2007年1月4日
|
| ●17市町村で統一地方選 |
| 4月22日に投開票 |
| 二〇〇七年は十二年に一度、統一地方選と参院選が重なる年。市町村合併などによって任期満了日がずれたこともあって、統一率は低下しているが、四月二十二日投開票(市は十五日、町村は十七日告示)で行われる今回の統一地方選は、十七市町村で六市町村長選と十四市町村議選が予定されている。 統一選以外でも土浦市や牛久市など七市町村長選と、十市町村議員選が行われ、半数以上の市町村が今年選挙の年を迎える。 |
| ●花豆・常陸大黒で新商品 |
| 大子製菓協同組合の挑戦 |
| 大子と言えば、袋田の滝、りんご園など、豊かな自然とその恵みを真っ先に思い浮かべるが、大子製菓協同組合(大子町池田、菊池寛一代表理事)では、花豆の新品種「常陸大黒(ひたちおおぐろ)」を生かした新商品を開発して、お菓子づくりで観光に一役買っている。 国道118号沿いにある同組合直営店「麻呂宇土(まろうど)」。県内外の観光客が、お土産を求めて、袋田の滝を見に来て足を延ばしたり、福島・栃木の温泉地に向かう途中に立ち寄るケースが多いという。 一九二五年、菊池代表理事の祖父が和菓子専門店を創業。同組合は、一九六一年に菊池さんら五人で立ち上げ、一九八一年からは、地元産牛乳を生かしたチーズケーキなど洋菓子も手掛け、十年前に現在地に直営店をスタートさせた。 「常陸大黒」は、県農業総合センター生物工学研究所(笠間市)で品種改良された花豆では全国初の黒色品種。日本一大きな黒豆とされ、ポリフェノールの一種・アントシアニンは、黒大豆の百c当たり七十七_cに比べ、二百三十_cと三倍多く含まれている(日本食品分析センター調べ)という。 今回、新商品への取り組みは、一つの挑戦だった。品種改良の成功に基づいて、グリーンふるさと振興機構を通じ、新商品開発の話が県内約十社に持ち掛けられた。 販売にこぎつけた何軒かのうち、麻呂宇土では、試行錯誤を重ねた結果、昨年十月下旬から、「常陸大黒蒸し羊かん」(一本八百五十円)、「大黒どらやき」(一個百五十円)、「大黒豆ろーる」(一本千円)を発売。今秋には限定で「栗と大黒豆のロールケーキ」(一本千円)を販売し、好評を得た。 紅葉が見ごろとなった昨年十一月の一カ月間には、羊かん約七百本、どらやき約四百二十個が売れた。 「常陸大黒」の生産者は、同町内や旧里美村(常陸太田市)など県北地域に限定されており、町内二十軒の農家から仕入れている。 「大子しかない商品。地域限定で売っていって、少しずつ前に進めていければいい」。血液サラサラになると宣伝され、健康ブームに乗って一般化したアントシアニン。現在、さらに新商品を考案中だが、菊池代表理事は、商品のPR効果を長い目で見ている。 しかし、理想を言えば、大子町の観光を、もっと地元に宿泊して、食べて温泉に浸かって、ゆっくりと自然を堪能する滞在型にすることだ。そうすれば、もっと広くおいしさをアピールできる。 |
| ●市民協働で行政運営―取手市 |
| 百人委員会、まちづくり提言 |
| 取手市が市民参加のまちづくりに向けて、市民から公募した「取手百人委員会」が一年間の活動結果をまとめ、市に提言書を提出した。 百人委は「市民の目線に立った市民感覚の行政運営と市民との協働のまちづくり」を目指して発足。間接民主制では集約されにくい住民意見を補完する組織だ。 二〇〇五年十一月から、さまざまな職業、年齢層の八十三人の委員が六つの分科会に分かれ、まちづくり課題について議論してきた。 各分科会は取手のまちづくりについて、「取手おこし」「暮らしやすい街」「新市まちづくり」「人と地域を活かす」「取手芸術文化」「市民と行政の協働を考える」のテーマで検討を進めてきた。 具体的な提言としては、JR取手駅周辺は空洞化が進み、都市個性喪失の危機に直面していると指摘。駅周辺活性化のために国の地域再生計画を機軸にした「取手芸術の杜創造プロジェクト」の推進を挙げている。 さらに交通の要衝だった取手の地政学的優位性は、つくばエクスプレスの開通などで今後ますます減退するとしている。これを補完するには長期的展望に立った産業振興が重要とし、中核的な施設として民間事業者の運営による取手産業振興センターの創設を提言している。 