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2004年4月10日
●自民2人目擁立は断念か
参院選、「熱い」戦いまで3カ月
参院選が三カ月後に迫った。茨城選挙区では、 改選数の二議席に対し、再選を目指す自民党現職の岡田広氏、 民主党現職の郡司彰氏に、共産党新人の田谷武夫氏が挑む構図。 自民党県連は当初、複数擁立で議席独占をもくろんだが、 タイムリミットの三月末が過ぎ、二人目擁立は断念となりそうで、 三つどもえの選挙戦となる公算が大きい。
 
自民党県連(山口武平会長)は当初、岡田氏のほかに新人候補を擁立して、 「二議席独占」を目指す方針だった。参院の単独過半数を念頭に、 比例区の得票増を狙う考えだが、擁立は困難に情勢となっている。
 
補選で、岡田氏が得たのは約七十二万票。選挙結果を見た県連内外には、 「二人当選も可能」「取り過ぎ。郡司さんも強く、 政治生命を失いかねない」の両論が…。結果は、 タイムリミットを過ぎ、複数擁立は断念することになりそうだ。
 
岡田氏は、当選して以来一年間、こまめに集会に出席し、 二月には政治資金パーティーも開いた。六日には、 連立を組む公明党の講演会に出席。初の通常選に向け、 着々と体制を固めつつある。
 
民主党県連(大畠章宏代表)は、郡司氏の再選に向けて、 二日には最大の支持組織・連合茨城、出身労組の県農協労連、 個人後援会で合同選対を発足させた。三十五万票を目標に掲げ、 社民党の協力も期待する。
 
郡司氏は初挑戦だった前回、三十一万票でトップ当選したが、 岡田氏が昨年の補選で得た票は、共産党との一騎打ちとはいえ、 郡司氏の前回票の二倍以上。自民党が、単独であれ複数であれ、 四万票上回る目標を掲げた。
 
同党本部の目標は、「参院選をステップとし、 次期総選挙での政権交代」。自民が一人に絞って、 陣営に楽観が広がると、戦略に狂いが生ずるため、 引き締めに躍起になっている。
 
共産党の田谷氏は、三月初めから全県行脚をはじめた。 選挙戦最大の争点、年金問題や雇用問題、イラク問題などに絞り、 自公連立とも、民主党とも違う独自政策をアピール。 停滞気味の党勢回復を目指す。
 
昨年の補選では、党県委員会の小島修書記長が、 同党創設以来最高の十七万票を獲得した。
 
「当選ラインまでもう一歩」と、比例区と連動した選挙で、 演説会や集会を重ねながら、二大政党の流れに抗し、 独自路線の浸透に全力を上げる。
 
公明党県本部(石井啓一代表)、社民党県連 (大嶋修一代表)は、選挙区に候補を持たず、 比例区単独の選挙となり、併せて友党との選挙協力が焦点となる。
 
公明党県本部は、浜四津敏子代表代行を、比例区候補として抱える。 上位当選と、全国比例票の一千万票を目標に、 県内でも二十万票を超す得票を狙う。選挙区では、 岡田氏を支援することになりそうだ。
 
社民党は、昨秋の総選挙で大敗。参院選に復活をかける。 県内は比例に絞った運動に。連合は六年前同様、 郡司氏への協力を期待するが、県連内では「憲法観が違う」 との声も。選挙区への対応も注目される。

●恒例のお花見集会
土浦の真鍋小
校庭の中央に県指定天然記念物のソメイヨシノ五本が並ぶ土浦市真鍋の市立真鍋小 (樽井正男校長、児童数八百八十七人)で九日、 お花見集会が開かれ、上級生が新入生百六十九人を歓迎した。
 
全国的にも知られる同小のサクラは一九〇七 (明治四十)年、校舎を新築した記念に植樹されたもので、 樹齢は百年を超えた。幹の周囲は最大約五メートル、 高さは約十一メートル、張り出し枝は二十メートルにも及ぶ。
 
お花見集会は、そのサクラの下で、新入生に早く小学校の雰囲気に慣れてもらおうと毎年開いて交流を深めている。 二十年以上は続く同小の伝統行事だ。
 
「さくら、さくら」のBGMが流れ、拍手で迎えられる中、 新入生は五年生が作ったアーチをくぐって入場、 六年生に背負ってもらい、校庭を半周した。
 
満開のサクラの周りに全校生が幾重にも輪を作り、 ダンス「アブラハムには七人の子」やゲーム 「じゃんけん列車」を楽しんだ。お兄さん、 お姉さんの背中で、ちょっぴり恥ずかしそうにしていた新入生にも笑顔が戻り、 元気に遊んでいた。

