2007年1月24日
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| ●観光前面におもてなし |
| タクシー乗務員向けにセミナー |
| 魅力ある観光地づくりのためには、観光客を温かく迎え入れる体制の充実強化が第一歩―。「観光立県」に向けて取り組む県は、県ハイヤー協会(会長・新井昇県議)の協力を得て二十三日、土浦市大岩田の国民宿舎「水郷」で、タクシー乗務員を対象とした観光ホスピタリティ(おもてなし)セミナーを開催した。観光に重点を置いたタクシー乗務員向けのセミナーは、県内初という。 セミナーには、県南ハイヤー運営協議会(会長・金塚功土浦市議)の五支部(土浦、つくば、稲敷、取手、龍ケ崎)から約百人が参加。人材教育会社「アビット」で講師を務める原口忍さんが、タクシードライバーの使命や喜ばれる接客マナーなどについて講演を行った。 原口さんは冒頭、「タクシー業務はお客様なしでは成り立たない。常に乗る人の立場に立って乗務しなければならない」と指摘。出会えてよかったと思われる法則として「第一印象が決め手」「運転だけでなくサービスのプロを目指す」「どんなお客様にも最高のおもてなしを」などと、こつを伝授した。 このほか「観光客は数年に一度、または二度と茨城を訪れる機会がない人もいる。皆さんの印象が、県全体の印象まで左右しかねない。楽しい思い出を持ち帰ってもらえるよう、雰囲気や会話に気を付けて」などと呼び掛けていた。 セミナーは、茨城を訪れる観光客の満足度が50―60%と全国平均を下回っていることから、観光客が駅を降りて最初に接することが多いタクシー乗務員に「リピーターを増やすための広告塔」として活躍してもらおうと実施。 県観光物産課の佐藤政雄課長は「TX(つくばエクスプレス)効果などで、茨城を訪れる観光客が増えている。土浦のひな祭り、筑波山の梅祭りも間近。第一線で働くタクシー乗務員の皆さんには、心からの笑顔で観光客に接してもらい、県の観光満足度アップに貢献してほしい」と期待を寄せていた。 |
| ●芋銭の「幻のびょうぶ」発見 |
| 牛久市が購入し、公開へ |
| 牛久市出身の日本画家、小川芋銭(一八六八―一九三八)が、大正初期に描いたびょうぶが発見された。びょうぶを発見した芋銭研究家で、県立歴史館の北畠健学芸員によると、芋銭が本格的な芸術活動に入った当時のびょうぶが発見されたのは初めてという。びょうぶは牛久市が購入、所蔵することになった。 びょうぶの題名は「老楊(ろうよう)と荒村(こうそん)」で、大きさは縦百三十三・五a、横三百六十二a。東京都内の画商が所有していた。北畠学芸員からびょうぶ発見の連絡を受け、市が昨年に東京国立近代美術館に鑑定を依頼した結果、「芋銭作を否定するものはない」との回答。びょうぶの隅に書かれた印章やサインも芋銭作と断定できた。 市内の小川家には芋銭のスケッチ帳が多く残っており、この中の一冊には「会津喜多方柳の下」とメモがあるスケッチがあった。これにより、旅行で立ち寄った福島県喜多方にある風景を題材にした作品と分かった。 北畠学芸員によると、老楊とは古い柳の木の意味で、作品の中央に描かれている大木を指す。荒村からは寒々とした印象だが、家々の色彩は暖かみがあり、芋銭の優しさが伝わってくるという。 びょうぶは大作にもかかわらず、芋銭研究家の間でも存在が知られていなかった。芋銭は日本画家として知られているが、画家としての基礎を洋画に学んだ。明治から大正に変わるころ、本格的な日本画家を目指して活動を開始。一九一七(大正六)年には日本美術院に入った。びょうぶには洋画の技法が残っており、芋銭の画風転換期を象徴する貴重な作品という。 市は作品を五百万円で購入し、秋には市が所蔵する他の芋銭作品とともに展示、公開する。市の所蔵する芋銭作品はこれで二十五点になった。 |
| ●プラズマ包む内壁製造、技術開発に成功 |
| 原子力機構、世界で初めて |
