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2007年1月29日
●那珂市長に小宅氏
3新人退け4選果たす
任期満了に伴う那珂市長選は二十八日、市内二十六カ所で投票が行われ、同夜七時から中央公民館で即日開票された結果、現職の小宅近昭氏=無所属=が、前市議で会社員、福田耕四郎氏、元那珂町議で保険代理業、武藤博光氏、前市議で農業、高畑道英氏=いずれも無所属=の三新人の挑戦を退けて、四選を果たした。

当日有権者数は四万五千三百七十人。投票率は58・17%だった。

二〇〇五年一月の合併後、初の市長選。十二年ぶりの選挙戦だった。二期連続無風から一転して、今回、有権者にとっては選択肢が四つに増えた。

四選を目指した現職の小宅氏に対する多選批判もあり、新人各氏とも強く訴えたが、小宅氏は、「町長なら三期までと決めていたが、那珂町が瓜連町と合併して新市となったことで、まだ旧瓜連町民の信任を得ていない。策定中の第一次市総合計画の道筋をつけなければならない」と、持論を展開しながら批判をかわした。

小宅氏にとっては、対立候補が乱立したことで、批判票が分散した形になったのも大きな勝因となった。

また、一部にひぼう・中傷するビラも出回ったが、小宅陣営では、「反論して対抗するのではなく、地味でも、あくまで政策のみを訴えて戦う」と、静観を貫く戦略で臨んだ。

従来からの各団体の組織協力に加え、大票田の地元・菅谷地区などを手堅くまとめ、瓜連地区でも、同級生の関谷哲生副市長(前町長)の応援を得るなど、着実に得票を伸ばした。

当選が決まり、支持者に囲まれ万歳三唱するなど喜びを表した小宅氏は、「人にやさしく文化の香り高いまちづくり」「最小限の財政で最大限の効果を」と、決意を新たにした。

●筑波大とソウル大の交流でサッカーシンポジウム
「世界レベルの選手育成プログラム開発を」
筑波大学蹴球部とソウル大学蹴球部の交流二十五周年を記念した「日韓サッカーシンポジウム」が二十八日、両大学のサッカー関係者が一堂に会してつくば市内のホテルで開かれた。

ソウル大OBのイ・ヨンス世宗大教授からは、両大学交流の役割について「世界最高レベルの選手を育成するために、ソウル大と筑波大が連携して指導者育成プログラムをつくるなどができる。それを支えるのが両大学のサッカー交流となる」などの提言があった。

シンポジウムでは両大学OBによるトークショーとパネルディスカッションなどが催された。筑波大OBとして田嶋幸三・日本サッカー協会専務理事、井原正巳・日本代表コーチ、ソウル大OBとして元韓国代表選手のファンボ・ガン大分トリニータ育成部長、イ・ヨンス教授らが参加した。

井原コーチは、自身が日本代表として活躍した八〇年代後半から九〇年代の選手時代を振り返るなどして「当初はサッカー協会のサポートが行き届かない状況だったが、今は代表チームに対するサポート体制はすばらしい。あとは選手が結果を出すだけだが、選手の能力に世界と差があり、一気に埋めるのは無理。小さな子供のころから代表選手を目指す教育をしていかなければならない」などと話した。

イ教授は、韓国代表チームの問題点として@基本技の習得より結果重視のトレーニングA創造力の向上よりチーム戦術重視B結果による指導者の評価―などを揚げ「世界最高レベルのサッカーとの相違点を分析し克服する努力が必要」などと話した。

●阿見町で地域ケアシンポジウム
福祉力向上は住民から
第十一回「阿見町地域ケアシンポジウム」(同町社会福祉協議会、同シンポジウム実行委員会主催)が二十八日、同町荒川本郷の「本郷ふれあいセンター」多目的ホールで開かれた。

地域の福祉力向上のため、町民が自ら一歩踏み出すきっかけになればと開催、約三百人が参加した。

シンポジウムでは、茨城大生涯学習教育研究センターの長谷川幸介助教授が「むこう三軒両隣の福祉を考える」と題して基調講演。続いて、地域で支え合う活動の事例が三件発表された。

