こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2007年1月13日
●地震警報装置を導入−TX
本震前に列車を減速、停止−16日から
つくばエクスプレス (TX) を運行する首都圏新都市鉄道は十二日、 気象庁が配信する緊急地震速報を活用した早期地震警報システムを十六日から導入すると発表した。 走行中の列車が本震 (S波) の来る前に情報を受信し減速、 停止を行うシステムで、 さらに安全性を向上させる。
 
一定規模以上の地震が発生した際、 気象庁の地震計が地震の第一波 (P波)をキャッチする。 気象庁からは専用回線で、 守谷市の首都圏新都市鉄道総合基地内にある総合指令所に緊急地震速報が配信される。 現在、 TXの地震情報は、 首都圏新都市鉄道の地震計による本震測定になっている。
 
システムは地震の震源地や規模に関する情報を受けて、 これらのデータと沿線までの距離を計算。 過去の地震被害データを考慮し、 本震の到着予想時刻や最大予想震度などを割り出し、 TXへ影響する被害範囲を瞬時に判定する。
 
震度5弱以上で被害が予測される場合、 列車無線を利用して発報信号音と音声メッセージを全列車に自動的に通報する。
 
音声メッセージを受けた乗務員は自動列車運転装置 (ATO) を解除し、 本震が来る前に手動で列車の減速、 停止を行う。 各駅事務室に設置してある一斉情報放送装置でも駅務員に自動的に通報。 駅務員は緊急時の対応に備える。
 
気象庁の緊急地震速報は、 昨年八月から事業者向けに配信を開始。 これを受けて、 既に新幹線や小田急電鉄、 京浜急行電鉄などが早期地震警報システムを導入している。
 
首都圏新都市鉄道は 「TXに導入されているATOや自動列車制御装置 (ATC) に加えた早期地震警報システムの導入で、 さらに安全輸送の確保につなげたい」 としている。
 
なお、 今回の早期地震警報システムに地震情報を配信する気象庁の地震情報即時解析システムには、 防災科学技術研究所の堀内茂木氏が開発した解析プログラムを採用。 同プログラムには今年度、 県科学技術振興財団 (江崎玲於奈理事長) から第十六回つくば奨励賞 (実用化研究部門) が授与されている。

●土浦・ひな祭り見学2コース設定
「ワンデープランinいばらき」の特別企画−県
県内の各市町村などが主体となって実施する 「ワンデープランinいばらき」 の特別企画で、 土浦市観光協会は 「伝統の土浦の雛 (ひな) まつり見学」 を実施する。「土浦まちかど蔵」 での雛まつり見学と、 かすみがうら市でのイチゴ狩りをメーンに、 上高津貝塚ふるさと歴史の広場での勾玉 (まがたま) 作りを体験するAコース (二月十八日) と、 霞ケ浦遊覧と霞ケ浦環境科学センター見学を盛り込んだBコース (三月三日) の二コースで参加者を募集している。
 
特別企画はこのほか、 県が行い、 水戸市、 茨城町、 笠間市を巡る 「偕楽園梅まつり見学と稲荷神社と陶芸鑑賞の旅」 (三月四日) と、 水戸市、 那珂市、 常陸太田市、 日立市を巡る 「偕楽園梅まつり見学と歴史文化鑑賞のたび」 (三月十日) の二本。
 
また、 ツーデープランの特別企画は同様に県が主催し水戸市、 常陸太田市、 大洗町、 ひたちなか市、 笠間市、 茨城町を巡る 「偕楽園梅まつりといばらきの歴史散策&大洗温泉」 が組まれ、 一足早く春の訪れを知る小さな旅になりそうだ。
 
今回の 「ワンデープランinいばらき」 は全二十三コース。 二月上旬から三月中旬にかけて実施する。
 
「宿泊」 (ツーデープラン)、 「日帰り」 (ワンデープラン)、 「ワンデーウオーク」 「駅からハイキング」 など、 さまざまなコースが用意されており、 北茨城市でのアンコウ鍋、 常陸大宮市でのハウス栽培のタラの芽摘みなど盛りだくさん。 早春の県内を存分に楽しめそうだ。
 
「ワンデープランinいばらき」 は毎年三回 (春から初夏、 秋、 冬から早春) 実施し、 県と市町村がタイアップして周遊型体験イベントを繰り広げている。
 
各コースの内容、パンフレットなど問い合わせは「漫遊いばらき観光キャンペーン推進協議会」 (電話029・301・3612) まで。 「漫遊空間いばらき」 ホームページ (http://kanko.pref.ibaraki.jp/index2.php) でも紹介している。

●消費拡大に新料理提案
つくばで「うまい米づくりフォーラム」
「うまい米づくりフォーラム 魅力ある農業経営を考える!」 (つくば地域農業改良普及センターなど主催) が十日、 つくば市下岩崎の同市ふれあいプラザで開かれ、 認定農業者や農業改革推進委員、 農業後継者、 農業委員ら約二百人が参加した。
 