●菜の花の迷路が見ごろに
つくばリサーチギャラリー前
つくば市観音台の独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構つくばリサーチギャラリー前で、 菜の花の迷路が見ごろとなり、大勢の家族連れなどでにぎわっている。
 
菜の花畑は約三十五eの広さで、もともとは中央農業総合研究センターが菜の花をすき込んで肥料にするため栽培。 十年ほど前から、科学技術週間のイベントとして、 来場者に楽しんでもらおうと、一部を刈り取り、 迷路にしている。
 
石岡市から夫婦で訪れた自営業の内山末子さんは 「毎年この時期に来ているが、桜吹雪が舞う中に菜の花が咲いてすごくきれい」 と話していた。
 
菜の花の迷路は、科学技術週間期間中の十八日まで、 土日曜も含め一般公開される。入場無料。

●新庁舎建設に異議
町長リコール求め署名運動−八千代
一年後に下妻市と石下町、千代川村との広域合併を目指しながら、 財政難にもかかわらず大型の町役場新庁舎の建設を強行するなど民意に背く町政が進められているとして、 八千代町の住民団体が九日、町選管に対して大久保司町長の解職請求の手続きを開始した。 リコール運動に立ち上がったのは「八千代町の明るい未来をつくる会」 (生井豊英会長、会員約五百人)。町選管の告示を経て、 五月半ばごろまでにリコール署名を集める方針。 今になってふって沸いた同町初の町長リコールの動きは、 今後の合併協議にも影響が予想される。
 
町では現在の役場庁舎が五十年以上経過して老朽化しているため、 現在地の隣に建て替えを計画。新庁舎は地上四階建て、 延べ床面積約六千平方メートル、総事業費約二十億円、 今年秋には着工する予定。大久保町長は二期目の選挙公約で、 建て替えを打ち出していた。
 
これに対し、会では「合併を目前にして、 なぜ大規模な庁舎を建てるのか。積み立てた基金十三億円の範囲内で建てるべきで、 借金してまでやるのはおかしい。強行すれば合併にも支障をきたし、 町に混乱を招きかねない」などとして、大久保町長のリコール運動に立ち上がった。
 
町選管に提出した請求内容によると、大久保町長は特例法期限内の合併を目指し、 四市町村の法定合併協議会長として合併協議を進めながら、 老朽化を理由に大規模庁舎を建設しようとしている、 と主張。
 
一年後に合併が実現すれば、新庁舎は支所か出張所となり、 職員も大幅に縮小されることが予想されるため、 役所機能は一階だけで十分、二ー三階の町長室や議場などは不要になる。 無駄な費用を合併後の市民にまで負担させることになり、 円滑な合併に影響を与えるーなどとしている。
 
生井会長ら代表十人が町役場を訪れ、大久保町長のリコールを求める請求代表者証明書の交付を町選管に申請した。 町長のリコールを請求するには、選管が代表者に書類を交付してから三十日以内に、 町の有権者の三分の一以上の署名が必要。これには六千四百六十四人の署名が必要となる。
 
会では証明書が交付されれば、十二日から署名活動を開始することにしている。 生井会長は「合併問題に加え、町診療所問題など独善的な大久保町政に対して町民に不安が広がっている。 議会がチェック機能を失っている今、リコール運動しかない」 と述べた。
 
これに対し、大久保町長は「解職請求の趣旨を確認していないので、 話できない。今後、町選管委が開かれ、告示されてからコメントしたい」 としている。大久保町長は当初は合併に消極的だったが、 二期目からは合併推進の立場に変わった。

●厳かに例大祭
笠間稲荷
笠間稲荷神社(笠間市笠間、塙東男宮司) で九日、創建を祝う最大の祭り「例大祭」 が執り行われた。
 
御祭神の「宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)」 が笠間の地に鎮座した日にあたり、同神社にある年間六十もの祭りの中でも最も重要なものとされている。
 
雅楽を奏でる神職、巫女(みこ)らに先導されながら、 塙宮司を中心に、献香(けんこう)・献茶(けんちゃ)など奉仕を受けた各宗匠、 氏子総代らが参進。大神様にコメ、酒、海産物、 山菜などを供えて、国家繁栄や世界平和など祈願した。 境内では県内の醸造元から奉納された銘酒の献酒祭やラベル展も行われた。
 
池坊、古流松応会、小原流による献花展、 江戸千家、表千家、裏千家など各流派による野点などもあった。


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