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2004年3月9日
●イオンSCと共存共栄
土浦市議会一般質問
土浦市議会三月定例会は八日、一般質問に入り、 通告した十三人のうち七人が登壇。中川清市長をはじめ市執行部の対応をただした。 中川市長は高津地区で出店計画が進む、懸案のイオン土浦ショッピングセンター (SC)問題について、郊外型大型店舗進出がもたらすさまざまな影響を認めながらも 「環境の変化に対応し、新しいまちづくりの流れも考えなければならない。 中心市街地活性化とともに、共存共栄できる関係の構築が大事。 長期的展望に立ち慎重に対応する」と、慎重姿勢を基本にしながらも進出に前向きな姿勢を見せた。
 
同日の一般質問には、柏村忠志、福田一夫、 吉田千鶴子、川口玉留、吉田博史、盛良雄、 小林幸子の七氏が登壇。
 
論議は主に、中心市街地の活性化に向けての具体的な施策をはじめ、 高津地区に出店計画が進むイオン土浦ショッピングセンター (SC)の進展状況と、今後、予想される土浦の全国花火大会の会場地移転に集まった。
 
イオン出店計画について市側は、一九八八年に計画概要が明らかにされて以来、 二〇〇一年十一月に出店協議の申請が出されるまで、 市内で繰り広げられた論議をはじめ、申請後、 今日に至る経緯と今後の対応を説明。立地を承認する方向で事前協議を進め、 近く、市の意見書を付して県に書類を送る方針を示した。
 
中川市長は「時代の流れは商業人としてもつかんでいるが、 一方で中心市街地の在り方も考えねばならない。 (出店に向けて)仕事が進んでいるのは事実であり、 答えを出さねばならない時期にもきている」 と述べ、「中心市街地や商工会議所の関係者とも話をする必要がある」 と、具体化に向けて共存共栄への施策展開を基本に、 市議会はもとより、市民全体で論議し、対応を考えることで打開を目指す考えを示した。
 
また、全国花火大会の会場移転については中川茂男産業部長が、 同SCの出店論議が起きる以前から、都市化の進展に対応した安全確保のため、 移転論議が庁内にあった事実を示しながら、 移転の是非や候補地など具体的な検討協議を進める 「会場移転検討委」を近く立ち上げ、協議に入ることを明らかにした。
 
中川部長は「七十万人が訪れる花火の新たな会場地確保は、 将来的に市の観光の成否が問われる重大課題」 と述べ、重要課題に位置付け、十分な検討協議を進める考えを示した。
 
このほか中心市街地活性化の論議では、新規に取り組む 「食のまちづくり事業」で、旧海軍ゆかりのカレーをテーマに、 市内八校の高校の協力も得ながら、カレーコンテストを行うほか、 調理師も交え、土浦らしいカレーを作り上げる過程を通して、 食材生産者から消費者まで結び付け、まちおこしと活性化につなげる端緒にする事業展開が明らかにされた。

●1402人に春の便り
筑波大で合格発表
筑波大(つくば市天王台)で八日、二〇〇四年度前期日程入試の合格発表があり、 募集人員千百六十二人に対し、七学群で千四百二人 (うち女子は四百七十一人)が合格した。
 
都道府県別の合格者は、本県が二百三人でトップ。 次いで東京都の百二十四人、三位が千葉県の八十七人、 四位が埼玉県の八十人、五位が栃木県の六十三人で、 ベスト5は前年と変わらない。
 
一昨年から地元や近隣都県の合格者が増える傾向にあり、 景気低迷を反映しているようだ。現役合格者は九百七十人、 浪人は四百二十九人。ほぼ二対一の比率で推移している。 女子は前年より十一人減少した。
 
午前十時、本部南側駐車場の掲示板に合格者の受験番号が張り出されると、 例年通り悲喜こもごもの光景が見られた。名物風景となった同大アメフト部の合格者胴上げなどが行われ、 雰囲気を盛り上げた。
 
自分の合格を確認すると、携帯電話で知らせるだけでなく、 掲示板に携帯電話をかざして合格した受験番号を写真に撮る人が多く、 さっそくデータを家族や友人に次々にメールするなど、 新たな発表風景を演出していた。
 
牛久栄進高校の藤枝博さんと木幡周治さんは、 そろって現役合格を決め、「やったー、合格だ」 と互いに肩を抱き合った。
 
藤枝さんが「やっと受験から開放された」と話すと、 木幡さんは「志望校を筑波大と決め、出題傾向に合わせた勉強に専念したのがよかった」 と満面に笑みを浮かべた。
 
つくば市内の女性は昨年不合格だった人文学類に見事リベンジ合格、 「悔しさをバネに頑張ったかいがありました。 将来はジャーナリズム関係の仕事をしたい」 と目を輝かせていた。
 