フォーラムでは、 「茨城の 『買ってもらえる米づくり』 つくば地区推進指導班」 が主催した 「つくば地区うまい米づくりコンクール」 受賞者の表彰式で、 高品質米部門最優秀賞の関喜幸さん (つくば市)、 安全安心米部門の同、 関口卓也さん (利根町)、 均質米部門の同・つくば市農協桜ライスセンターなど十一の個人・団体に賞状と賞品が贈られた。
 
審査の際の分析項目 「粗タンパク含量」 「食味値」 「千粒重」 の三点がバランス良く、 特に食味値の高さが評価された関さんは 「有機肥料を使ったことで成果が出たと思う。 これからも有機に近い米づくりを、 精いっぱいやっていきたい」 とあいさつした。
 
また、 「米の消費拡大のために新たなこめ料理を提案しよう」 と、 つくば地域農業改良普及センターとつくば農業改良推進協議会が主催した 「こめ料理コンクール」 の出品料理の試食と表彰式も行われた。 生産者が創意工夫して応募した料理は各種ご飯やおにぎり、 そうざい、 スープ、 菓子など彩りも多彩な四十一点。 「米作りに携わる人ならではのアイデアが生き、 中にはとてつもなく高い技術の品も」 と講評された中から、 中島民子さん (つくば市) 出品の 「ピリ辛小豆ピラフ」 が最優秀賞に選ばれた。
 
フォーラムでは、 千葉県柏市の染谷茂さんが 「こだわりの米づくりと地産地消の取組み」 と題して講演したほか、 つくば地域農業改良普及センターから 「特色ある米作りの取り組み」が提案された。
 
●松浦前県議を逮捕
昨年の県議選で現金買収
土浦署と県警捜査二課は十二日、 昨年暮れに行われた県議選に土浦市選挙区 (定数三) から立候補、 落選した前県議で社会福祉法人理事長の松浦英一容疑者を、 公職選挙法違反 (現金買収) の疑いで逮捕した。 松浦容疑者は、 容疑を認めているという。 同署などは同日午前中に松浦容疑者から事情聴取を行い、 容疑を認める供述を得たことから午後四時二十五分、 同署内で逮捕。 四時五十分から、 松浦容疑者の自宅と親族会社の家宅捜索を始めた。
 
調べによると、 松浦容疑者は後援会幹部の古渡広被告=同法違反の罪で逮捕、 起訴済み=と共謀。 当選を果たす目的で、 古渡被告を通して市内の有権者四人に票の取りまとめを依頼、 報酬として一人当たり現金約四万円から五万円、 計十九万四千円を渡した疑い。
 
現金は昨年十月下旬、 同市下高津一丁目の後援会事務所で、 松浦容疑者から古渡被告に渡ったとされる。 古渡被告は十一月上旬、 有権者四人の自宅でそれぞれ現金を手渡した。
 
松浦容疑者は、 同市議二期を経て一九七八年の県議選で初当選。 以降、 七期連続の当選を果たし、 県議会正副議長を歴任。 自民党県連副会長を務めるなど、 県議会の重鎮として長く県政に携わってきた。
 
昨年暮れの県議選では八期目を目指して出馬したが、 若手の台頭などもあって前回よりも六百以上票を減らし、 七千九百九十五票で落選した。 敗戦が決まった後、 松浦容疑者は再起を図る意欲を示していた。

●首絞め、手首にはひも
坂東の上半身切断遺体事件
坂東市矢作の矢作川の土手で、 黒いビニール袋に入った身元不明男性の遺体上半身部分が見つかった事件で十二日、 死因は首を絞められ窒息した疑いであることが司法解剖の結果、 分かった。 境署と県警捜査一課は、 男性が別の場所で殺害され遺棄されたとして、 同日午後、 同署に捜査本部を設置し、 身元の確認や、 残りの部位の発見に力を注いでいる。
 
調べによると、 男性の首にはひも状のもので絞められたような跡があり、 両手が前で縛られていた。
 
また、 切断部分には詰め物があり、 ビニールには少量の血液が付着していたことが分かった。 遺体は鋭利な刃物で切断された。 司法解剖の結果、 死後三―五日で、 胃の内容物から、 もちのようなものを食べ、 約一時間以内に殺害されたとみられる。
 
県警は同日朝から現場付近を捜索したが、 遺体の下半身部分や身元を示すものは発見されていない。 これまでの調べで、 男性は白髪混じりの短髪、 年齢四十―六十歳ぐらい。 中肉で着衣や装飾品は着けていない。
 
現場は食品加工会社や飲食店のほか、 住宅が点在する農村地帯。 近くの県道の交通量は多い一方、発見現場近くの道路は近くの食品加工会社の出入りに使用されるぐらいで、人通りはないという。 矢作川の水深は、 約一bと浅く、 流れは緩やか。 河川敷にはススキや枯れ草が茂り、生活ごみが多く捨てられている。
 
遺体は十一日午後二時ごろ、 近くの食品加工会社の従業員が駐車場に車を止める際に見つけ、 上司を通じて通報した。
 
これまでに五人について計六件の問い合わせがあり、 捜査本部で確認を急いでいる。 同日、 捜査本部は男性の似顔絵を公開した。 情報提供は捜査本部フリーダイヤル (0120・006・475)。


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