる。藤沢順一市長が一日の記者会見で明らかにした。

七つの庁舎と公民館は建物内、小中学校と幼稚園、保育園、児童館は敷地内も含めて禁煙とするという。

市民から公共施設を禁煙とするよう要望があることなどから、二〇〇三年五月の健康増進法の施行を受け実施する。

県の調査によると、庁舎内を禁煙にしているのは新治村、伊奈町など七市町村(〇三年九月時点)。小中学校禁煙は水戸市、総和町など六市町村。小川町と高萩市の二市町が庁舎と小中学校を全面禁煙としている。

藤沢市長は「わたしはたばこは吸わないが、たばこ税が十四億円くらい入ってくるので痛しかゆし。たばこの自販機は当面撤去せずに置いておく」と付け加えた。

●県内124高校で卒業式
下館一高では定時制の浅沼さんが答辞
新たな世界に向けて旅立ち―。県立高百十一校、私立高十二校、特殊教育諸学校一校の計百二十四校で一日、卒業式が行われた。卒業式に臨んだ生徒たちは別れを惜しみつつ、新たな世界に向けての旅立ちに胸を膨らませていた。中学校の卒業式は十日、小学校の卒業式は十九日が中心となる。

県立下館一高(山内洋行校長)では同日、下館市下中山の同高体育館で第八十回の節目となる卒業式を挙行。みぞれが舞い、底冷えのするあいにくの天候となったが、在校生や保護者、教員らに見送られ、卒業生三百三十六人が思い出多い学び舎(や)を巣立った。

この中には、定時制の卒業生十八人も含まれ、代表して答辞を読んだ浅沼知季さんは、社会的にスポットが当たりにくい「働きながら学ぶ」定時制教育の意義と重要性を、自らの体験と感受性豊かな言葉で語った。

浅沼さんは不登校というつまずきを経ながらも、定時制で学ぶ仲間や教員たちに励まされ、成績や競争だけにとらわれない新たな価値観に目覚め、教科書的な偏差値を超える「人間教育」のリアリティーを力説した。

●霞ケ浦高レスリング部の卒業式
卒業を祝う会で大沢監督が激励
一日は県内の県立高校や私立高校で卒業式が行われたが、昨年の高校選抜のレスリング団体戦で三年ぶり十三度目の優勝、高校総体(インターハイ)でも三年連続十六度の優勝を達成するなど、輝かしい活躍をした霞ケ浦高レスリング部の卒業式が二十九日夜、一足早く土浦市内で行われた。

今年のアテネ五輪では、女子レスリングが金メダル獲得の有力種目に挙げられている。チームを不動の「日本一」に築き上げた大澤友博監督は、卒業生を前に「わたしの首に早く金メダルをかけてくれ」と、教え子たちのさらなる飛躍に期待した。

この式典は「卒業を祝う会」としてレスリング部父母の会が主催したもので、卒業する十人の三年生を、在校生の部員とその父母が温かく送り出す恒例行事。

冒頭あいさつした大澤監督は、「三年生の十人はこの大澤塾を卒業することになった。よく三年間、我慢してくれた」と前置きし、さらに「皆さんと約束したことは、わたしの首に早くオリンピックの金メダルをかけてくれることです。待ち望んでおります。それまではくじけず、妥協しないで頑張っていただきたい。いいですか、競争です。だれが早く金メダルをつかむか楽しみにしてます」と、高校日本一に甘んじることなく、世界チャンピオンを目指し、レスリングに打ち込むようハッパをかけた。

●春の全国火災予防運動始まる
幼年消防クラブ員が和太鼓演奏
恒例の春季全国火災予防運動が一日から始まり、水戸市消防本部は同日、同市宮町の水戸駅北口ペデストリアンデッキなどで、見和めぐみ保育園(荻浦恵子園長)の幼年消防クラブ員を一日消防署長に委嘱して和太鼓の演奏を行ったほか、水戸の梅大使らによる街頭広報活動を展開した。

キャンペーン活動では、同保育園の五歳児二十七人が頭に手ぬぐいを巻き、そろいの法被姿で和太鼓の演奏を披露。市消防音楽隊による広報演奏のほか、消防職員や婦人防火クラブ員らが火災予防を呼び掛ける啓発グッズを配布した。

同運動は「その油断火から炎へ災いへ」を統一標語に七日まで行われる。同本部はこのほか、三日に同市内の事業所女性社員を「一日女性消防官」に委嘱して、それぞれの事業所で防火診断をしてもらう。四日には車両火災を想定した関係機関合同総合訓練も予定している。


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