こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2004年3月17日
●私立幼稚園46園3歳未満も可
構造改革特区計画
政府は十六日、申請のあった構造改革特区計画について第四次認定を内定した。県内では、県が申請した「いばらき幼児教育特区」(対象区域・希望の四十六幼稚園が所在する二十五市町村)と「いばらき美しい景観づくり特区」(水戸市、龍ケ崎市)、水戸市幼・小・中英会話教育特区、北茨城市農山漁村交流促進特区、高萩市教育特区の合わせて五件が新規で認定されることになった。二十四日に認定書が授与される。

幼児教育特区は、三歳児未満児でも満三歳になる年度の当初から入園可能にするもので、土浦市の新学、エンゼルスポーツ両幼稚園、つくば市のみのり幼稚園などをはじめ二十五市町村の私立四十六幼稚園が希望した。

美しい景観づくり特区は、現行制度で対象となっている張り紙や立て看板以外の、のぼり旗や金属板など景観形成を阻害する違法広告物を簡易除去できるように拡大するもので、水戸市の市街化区域全域と風致地区・主要道路、龍ケ崎市の市街化区域全域と主要道路が対象。県は、除去事務の権限を両市長に委譲し、四月一日から除去活動を可能にする。

水戸市幼・小・中英会話教育特区は、小学校に英会話の時間を設け、新しい教育課程を編成するとともに、小学校の授業時間数を改めることで、英語教育に力を入れる。同市は二〇〇四年度から小学校五校、幼稚園五園を英会話研究開発指定校にし、〇五年度に二倍に拡大、〇六年度からは全小学校と幼稚園で取り組む。(本紙2面に関連記事)

●空自部隊交代で出国式
小川・百里基地
イラク復興支援を目的にクウェートなどに派遣された航空自衛隊輸送航空隊(司令・新田明之一等空佐)の交代要員となる派遣部隊第二期前期の出国式が十六日、小川町の空自百里基地で、同基地からの五人をはじめ、浜松基地(静岡県浜松市)、小松基地(石川県小松市)、入間基地(埼玉県狭山市)など全国各基地からの派遣隊員約百人が参加して開かれた。

隊員らは数日中に、成田空港から民間機でクウェートに向かい任務に当たる予定。

出国式で、空輸計画部長の柳原孝重一等空佐が隊員を代表して、支援集団司令官の香川清治空将に出国報告を行った。香川空将は「今回の活動は日本の将来のための行動。未知の経験は航空自衛隊の将来にも大きな意味を持つ」と派遣の意義を強調。

「協力を得るカタール、クウェート両国への感謝の念を忘れてはいけない。家族のためにも無事帰国を祈る」と激励の言葉を送った。

隊員代表として記者会見に臨んだ、輸送航空隊副司令の梅津純・二等空佐は、「フォー・ザ・フラッグ(日の丸のために)の精神で頑張りたい。先発隊が築いた活動の基礎をより充実させ、復興の一助となりたい」と語った。

隊員らはすでに現地で空輸作業に当たる第一期要員の半数と任務交代となる。派遣期間は約三カ月。

●関野被告が町長辞職−八郷町
公共工事をめぐる汚職事件で
八郷町発注の公共工事をめぐる汚職事件で、川俣忠同町助役らは十六日、町役場で記者会見を開き、収賄罪で逮捕・起訴された町長の関野和夫被告が家族を通じ、同日付けで退職申出書を提出したことを明らかにした。

同申出書は永山公士議会議長に渡され、同日の定例議会最終日の議案として審議され、全会一致で同意された。永山議長は選挙管理委員会に同書と審議結果を通知した。

これにより、町長選挙が五十日以内に行われることになった。逮捕から約一カ月を経て、ようやく町が新体制に向け始動することになった。

同申出書は永山議長あてで、「一身上の都合により平成十六年三月十六日に退職したいので申し出ます」と記されていた。

ナガスクジラの死がい、陸揚げ
那珂湊港
十四日夜、東海村の常陸那珂港北ふ頭であおむけ状態で発見されたクジラの死がいの引き揚げ作業が十六日行われた結果、生後七、八カ月とみられる「ナガスクジラ」であることが、アクアワールド県大洗水族館の調べで分かった。

当初、ニタリクジラではないかとみられていたが、頭部など全身が確認できたことで、「ナガスクジラ」であることが判明した。同館は、「太平洋上で生息するアジア系統のナガスクジラではないかと思われるが、ナガスクジラが県内の海岸に漂流したのは、ここ数十年で初めてではないか」としている。

引き揚げなど一連の作業は、同日午前九時から実施された。まず、対岸の南ふ頭岸壁まで船で移動させ、十時前から網とワイヤーをクレーンでつって引き揚げた。

同館、港湾、漁業関係者ら約八十人が見守る中、引き揚げ作業が行われたが、体長が約十三メートル、体重が約十五トンもあったため、作業は難航。

一回目の挑戦で、腹部にたまっていたガスは抜けたが、四本のワイヤーにかかるバランスが思うようにいかず試行錯誤を繰り返した。

結局、鉄骨の天びんでつり、十一時半すぎにようやく陸揚げに成功し、トレーラーの荷台に載せることができた。

●農水大臣賞を受賞−JA北つくば結城市レタス部
全国環境保全型農業推進コンクール
全国環境保全型農業推進コンクール(全国環境保全型農業推進会議主催、農林水産省など後援)で、JA北つくば結城市園芸部会レタス部が大賞(農林水産大臣賞)を受賞することになった。県内の大賞受賞は二〇〇一年度の森ファームサービスに次いで二番目。

同コンクールは意欲的に環境保全型農業に取り組み、地域社会の発展に貢献している農業団体を表彰するもので、一九九五年度から実施されている。

今年度は、都道府県などが推薦した八十点の中から大賞八点、優秀賞十六点、奨励賞二十点、特別賞一点が選ばれた。関東ブロックの表彰式は十七日、さいたま市で行われる。

同部は、農家百四十戸が二百三十ヘクタール(春作百二十ヘクタール、秋冬作百十ヘクタール)で環境保全型農業を実践。養豚農家が一次処理した豚糞とレタスの廃棄葉などからたい肥を作り、効果的に使用しているほか、緑肥作物の導入や水田作付けで連作障害を回避。

全面マルチ栽培で化学肥料や農薬使用を減らし、性フェロモン剤を利用して殺虫剤使用料量を削減するなど、環境保全型農業に取り組んでいる。

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