また、利根川や取手競輪場、坂の多い地理環境などを見直し、これらを新たな観光資源に生かした観光メニューを作ることが必要としている。この上で、首都圏から日帰りの観光客を対象に観光情報や案内をする取手観光プラザの設置を挙げている。 このほか、子育て世代の定着に向けて、取手駅前に子育て支援の拠点となる子どもセンターの設置や子育てコンシェルジュ(総合案内人)の配置、自治基本条例制定、コミュニティーバスの路線と運行ダイヤの見直し、道の駅「とりで」の設置、市政協力員や地域防災に関する提言など幅広い内容だ。 提言について、塚本光男市長は「今後、分野別に整理し、〇七年から実施できるものはすぐに反映するとともに、提言の実現の可能性について検討を開始したい」としている。 |
| ●鹿島学園、8強ならず―高校サッカー |
| PK戦の末、星陵に惜敗 |
| 鹿島学園、8強ならず―。第八十五回全国高校サッカー選手権大会は三日、首都圏各地で三回戦が行われ、快進撃を続けた本県代表の鹿島学園は、横浜市の三ツ沢球技場で星稜(石川)と対戦。1―1のままPK戦にもつれ込んだが、惜しくも敗れて涙をのんだ。 国立再挑戦の夢は絶たれた。しかし、初戦、二回戦とも3―0で、高知(高知)、帝京可児(岐阜)を次々に圧倒。華麗なパス回しと、決定力の高さを見せ付け、全国舞台で存分に「鹿島学園サッカー」を披露した。 鹿島学園は、この日も、「枠にシュートを打って、素早く詰める」を徹底。前半八分、FW杉下聖哉選手(三年)がこぼれ球を押し込んで先制し、優位に試合を進めた。 しかし、立ち上がりから星稜にボールを支配され、終始押され気味の展開で、DF陣が体を張ってクロスボールやシュートを防いでいたが、後半27分にCKから失点。同点のままPK戦に突入したが、惜しくも3―4の本数で敗れた。 後藤大地主将(三年)は、「先輩が行けなかった国立再挑戦という意識で、チームは団結していた。守備は崩されていなかった。運がなかった」と、杉下選手は、「先制点はたまたま。もう一本決められなかった。つらい時もあったけど、みんなと全国でプレーできて楽しかった」と振り返った。 鈴木雅人監督は、泣きじゃくるイレブンを見ながら、「よくここまで伸び、成長してくれた。よく頑張った。支えてくれたみんなに感謝の気持ちを忘れず、胸を張ってこのロッカールームを出なさい」と声を掛けた。 二試合連続完封、この日もファインセーブで活躍したGK安食拓哉選手(二年)は、目をはらしたあと、「この悔しさを忘れず、来年は国立に行く」と伝統継承を誓った。 |
| ●都内フリーきっぷ、15日から導入 |
| JR常磐線、東京自由乗車券の利用拡大 |
| JR常磐線の往復と東京都区内などの乗り降りが自由となる「都区内・りんかいフリーきっぷ」が、一月十五日から導入される。 二〇〇六年三月にはJR東日本管内で、「東京自由乗車券」が廃止された。常磐線以外ではこれに代わり、都区内りんかい・フリーきっぷが発売された。 これに対し、土浦駅以南の利用客からは都区内りんかい・フリーきっぷの発売を求める要望が強かった。このため、牛久市は都区内・りんかいフリーきっぷ導入に関する要望書を議決した。 市と市議会はJR東日本水戸支社へ要望書を提出するなど県や県南市議会議長会、県南常磐線輸送力期成同盟会などとともに要望活動を実施してきた。 JR東日本はこれを受けて、東京自由乗車券に代わる措置として都区内・りんかいフリーきっぷを導入する。 東京自由乗車券の利用範囲を拡大し、東京臨海高速鉄道線(りんかい線)と東京モノレール線なども乗り降りが自由になる。 都区内・りんかいフリーきっぷの設定区間は、藤代―勝田間と笠間の各駅からで、有効期間は二日間。フリーエリア内までの往復には、快速を含む普通列車の普通自由席が利用できる。 また、フリーエリア内では快速を含むJR線の普通列車の普通車自由席や東京臨海高速鉄道線の全線、東京モノレール線の浜松町―天王州アイル間が乗り降り自由になる。 各駅からの価格は藤代から千六百五十円、佐貫・牛久から千九百十円、ひたち野うしく―土浦から二千二百三十円となる。 |
headlinenews |