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2007年2月6日
●自民県連、参院選は長谷川氏で一本化
2人擁立は事実上断念
七月に予定される参院選に向け、自民党県連(山口武平会長)は五日、選挙対策委員会を開き、茨城選挙区(改選数二)に同県連幹事長の長谷川大紋県議=西茨城郡区、九期=を候補者として擁立することを正式に決めた。

二人目の擁立については引き続き模索するものの、事実上、断念する形。長谷川氏一人の擁立で挙党体制により議席維持を目指すことになる。

現職の狩野安氏=三期=は昨年十一月に今期限りでの引退を正式表明。後任については同県連に一任していた。

これを受けて同県連は後継候補の人選を進め、地域支部や職域団体などを通じて推薦を求めた。結果、長谷川氏に最多の推薦が集まり、長谷川氏も昨年末に立候補を決意していた。

選対委終了後に会見した山口会長は、二人目擁立について「党本部からの要請もあり、できるだけ(二人擁立に)発展させたいと思っていたが、その点には達しなかった。民主党側で対立候補擁立が明確になれば対抗馬という形で二人目にも弾みがついただろうが、ごたごたして決まらない様子で、まずはわが党から長谷川氏の擁立を決めようと、選対委の満場一致で異議なく決まった」と述べた。

長谷川氏は「県議として三十二年の経験を生かしたい。地方では景気回復の景況感を感じることはできず、まず地方が元気にならなければいけない。地方が元気になる政策を訴え、地方の声を国政に反映できるようがんばりたい」と決意を語った。

支持率の低落や閣僚の問題発言など、難航続きの安倍内閣をはじめ、宮崎県知事選で無党派候補が大差で勝利し、有権者の政党離れを指摘する声も上がるなど、自民党に対する政治情勢の変化も見え始めるが、山口会長は「あまり気にしてはいない。経済の問題や合併後の各自治体の問題など、社会環境を整えるために国政に向かう議員として政策を中心に真剣な論議を求めたい」と述べ、県連として政策を前面に打ち出した戦いを挙党体制で貫く考えを示した。

また、同日の選対委では統一地方選で改選となる水戸市長選で現職の加藤浩一氏=一期=と、十一月三十日に任期満了となる小美玉市議の村田春男氏=旧美野里町議から通算七期=の推薦を決めた。

●アスベスト規制強化で県が対応措置
12施設で新基準超える使用を確認
昨年九月の改正労働安全衛生法施行令の一部改正に伴い、規制が強化されたアスベストについて、県有施設での使用状況調査を進めてきた県は五日、新たに十二施設での使用を確認した。

このうち飛散のおそれのある土浦二高の体育館体力測定室、ダンス室など計千五百九十四平方bは使用を禁止し、取手二高の階段裏(三十五平方b)はベニヤ板囲いして飛散防止措置を施したほか、壁や天井での使用が分かった境合同庁舎浄化槽機械室の使用禁止措置を取った。

法改正に伴い、石綿や、石綿が全重量の0.1%を超えて含有するすべての製品の製造、使用などが禁止され、併せて除去作業時の石綿含有率がこれまでの1%超から0.1%超に改められた。

これを受け県は昨年度に引き続き改めて調査し、新基準を超える使用が新たに十二施設で判明。境合同庁舎を除き十一施設では既に室内の空気中のアスベスト濃度を測定して安全性を確認した。

県では今後、速やかに除去などの措置を取る。

新基準を超える使用が見つかった十二施設は次の通り。
▽境合同庁舎浄化槽機械室壁・天井(二十六平方b)▽笠間保健サービスセンターロビー、階段等の天井(百三十七平方b)▽港公園ホール、廊下天井(二百六十七平方b)
▽鹿島浄水場ポンプ室壁・天井(六百三十七平方b)▽八郷高校階段天井(四十二平方b)▽下館一高・階段下倉庫(十九平方b)
▽下館工業高校機械加工室・自習室等天井(八百二十七平方b)▽竜ケ崎二高・階段室天井(三十二平方b)▽土浦二高・体育館体力測定室、ダンス室等(千五百九十四平方b)
▽取手二高・階段裏(三十五平方b)▽つくば北署訓授室、道場天井(三百平方b)▽結城署道場天井(百三十五平方b)
●キリン取手工場でバイオガス発電
環境負荷低減と効率化目指す
取手市桑原のキリンビール取手工場(藤本吉伸工場長)は五日、炭酸ガス排出削減の取り組みの一環で、燃料転換による効率的なエネルギー供給を目指し、バイオガス発電設備の稼動を開始した。