長谷川助教授は、人が生きていく上で欠かせない「ネットワーク」の重要性について講演。初めに、医療と福祉の違いを知っておかなければならないとし、「体と心の健康を考えるのが医療。暮らしの健康を考えるのが福祉」と指摘。その上で「人が一人で生きていくことは難しい。人とのつながりを多く持つことが暮らしの健康、幸せにつながる」と述べた。今後については「福祉と医療がいかに手を組み、行政がどうサポートできるかが鍵。江戸時代の長屋のような思想で、共に支え合うシステム作りを」と提言した。

事例発表では、中郷西地区の「子ども見守り活動」、牛久子育てネットワーク「紡ぎの輪」、筑見地区「ふれあい・ささえあい・たすけあいの輪」の代表が活動内容を報告。障害児を持ったことから子育てにかかわる活動を始めたという「紡ぎの輪」の杉井智子さんは、自らの体験を交えながら「ネットワークの中にいることで安心感を得られるようになった。活動を通して、助け合える仲間がいることの幸せを感じている」と話した。

活動事例発表で司会を務めた長谷川助教授は「住民が自ら動き、新しい支え合いのシステムを作って次代に残していこう」と参加者に呼び掛け、シンポジウムを締めくくった。

●裁判員制度に理解を
水戸でフォーラム開く
二〇〇九年五月までに始まる裁判員制度に理解を深めてもらうための催し「来て。見て。わかる。裁判員制度全国フォーラム2007イン茨城」(主催=最高裁、水戸地裁など)が二十八日、水戸市三の丸の常陽芸文センターで行われた。

裁判官、検察官、弁護士の法曹三者に市民を交えたパネルディスカッションなどが行われ、参加者約二百六十人は熱心に聞き入った。

裁判員制度は、国民の中から選ばれた裁判員が、裁判官とともに裁判に参加する制度。フォーラムは、制度の浸透などを目的に全国の地裁で開催し、本県では二回目。

パネルディスカッションは、出演者の主婦や企業関係者から意見が挙がった「職責の重さ」「みんなが参加可能な環境」などを議題に進行。そのうち、職責について林正彦水戸地裁総括判事は、審理の後の評議で、裁判官とほかの裁判員が意見を交わしていくと説明、「チームを組み評議していくので、一人で思い悩んで判断すると思わなくてもいい」と述べた。

また、市民が裁判に参加することに専門家としての意見を求められ、法曹三者は「新鮮な、多角的な視点から裁判ができる」「地元の人間にしか分からないことが裁判に反映されるのでは」―などと語った。

同市内の藤井妙子さんは「実際に選ばれた時、やってみようという気持ちが少し沸いた」と感想。石岡市の夫婦は「傍聴席の向こうは別世界と思っていたが、身近に感じられた。関心を持ち、裁判に関わっていく中で、世の中が良くなれば」と話していた。

●2月1日から巡回で入賞写真展
なめがた環境保全フォトコンテスト
第一回なめがた環境保全フォトコンテストの入賞写真展(主催・環境保全行方市民会議)が二月一日から、行方市内五カ所と土浦市一カ所の計六カ所で巡回展示される。

同市民会議は市民が一体となり、水や緑など郷土の美しい自然を守り、公害の無い住み良い市を維持し、潤いと活力ある「環境にやさしいまちづくり」の推進を目的に、昨年十二月中旬まで、同コンテストの作品を募集した。テーマは「行方市の美しい自然をアピールしたオリジナル性と魅力ある写真」で、@行方市の美しい自然再発見A人(笑顔等)、動物、小さな命―などをテーマに、百五点の力作が寄せられた。

巡回展は、一日から九日まで、行方市山田の北浦公民館▽十日から二十日まで、同市麻生の麻生公民館▽二十一日から三月二日まで、同市麻生の白帆の湯▽三日から十三日まで、同市玉造甲の玉造公民館▽十四日から二十八日まで、同市玉造甲の霞ケ浦ふれあいランド▽四月三日から十七日まで、土浦市沖宿町の霞ケ浦環境科学センター―の日程で行われる。


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