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2004年4月1日
●アカス事件、性的虐待を認定
元社長に賠償命令
1995年、水戸市内の段ボール加工会社(旧「アカス紙器」)で、知的障害者の女性従業員3人が、元社長に傷害や性的暴行を受けたとして、それぞれ1千万円ずつ、計3千万円の慰謝料を求めた損害賠償訴訟で、水戸地裁(仙波英躬裁判長)は31日、それぞれ500万円ずつ、計1500万円を支払を求め、原告勝訴の判決を言い渡した。

判決などによると、原告の3人は、それぞれ九〇年、九一年、九三年から、九六年にかけて同社で働いていたが、うち2人は、従業員寮内で元社長から複数回にわたって殴るけるなどの身体的暴行を、3人は性的暴行を受けていた。

被告側は、九七年に水戸地裁で執行猶予付きの有罪判決が下され、刑が確定している四件の傷害事件などは事実を認めたものの、今回の訴状にはなく、それ以外の暴行や性的暴行は「事実はなかった」などと否定し、全面的に争う姿勢をみせていた。

当時、被害者や支援団体が水戸地検などに刑事告訴した性的暴行については、嫌疑不十分として不起訴処分になっている。

密室内で一対一で起きた性的暴力について、証言の信用性が問われたが、判決で仙波裁判長は、「原告らの供述を直接的に裏付ける証拠はないが、供述は中心的部分が終始一貫している。知的障害者や家族らの心理・社会的状況に照らせば、被害を受けた事実がないのに被告を訴えることは考えにくい」などと認定した。

●養殖業再開へ可能性模索−KHV
玉造の県内水試で検査開始
霞ケ浦、北浦の養殖コイが、コイヘルペスウイルス(KHV)に感染し大量死した問題で、県はこのほど、水温の上昇によるKHV再発について調査し、養殖業再開の可能性を見極める検査を、玉造町甲の県内水面水産試験場(渡辺一夫場長)で開始した。また、両湖の網いけすに、感染の可能性の無いコイを離し、KHV感染について調査する検査も近日中に実施される。

同試験は、養殖業再開か廃業か、今後の方針を検討している両湖の養殖業者からの依頼で実現した。

試験は感染が疑われ、処分の対象となる両湖の養殖ゴイ、体重45gを500匹、2kgを42匹、業者から購入。同試験場内にある別々のいけすに離し、いけす内の水が、KHVが再発する可能性が高いとされる水温18度以上に上昇するまでに、コイに異変が現れるか随時確認するもの。

31日現在でいけす内の水温は14度。18度を超えるのは5月中旬ごろ。

コイが水面付近を泳いだり、動きがにぶくなるなど、KHV特有の症状が表れ次第、検査機で感染について調査する。

また、調査結果はコイに変化が現れ次第、報告書をまとめ、県漁政課と養殖業者に通達するという。

両湖の網いけすでの検査は、養殖業者の「養殖再開は本当に不可能かどうか、実際現場で確認しないと納得いかない」という要望を受け、実施するもので、全国から無病のコイを手配し、近日中に実施される予定。

●北米航路の定期便初入港−常陸那珂港
現地で歓迎セレモニー
北米定期コンテナ航路を、常陸那珂港に開設したウエストウッド社の定期便初入港に合わせた歓迎セレモニーが 31日、東海村照沼の同港外貿ターミナルで開かれた。県や常陸那珂港振興協会の関係者、船会社、荷主企業、運送倉庫会社、県議など約 60人が出席し、くす玉開披などを行い祝った。

式では、大津典昭県土木部技監が「高いポテンシャルを評価してもらい航路開設となった。今後も安全で使いやすい施設整備に努めた」と歓迎。

ウエストウッドの福井俊夫マリンオペレーションマネージャーが「定着、発展させるため、たくさん利用してほしい」とあいさつした。来賓を代表して、海野透県会議長が祝辞を述べた。

新規航路は、待望の定期航路で、シアトル、バンクーバーなど北米西岸とを結ぶ。月1回の間隔で、北米西岸−常陸那珂−清水−横浜−東京−群山(韓国)−博多−釜山(韓国)−大阪−名古屋−清水−東京−北米西岸。常陸那珂港は日本のファーストポートとなる。

取り扱い貨物は、ミルクカートン原紙や製材、パルプ、大豆など。

入港したのは、米国ワシントン州フェデラルウェイ市に本社を持つ「ウエストウッド シッピング ラインズ」(日本総代理店・ウォーレムシッピングリミテッド)のウエストウッド・アネッティ号。全長199.9m、総トン数 28,805トン、載貨重量トン数45,250トン、コンテナ積載能力は 2,029TEU(20フィートコンテナ換算で2,029個)。

●春らんまん
土浦のサクラが見ごろに
土浦の春を華やかに彩る「2004土浦さくらまつり」が、4日まで開かれ、土浦市内各地で様々なイベント、行事が繰り広げられる。

同市内にはサクラの名所が多い。桜川のサクラ並木をはじめ亀城公園、乙戸沼公園、新川堤、さらには、樹齢百年の大木が校庭に咲き競う真鍋小学校など、県内外からも訪れ、花見を楽しむ人たちでにぎわう。

メーン会場は、亀城公園など市内四カ所。サクラの開花に合わせ、まちを活気づけようと、今春も多彩なイベントを企画。キャラクターショー、歌謡ショー、模擬店、縁日など多彩な催しが用意され、各流合同生花展示会、弓道大会、少年剣道大会、ヨット競技大会などの協賛行事も開かれる。

市内の陽だまりでは、サクラは満開。本格的な春を迎え、サクラ咲くとともに市民の笑顔の輪が広がる。

●「ちん電まつり」開く
日立電鉄線の存続求め
来年3月末に廃止する日立電鉄線問題で、日立市の大沼学区コミュニティ推進会(大江日出雄会長)は31日、同市東金沢町の公民館で、電鉄線の存続を呼び掛ける「ちん電まつり」を開いた。

同推進会が、4月1日から11日まで、同公民館を会場に開催する恒例の「ふれあいサクラまつり」に合わせ、前夜祭として開いた。

会場には、廃線発表後の推進会を中心とした存続活動を写真や新聞記事などを使って紹介。県企画部からの資料や自分たちで集めた資料、各地の鉄道維持に関する資料なども展示している。入場者には黄色いリボンが渡され、活動のシンボルとして着けてもらった。

前庭には高さ四メートルのクマのぬいぐるみや、「ちん電号」を真似た記念写真ボードが置かれ、乗ったことのない人たちにも大切な市民の足をアピールした。丸くくり抜かれた部分から顔を出した子どもたちは、「本当のちん電に乗って写真を撮りたいね」などと話していた。

同推進会では4月下旬に、「ちん電に乗ってエクササイズウオーキング」を企画している。電鉄線大沼駅から常陸太田市に行き、山吹公園や西山荘などをウォーキングするもの。

また、電鉄線沿線の学区で連絡会を組織して、存続活動を展開することが話し合われているという。

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