この設備はビール製造の排水処理で発生したメタンガスを主燃料として使用。工場内で使用する電力の約10%に相当する九百二十`hの発電能力がある。このほか、燃焼ガスの熱エネルギーを利用して蒸気と温水を作り、工場内の各設備に供給できる。

取手工場では従来、重油を燃料としたボイラー設備や蒸気タービンによる自家発電のほか、東京電力からの買電でエネルギーを賄ってきた。環境負荷低減と効率化を進めるため、昨年三月には三菱商事関連のMCKBエネルギーサービス社が天然ガスボイラー設備を工場内に設置。エネルギー自由化に伴い、同社を通じて電力以外にも東電からガスを調達し、蒸気を供給している。

今回は天然ガスボイラー設備の稼動に続く第二弾。天然ガスボイラー設備の導入により、二〇〇六年末には一九九〇年比で約38%の炭酸ガス排出量削減を達成した。バイオガス発電設備の導入で、さらに削減が見込まれている。

同社は環境問題に対する取り組みを重要活動に位置付け、中でも炭酸ガスの温室効果ガス排出削減を最重要な行動目標にしている。ビール工場の燃料転換事業は国内十一工場のうち、九工場で〇七年度内までに完了する予定だ。

炭酸ガスの排出量は二〇一〇年を目標にして、一九九〇年比で25%以上の削減を目標に掲げている。これを〇七年度までの前倒し達成を目指している。
●郷土料理「すみつかれ」作り
下妻の市立下妻保育園児らが挑戦
下妻市丙の市立下妻保育園(磯山麗子園長、園児九十九人)で五日、初午(うま)の恒例行事「郷土料理を作ろう」があり、園児らが県西地方の伝統食として知られるすみつかれ(しもつかれ)作りに挑んだ。

すみつかれは、正月で使い残った塩ザケの頭部分や節分で余った豆、油揚げ、下ろしダイコンとニンジンなどの冬野菜を素材に、しょうゆ、酒粕、酢、砂糖を加えて味付けして煮込む郷土料理。

同園では地域限定で受け継がれ、先人の知恵が結集したこの伝統食を次世代に伝えようと毎年、初午に取り組んでいる。家庭ごとに味付けがあったが、最近は作らない家庭が増え、すみつかれを知らない園児も多い。

そのため、食材から調理の仕方を含め、園児たちに体験させている。園独自の工夫でネギと輪切りのちくわを入れ、やや甘みを強くしているのが特徴。また、塩ザケも頭ではなく切り身を使用し、幼児向けにした。

この日は年長児二十三人が保母らの指導で、包丁を手にして野菜を切り、鬼おろしを使ってダイコンやニンジンをすり下ろした。園庭で大釜で煮込み、全園児らに昼食として提供され、伝統料理の味を楽しんだ。

磯山園長は「最近は家庭で作らなくなっているが、すみつかれは食べ物を無駄にしないだけなく、健康食としても優れている。子どもたちの記憶の中にとどめられれば」と話していた。
●小学校で盲導犬の普及啓発教室
訓練の様子など紹介
「盲導犬普及啓発教室」が五日、つくば市立吾妻小学校で開かれ、日本盲導犬協会(本部・東京都渋谷区)の職員が、小学三年生二百七十六人とPTA五十二人に、盲導犬の訓練の様子などを紹介した。

三年生の国語の教科書で「盲導犬の訓練」について勉強することから、盲導犬についてもっと理解を深めようと開いた。同小三学年PTAと日本盲導犬協会が主催、NECが協賛。

教室では、筑波技術大学で学ぶ視覚障害の学生が盲導犬を連れて参加し体験談などを話した。続いて日本盲導犬協会の職員が、盲導犬と一緒に訓練の様子を披露。

盲導犬と一緒に、体育館のステージの階段を上り下りするなどの訓練を紹介しながら、「人と同じように盲導犬もほめられたらうれしいので、どうやったらほめられるか考えて行動できる犬に育てています」などと説明した。

参加した子供たちからは「訓練で一番難しいことは何ですか」「盲導犬に命令する言葉はいくつぐらいあるのですか」などの質問が出て、職員は「訓練で一番難しいのは、一頭一頭性格が違うので、性格を見極めてその犬に合った訓練をすること」「命令の言葉は、『まっすぐ歩け』『右』『左』など二十、三十種類あります」などと答えていた。

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