こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2004年3月4日
●土浦市議会が開会
中川市長が施政方針
土浦市議会三月定例会が三日開会し、中川清市長は市政の運営方針と主な施策の概要説明の中で、新治村との二市村合併協議を具体化させることを正式に明らかにした。懸案の新図書館建設については、改めて中心市街地に建設場所を決め、基本設計に取り組むことを明言した。

さらに県内で初めて、市街化調整区域で建物の建築制限を課す「地区計画条例」案を提案し、四月一日の施行を目指すことや、開館から十五年経過する市立博物館常設展示の刷新と改装準備に入ることなどを明らかにした。会期は十七日までの十五日間。週明けの八、九、十日に一般質問を行う。

昨年十一月の市長選で初当選した中川市長にとって、初の当初予算案審議となる定例会。二〇〇四年度の市政運営の方針と併せて、主な施策について概要説明した。

まず合併問題について中川市長は「基本的に四市町村合併(土浦市、千代田町、霞ケ浦町、新治村)が望ましい」としながらも「合併特例法期限(来年三月末)まで残された時間は少なく、まずは新治村と具体的な話し合いを行い、国の支援策が得られる期限内の合併実現に積極的に取り組む」と述べた。

●新商業施設「キュート」起工式−つくば
神事で工事の安全祈る
筑波新都市開発が建設する商業施設「つくばクレオスクエア・キュート」の安全祈願祭(起工式)が三日、つくば市吾妻の同建設地で開かれ、関係者らが神事を通して工事の安全を祈った。

「キュート」は、つくばエクスプレス(TX)が二〇〇五年に開業するのに合わせて、つくば駅前に建設される専門店街。敷地面積約九千九百平方メートル、建物は地下一階地上四階建て延べ床面積約二万五千平方メートル、店舗面積は約一万三千平方メートルで、専門店約八十店舗を集積する。完成は、TX開通前の〇五年三月の予定。

安全祈願祭には建築主の筑波新都市開発、設計・監理のオーブ建築造形計画、施工の竹中・株木・岡部特定建設工事共同企業体の代表など関係者が出席。神官による祝詞奏上などの神事の後、鎌田精一郎社長らがくわ入れなど地鎮の儀を行った。

●堆肥センターが完成
JAつくば市谷田部
つくば市高須賀にJAつくば市谷田部(鈴木國勇組合長)の「谷田部堆肥(たいひ)センター」が完成し、三日、関係者約三十人が参加して現地において完工式が開かれた。

同JAの産直部会は、生産した野菜を、生活協同組合連合会・首都圏コープ事業連合(八生協で構成、組合員総数七十万人)に産地直送で出荷。堆肥センターは、流通の過程でいたんだり腐敗した野菜くずを堆肥にして、再び同産直部会で利用することで、循環型の農業システムをつくろうという試み。

完成した堆肥センターは建築面積四百二十二平方メートル、事業費約一千万円。埼玉県岩槻市の首都圏コープ物流施設から毎日一トン程度、年間三百トンの野菜くずが運ばれる。

同JA会員の農業、鎌賀一巳さんが堆肥づくりを担当。野菜くずに牛ふんやおがくずを混ぜ、一カ月ごとに切り返しなどをして発酵させると、三、四カ月で堆肥ができるという。

堆肥は年間五百トンつくる計画で、各農家に有機肥料として購入してもらい、生協に出荷する野菜をつくる。

●運転支援システムを開発−産総研
普段と異なる運転に警告
独立行政法人・産業技術総合研究所(つくば市)は三日、ドライバーが普段と異なる運転をしたときに、危険が高まっていること知らせる運転支援システムを開発したと発表した。人間生活工学研究センター(大阪市)との共同研究。

ブレーキの踏み方など、ドライバーの運転パターンをデータベース化し、普段のパターンから逸脱した際に、逸脱の程度に応じて危険を知らせるシステム。一方、運転の仕方は個人差が大きく、全員一律のタイミングで危険を知らせる従来のITS(高度道路交通システム)では、その人に合わない場合、利用してもらえなくなることから、個々人の運転パターンに応じて危険を知らせるのが特徴。

まず、二十歳から七十歳までの男女約百人に実際の路上を走行してもらい、ハンドル操作、車間距離、アクセルやブレーキの踏み方など計四百三十七項目を測定。個人差が大きい運転パターンをデータベース化した。

今回の研究では、出合い頭の事故が起こりやすい、信号のない交差点で一時停止するという状況を想定。さらにドライバーのタイプを(1)慎重な運転をする人(2)荒っぽい運転をする人(3)中間の人の三つに分類。一時停止する際のブレーキの踏み方、交差点までの残り距離、車の速度の三つを計測し、タイプ別にそれぞれ、通常パターンからの逸脱程度に応じて、音や画面上で危険を知らせるシステムを開発した。

百人に及ぶドライバーの行動パターンをデータベース化したのは世界で初めて。産総研などでは二〇〇四年度中に自動車業界に有償で提供する予定。今後はさらに、右左折時、発進時などさまざまな状況で、個人の運転パターンに応じた支援システムの開発が期待できるという。

●桜川・妙岐の鼻で野焼き
ヨシ群落に「燎原の火」
霞ケ浦の風物誌となっている野焼きが三日、自然観察の湿原として多くの人に親しまれている桜川村の妙岐の鼻で行われ、約五十人が参加した。

妙岐の鼻は、霞ケ浦に突き出た約五十ヘクタールの広さを持つ湿原。ヨシを中心とした湿性植物群や、コジュリン、オオセッカをはじめ、カイツブリ、ヒバリなど多くの鳥類が生息している。

野焼きはヨシの新芽をよく生えさせるため、霞ケ浦開発総合管理所が毎年、春先に実施している。この日は、野鳥の巣などを保護するため全体の半分、約二十五ヘクタールを焼いた。

乾いたヨシに火が付けられると、ヨシ群落はまたたく間に火の海となった。寒さの中、まるで燎原(りょうげん)の火のように広がる業火を思わせた。

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