2004年3月11日
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| ●新生児聴覚精密検査機器を導入 |
| 東京医科大霞ケ浦病院 |
| 新生児期に聴覚障害を発見し、療育を早期に開始する乳幼児の精密検査・療育体制の充実を図るため、県保健福祉部は今年度、県南地区の受け入れ拠点として、阿見町中央三丁目の東京医科大霞ケ浦病院に補助し、新生児聴覚精密検査機器類を整備した。県内の医療機関で設置されるのは県メディカルセンター(水戸市)、県立中央病院(友部町)、筑波大付属病院(つくば市)に次いで四カ所目だが、県が補助するのは今回が初めて。 新生児期に聴覚障害を発見し、早期に養育を開始することが、その後の語彙の獲得に効果があることから、新生児聴覚スクリーニングを実施する産科医療機関が増えている。これによって、精密検査の対象となる乳幼児や養育該当児の増加が見込まれるため、精密検査などができる体制を整備し、受け入れ枠の拡大を図ることが必要となっている。 同病院を選んだのは、乳幼児聴覚検査・療育の実績があり、乳幼児の聴覚障害に精通した耳鼻咽喉科医師三人、言語聴覚士一人がいることなどが理由。導入した設備は、子どもが音に振り向いたら光を与え、条件付けを行う条件検索反応検査、音が与えられた時にスイッチを押すとのぞき窓に明かりがつき人形がみられるようになっているピープショウテストなどを行うことができる。基準額六百万円のうち、二分の一の三百万円を県が補助した。 |
| ●県内各地で卒業式 |
| つくば市谷田部中でも |
| つくば市谷田部の市立谷田部中学校で十日、在校生や父母、教員らが見守る中、三年生百六十三人の卒業式が行われ、柿沼宜夫校長が、卒業生一人一人に卒業証書を手渡した。 柿沼校長は続いて「夢、希望を失わず、常に前向きに生きてほしい。敵は自分の内にあり、善の道を貫き通すことが大切。一人一人が他人に頼らず、地域に、国に、大いにはばたいてほしい」と卒業生にはなむけの言葉を送った。 式の最後に、卒業生全員が、お世話になった人への感謝の気持ちを込めて「旅立ちの日に」を合唱。会場は感動的な雰囲気に包まれ、すすり泣く女子生徒の姿も見られた。 |
| ●「新エンゼルプラン」ガイドライン案提言 |
| 県少子か対策推進県民会議 |
| 県少子化対策推進県民会議(幡谷浩史議長)は九日、橋本昌知事に新エンゼルプランガイドライン案を提言した。今後の少子化対策の基本的な考え方や、次世代育成支援対策推進法に基づく市町村行動計画策定のガイドラインを示したもので、これを基に県は、今月中に新エンゼルプランガイドラインを決定、来年三月に二〇一四年まで十年間の新エンゼルプランを策定する予定。 現行の「エンゼルプラン21」は、〇一年度から一〇年度まで十年間の計画として、〇一年四月に策定されているが、昨年七月に同法が制定されたことを踏まえ新しい視点も加えて見直すことにした。同法では、市町村に行動計画の策定を義務付けており、県と市町村の連携を強化する。 新エンゼルプランは(1)基本方針(2)行動計画(3)県民運動行動計画―から成り、〇九年度までを前期計画、一四年度までを後期計画に区分。▽子どもが心身ともに健やかに、輝いて育つことができる環境づくり▽安心して子どもを生み育てることのできる環境づくり▽社会や結婚に夢や希望の持てる環境づくり―の三つを基本方針に、十二の柱を立てて施策を体系化した。 県と市町村の連携としては、県が市町村に対し、国・県の施策や補助制度、統計的資料、地域協議会の活用・連携等計画策定のあり方などについての情報を提供し、必要な助言などを行うとともに、具体的な目標の設定に当たっては、整合性を図る観点から十分な協議や調整をする。 市町村行動計画のガイドラインとしては、策定手順で住民参加の必要性を指摘し、住民のニーズや社会資源の把握、優先順位の付け方、目標の設定、実現の仕組みづくり、進行管理と住民の評価―などを示した。ガイドラインは今月中に検討して決定し、下旬に市町村に説明する。 |
| ●「樹木の生活史」が開講 |
| 筑波実験植物園 |
| 「一年かけて三種から五種の自分の枝を丁寧に観察することで、終了時には間違いなく木を見る目が肥えています」と講師の八田洋章・同園主任研究官はあいさつ。 「必ず日付を記入」「初心者はどれでも好きな木を選んで」「札を枝に結び付ける際にはきつく締めないで」などの注意の後、学生や主婦らの参加者は、氏名を書き込んだプラスチックの小さな短冊形の名札とものさしを手に園内に散った。 中央広場周辺の樹木の中から黄色の花が残るソシンロウバイを選んだのは、土浦市の青山みゆきさん。「初めてです。一週間に一回は観察に来たい」。 昨年に続いて参加した牛久市の久保田英美さんは、「植物が好き。ここの講座は、わたしにはぴったりです。専門的なことも結構教えてもらえますよ」と声を弾ませながら、つぼみのあるハクモクレンに札を付けていた。「冬芽から観察したほうが、よくわかるんです」。 小さなつぼみをたくさん付けたゲッケイジュの木の下では、「これは雌株。日本では大半が雄株なので珍しい。家にあるゲッケイジュと比べながら観察してみては」とのボランティアの話を聞きながら、何人もが熱心に観察・記録していた。 同講座の開催は四年目。十二月までの計十二回の中で毎回、枝の芽や葉、花や実の大きさ、形、数などをスケッチや写真、文章で記録。芽の解剖なども行いながら、木の成長の観察を通して自然の動きに触れる。 |
| ●絵本作家の荒川薫さんが講演 |
| 「絵本は心の食べ物」 |
| 土浦市東真鍋のまなべすみれ幼稚園(川島一男理事長)はこのほど、母親のための講演会を開き、参加した約百五十人の父母や祖父母が絵本を介した子供とのコミュニケーションの取り方を学んだ。 参加者は音楽会で園児たちの合唱や合奏を楽しんだ後、「子どもと楽しむ絵本の世界」をテーマに、絵本作家の荒川薫さん(神奈川県在住)の話を聞いた。 荒川さんは絵本出版会社で勤務後、三人の子育てを経て読み聞かせに参加したり絵本の文章を書いてきた。あらゆる立場で絵本と向き合ったことからわかったことを、読み聞かせを交えながら紹介。 絵本を読み始める時期について、幼児は、十カ月くらいで物の認識ができるという。「文字がない絵本でも、母親が呼び掛けることで耳からの言葉が豊かになる。子供が大好きでよく知っている、動物や果物が登場する本を選んでは」と、絵本「でてこいでてこい」「くだもの」を参考に上げた。 「絵本を読んでやる時期は短く、一緒に楽しめる時間も少ししかない」と育児に追われる母親をねぎらい、「大人と子供にはセンスの違いがあり、絵本選びは大人の価値観で押し付けるものではない」とアドバイス。「絵本は心の食べ物。子供との宝物の時間を積み重ねてほしい」と付け加えた。 |
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