| 独立行政法人「日本原子力研究開発機構」(岡俊雄理事長)は二十三日、核融合炉の中心部であり、炉心のプラズマを包み込む「発電用ブランケット」の第一壁(内壁)を製造する技術開発に、世界に先駆けて成功したことを明らかにした。現在、日本をはじめ欧米、ロシアなど先進各国が核融合炉の製造に向けて、し烈な技術開発競争を繰り広げているが、今回の成功で日本が大きくリードすることになる。同機構では今後、新技術をより確かなものにするため、実機と同じ高温、高圧水での熱・流動試験、加熱試験を行い、構造の健全性を確証する方針だ。 「核融合炉用発電ブランケット」は、核融合による発電の際、炉心のプラズマを包み、発生する中性子を用いながら、熱の取り出しや燃料のトリチウムを増殖させる機器で、いわば核融合炉の心臓部とも言える。 国際熱核融合実験炉(ITER)では、このブランケットの試験体を炉心に取り付けて性能試験を行うことにしており、同試験の主導権獲得を巡って現在、製作技術の国際競争が激しさを増している。 ブランケット内部でプラズマと直接接する壁(第一壁、内壁)は、プラズマから極めて高い熱と猛烈な中性子を受けるため、それらに強い「低放射化フェライト鋼」の薄板を素材に多数の冷却管を内蔵する複雑な構造を支える接合技術が必要。さらに保護材となるベリリウム材を接合する技術も同時に必要だった。 しかし、従来の接合技術が通用しないため、新たな接合技術が求められ、極めて高度な技術開発が進められていた。ITER参加各国は、いずれも同技術開発に成功していない。 「機構」ではITER設計段階の研究開発で得た成果を生かして、このほど、この技術開発に成功。双方の接合技術を獲得して第一壁パネルの製作に成功し、その製作の根幹技術を得た。 今後、さらに実際の融合炉に近い試験体を試作し、技術の確証実験や構造の健全性の確証実験などを行いながら精度を高める。 今回の成果は三月二十七日から名古屋大学で行われる原子力学会「二〇〇七年春の年会」で発表予定。さらに九月にドイツで開かれる「第八回核融合炉工学技術国際シンポジウム」でも発表する予定だという。 |
| ●教育研究論文を表彰 |
| 今年度の入賞は22点 |
| 第三十回「教育に関する研究」論文表彰式(県教委、県教育弘済会主催)が二十三日、水戸市宮町一丁目のホテルレイクビューで開かれ、二十二点の入賞論文に表彰状と助成金、記念品が贈られた。 教員の資質向上とともに本県教育の充実発展に生かすため、学校教育関係者のみならず、社会教育関係者も含めて幅広く研究論文を募った。 今年度は小学校四十二点、中学校二十点、高校三点の計六十五点の応募があり、審査委員会(高久清吉委員長・筑波大、茨城大名誉教授、元県教育センター所長)で選考審査の結果、最優秀賞一点、優秀賞四点、優良賞十七点が選ばれた。 |
| ●犯罪率、守谷など大幅減少 |
| 県警まとめ、土浦は連続1位 |
| 県警が昨年一年間の人口一万人当たりの犯罪発生件数(犯罪率)を市町村別でまとめたところ、土浦市が〇五年に続き連続一位となることが二十三日、分かった。一方、小学校への脅迫事件があった守谷市などで数値が下がり、行政やボランティアなどの防犯活動が活発化した成果が表れたとみられる。 県警によると、昨年の本県の犯罪率は158・8(〇五年は175・7)。刑法犯認知件数の総数は、〇三年から四年連続減少の四万七千百八十五件だった。市町村別では、土浦市が224・1で二年連続で一位になった。以下、四位から二位となったつくば市や大洗町が続く。 数値を下げたのは守谷市や取手市。守谷市は238・1から174・7に減少、順位も三位から八位まで下がった。罪種別でも、住宅対象侵入窃盗が一位から二十五位に、車上ねらいが三位から二十一位など大きく順位を下げた。近くの取手市も211・4の五位から、昨年は147・2で二十一位と大幅に順位を下げた。 昨年守谷市では小学校を爆破するなどの脅迫事件が相次いで発生し、青色防犯パトロール車の配置やボランティアの見守り活動などの対策が活発化した。県警生活安全総務課は、「各関係団体が協力して、防犯活動に取り組んだ成果が出たのでは」と分析している。 |
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