同大学では、今年からホームページでも合格者の受験番号を、 入学手続きの十五日まで掲載している。

●常陸大宮市誕生へ
大宮、山方、美和、緒川、御前山
大宮町、山方町、美和村、緒川村、御前山村の合併協定調印式が八日、 大宮町の町文化センターで開かれた。式には法定協議会委員をはじめ、 国会議員、県議、各町村議など約百五十人が出席。 橋本昌知事が立会人となって、五町村長が協定書に署名した。 十月十六日には人口約四万九千人、面積約三百四十八平方キロの 「常陸大宮」市が誕生する。
 
経過報告、協定書の内容説明の後、五町村長、 各町村議会議長ら立会人が、それぞれ協定書に署名。
 
矢数浩大宮町長は「地域資源を活用し一体化に向け努力したい」、 三次真一郎山方町長は「十年、五十年先のあるべき姿をイメージして合併を進めてきた」、 大瀧典夫美和村長は「調印はゴールでなく中間点。 詰めをしっかりやりたい」、内田善博村長は 「円満に進んできたのは住民の理解と五町村が公平に取り組んだため」、 長山安隆御前山村長は調印寸前で関係者に迷惑を掛けたと述べた後、 「各町村の歴史、文化、特色を生かした新市づくりに取り組みたい」 と、それぞれあいさつした。
 
橋本知事、梶山弘志衆院議員、狩野安参院議員、 関宗長、石川多聞、澤畠俊光、黒部博英の各県議が祝辞を述べた。
 
橋本知事は「地域ニーズの多様化で、地域がもっと仕事ができる体制づくりが求められている。 豊かな自然と安全・快適なまちづくりのため、 智恵を出し合い、合併メリットを生かしてほしい」 とエールを送った。
 
合併方式は、「対等合併・編入方式」で、 十月十六日が合併期日。新市名称は「常陸大宮市」 となり、事務所は現在の大宮町役場となる。 各町村議員は大宮町議の在任期間、引き続き新市の議員となる。

●伝統芸能の魅力を全国に発信
10月に地域伝統芸能全国フェスティバル
本県の日立風流物など、全国各地の伝統芸能の祭典 「地域伝統芸能全国フェスティバルいばらき」 が今秋十月二十二日から二十四日までの三日間にわたり、 水戸市笠原町の県庁構内や周辺地域をメーン会場に開催される。
 
「祭だ にっぽん!いばらき二〇〇四!」が合言葉で、 地域の伝統芸能の魅力を全国に向けて発信するとともに、 その貴重な資源を観光、地域の振興、活性化に役立てようというのが狙い。
 
既に、一月二十九日に実行委員会(会長・橋本昌知事、 県観光協会など三十四団体・機関で構成)を立ち上げ、 大会の事業内容を協議している。
 
初日の二十二日は、開催記念式典、アトラクション、 出演者(団体)交歓の夕べ(水戸市内)などを中心に歓迎デモンストレーションが行われ、 二日目の二十三日から全国各地の伝統芸能が県庁構内、 周辺地域のほか、同市三の丸の三の丸庁舎構内、 同市備前町の水戸芸術館などを会場に披露される。 出演団体は県内外を含め、約六十団体。
 
フェスティバルは、毎年開かれている「大好きいばらき県民まつり」 や「関東ブロック民俗芸能大会」と同時に開催。 県観光物産課では、期間中の「いばらき大豊年祭」 の展示即売会などを含め、二十万人から三十万人の人出を予想している。
 
出演団体の交渉、駐車場確保対策などクリアすべき運営上の問題について内部調整を進めている同課では、 「次回の実行委員会が開かれる五月中旬ごろまでには、 フェスティバルの実施計画をまとめたい」と話している。

●いばらき就職支援センター開設へ
旧県職員会館に
県が雇用対策に取り組むワンストップサービスセンター 「いばらき就職支援センター」(仮称)が四月に、 水戸市三の丸の旧県職員会館にオープンする。
 
リストラなどによる中高年離職者や若年者の雇用対策に、 ハローワーク(公共職業安定所)と機能、 役割分担しながら連携し、県独自の施策として開設する。 二〇〇〇年度以降に整備してきた県民雇用相談コーナー、 就職サポートセンターなどは整理、統合する。
 
同センターは、水戸市の旧県職員会館を「中央センター」 とし、就職相談員、求人開拓員、キャリアカウンセラー、 県職員など十人を配置。
 
県北(日立商工会議所三階)、県南(土浦合同庁舎三階)、 県西(下館合同庁舎五階)、鹿行(鉾田合同庁舎三階) の県内四カ所には「地区センター」を整備する。 県北地区は、県北地方総合事務所が水戸市にあり、 中央センターと二カ所になることから、日立市に設置することにした。
 
運営時間は、中央センターが平日は午前九時から午後八時 (職業紹介は午後四時)、土日は午後五時(職業紹介なし) まで。地区センターは、平日が午前九時から午後四時までで、 職業紹介も行う。土日は休みとなる。
 
中央センター、地区センターとも、就職アドバイス、 内職相談、職業適性診断、就職の悩みなどキャリアカウンセリング、 職業紹介など一貫した就職サービスを行う。
 
就職支援の専門センターになるわけで、 県労働政策課では「現在、 開設準備を進めているが、具体的な職業紹介は五月ごろからになると思う」と話している。


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