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2004年4月11日
●GTF研究所から電力購入−県庁舎
東電以外は初めて
水戸市笠原町の県庁舎の電力購入先が四月から、神栖町奥野谷の奥野谷浜工業団地に進出したGTF研究所(横浜市)に替わった。電力自由化が進む中で、三月に入札を行い、四社が参加した一般競争入札で同社が落札した。県は二〇〇三年度から上下水道関係七施設の電力を入札に切り替え、今年度からは一般の施設にも拡大したが、東京電力以外の応札はなかったため、東電以外から電力を購入するのは県庁舎が初めてになる。

大口の需要家を対象とした電力小売自由化は二〇〇〇年三月二十一日に始まった。特別高圧で電気(契約電力二千キロワット以上)の供給を受ける需要家を対象としたものだが、今年四月からは契約電力五百キロワット以上の高圧にも拡大された。東電などの一般電気事業者は送配電ネットワークを開放しており、九電力以外の事業者からも買うことができる。

県庁舎は二〇〇〇年度から対象になっているが、国の省庁や地方自治体が相次いで入札を実施する中で、今年一月二十九日に入札を公告、三月十日に実施した。県の施設としては初めて東電以外の応札があり、四社が参加した結果、GTF研究所が予定使用量千九百三十万キロワット時(最大電力五千百キロワット)を約二億三千六百万円で落札した。契約は一年間。

行政棟、議会棟、警察棟などを合わせた県庁舎の電気料金は年間約二億七千万円。落札額はいわば最低使用量であるため、単純に差額(約三千四百万円)が削減されるわけではないが、県管財課によると、単価は従来よりも一割程度安くなっているため、削減効果は少なくないという。

GTF研究所は日揮が発電事業に参入するため三井物産、石川島播磨重工業と共同で設立。神栖町に発電所を建設し、昨年三月から運転を開始している。航空機転用型のガスタービン発電で、出力は四万七千七百三十キロワット。

県関係施設では流域下水道の終末処理場三カ所、県企業局の広域水道の浄水場四カ所が昨年度から入札を実施。しかし、産業用はもともと割安の価格設定になっていることもあって、東電以外の応札はなかった。また、今年度から水戸市笠原町の「いばらき予防医学プラザ」、阿見町の県立医療大も電力入札を行ったが、東電だけの参加だった。

県管財課は「入札に手を挙げる事業者が増えてきた。競争があれば、できる限り入札をやるのが得策」とし、出先機関約百カ所を集めた電気保安の会議などの場でも広く制度について説明し、経費の削減を図っていくことにしている。

●桜吹雪の中、人力車疾走
大好きいばらきふれあいまつり
第5回「大好きいばらきふれあいまつり」(主催・大好きいばらき県民会議)が10日、水戸市三の丸の県三の丸庁舎(旧県庁)前の芝生広場などで開かれ、約三万人の人出でにぎわった。

県庁移転後に、地域の活性化を図ろうと始まったもので、「みんなが集まる 笑顔が集まる 三の丸」をキャッチフレーズに、県産品の展示・販売、緑の募金キャンペーンや緑化苗木の販売、園芸ワークショップなどの「花いっぱいコーナー」、バザーなどのほか、ステージで郷土芸能などが披露された。

また、今回の初登場としては「まくらがの里欅組」による人力車の運行があり、サクラの花びらの散る会場を人力車で回るアトラクションが人気を集めた。

ステージプログラムでは、国営ひたち海浜公園のキャラクター「海くん&花ちゃんと遊ぼう」、水戸市の向井町の散々楽(ささら)、ウクレレの演奏とフラダンス、筑波山名物のガマの油売り口上、水戸藩YOSAKOI連の「よさこいソーラン」踊りなどが次々に上演された。

県立図書館でアニメ映画上映会や寄席などがあったほか、関連行事として、弘道館の無料開放、水戸駅南ペデストリアンデッキで陸上自衛隊東部方面音楽隊コンサートなども行われた。

●大原コレクション展開幕−県近代美術館
珠玉の日本画洋画
「大原コレクション展―珠玉の日本洋画―」が10日、水戸市の県近代美術館で開幕した。会期は5月23日まで。

大原美術館は岡山県倉敷市にある日本最初の西洋美術中心の私立美術館で、優れたコレクションで世界的にも知られる。そのコレクションの中から、青木繁(1882〜1911)、梅原龍三郎(1888〜1986)、岸田劉生(1891〜1929)ら、日本洋画史に名を刻む画家の代表作を展示。

岡山県出身で、同美術館と関わりの深い児島虎次郎(1881〜1929)や満谷国四郎(1874〜1936)のコーナーも設けられている。

特別展示のミロ、シャガール、アマン=ジャンの西洋絵画三点も加えた総展示作品は65点。

5日には、同美術館の高階秀爾館長による講演「日本近代洋画―受容と創造の軌跡」が行われるほか、週末にはギャラリートーク、わくわくツアーなども行われる。

入場料は一般830円、高校・大学生580円、小中学生 350円。
問い合わせは、同美術館(電話029・243・5111)まで。

●沼田学園が合同入学式
資格取得で決意新た
沼田学園(土浦市)の土浦情報経理専門学校と筑波総合福祉専門学校の合同入学式が8日、土浦市中央の亀城プラザで開かれ、145名の入学許可に続き、両校の理事長・校長の沼田義雄氏が創設 50年の歴史と実績を踏まえ、伝統を受け継ぐよう訓示した。

沼田校長は、昨年度の就職率が94.6%と高く、在学中の税理士国家資格該当科目取得者もいるという例を挙げ、入学の目標とする各種資格の取得達成への努力を強調した。また筑波総合福祉専門学校の新入生には、一期生としての自覚と、時代の要請する福祉関係事業の実務者を期待した。

新入生を代表し総合ビジネス学科の田辺奈々さんが「日々研さんに努めます」と誓いの言葉を述べた。

●日立さくらまつり
「日立風流物」が登場
国指定重要有形・無形民俗文化財の「日立風流物」が10日、日立市の平和通りをメーン会場に開催中の日立さくらまつりに登場。山車の上で披露される豪壮華麗なからくり仕掛けの人形芝居を一目見ようと、県内外から訪れた大勢の見物客でにぎわった。

山車は高さ15メートル、奥行き7メートル、幅3から8メートル、重さ5トン。1695年、水戸光圀の命により神峰神社の世直し祭りに繰り出されたといわれ、1735年ごろから、現在のように山車に人形芝居を配した。東町、西町、北町、本町の四台が芸を競い合っている。

今回公開されたのは、北町支部の山車。演題は、表山で「風流太閤記」、裏山は「風流花咲爺」。人形の早変わりや屋台が180度回転すると、見物客から大きな歓声と拍手が上がった。きょう11日も正午と午後3時から披露される。


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