こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2007年2月9日
●米焼酎「龍ヶ崎物語」を発売
まちおこしグループが企画
江戸時代初期の仙台藩常陸国龍ケ崎領誕生から四百年を記念し、龍ケ崎市内のまちおこしグループが、旧仙台藩領内にある酒造会社の協力で、米焼酎を造った。「龍ケ崎物語」として、八日から市内の酒店で発売した。四年後には地元産米で醸造した米焼酎を発売する計画だ。

米焼酎を企画したのは「春秋の会」。前市助役の海東宗平さんが会長で、市を退職した石嶋幹夫さん、鈴木登美夫さんの二人が副会長だ。市内にある知的障害者施設の通所者らと協働で農産物の生産などもしている。

三、四年前から「地元産米を使った米焼酎を造ろう」と計画。市内の酒類卸小売業、杉野一さんの紹介で、醸造元は岩手県陸前高田市の酔仙酒造に依頼した。

伊達政宗が治めた仙台藩龍ケ崎領は一六〇六年に誕生。龍ケ崎周辺の二十六カ村一万六千石が幕府から与えられ、龍ケ崎には二百六十年以上にわたって陣屋が置かれるなど領内の中心だった。

新発売した米焼酎は岩手県産米を使い、三年間貯蔵した。日本酒のような淡麗辛口で、さっぱりとした口当たりが特徴だ。

ラベルは市内にアトリエを持つ牛久市の彫刻家、村上九十九さんが制作。中央にグリーンの昇り龍が描かれている。村上さんは「おどろおどろしいようなデザインではなく、若者にもマッチするようにした」と言う。

今回は地元産米を使った醸造が間に合わなかった。今春には市内大塚町にある石嶋さんの水田一・五fで、酒造米に使う地元産米の栽培を始める。醸造には三年間の貯蔵期間を要するため、この発売は四年後になる予定だ。

米焼酎は七百二十_g入りで、価格は九百八十円。千二百本生産し、市内の各酒店で販売する。海東さんは「地元産米を使えるようになれば、量産も検討していく。龍ケ崎の名産品として売り出していきたい」と話す。
●古河市住宅公社解散へ
債務超過49億円、市が全額公費処理
古河市の白戸仲久市長は八日、多額の含み損から約四十九億円の債務超過に陥り、事実上破たん状態にあることが判明した市住宅公社(理事長・同市長)を解散する方向を明らかにした。市が公社借入金について損失補償を引き受けているため、法的な破たん処理は困難なことから、新年度予算で公社に対し約五十億円の公費を一括投入、まず債務超過状態を解消し、今後十五年かけて公社保有地を段階的に処分する。一方で歴代役員らに対しても一定の経営責任を求めていく。

市によると、住宅公社は旧古河市が全額出資して、財団法人として一九六五(昭和四十年)に設立。二〇〇五年度末で約三万四千平方bの土地を所有しているが、金融機関からの借入金が約六十七億円余りにのぼり、バブル崩壊後の景気低迷などによる土地の値下がりで多額の含み損があり、債務超過に陥っている。

借入金に伴う利息だけで年間約九千九百万円、さらに派遣職員の人件費負担などの一般管理費が約五千二百万円。一方、宅地分譲の不振などから〇五年度決算では約六千万円の純損失が発生、累計で八億四千万円の次期繰越損益となり、分譲収入が必要経費を下回り、借入金の圧縮ができない悪循環状態にある。

市が昨年十二月現在の公社保有資産について初めて時価評価したところ、約四十億円の含み損が生じていることが判明。〇六年度決算見込みによると、これらによる債務超過額は四十九億三千万円。今後、地価上昇は期待できず、市では改善の見込みがないと判断した。

そのため、新年度予算に公社財政健全化計画支援策を盛り込み、公社に対し約四十九億六千八百万円の予算を一括投入、債務超過状態を解消する。これにより新年度一般会計予算は四百五十億六千八百万円で、前年比15・1%(五十九億千九百万円)増と大幅に伸びた。

今後、一般会計から十五年にわたり補助する。新年度から毎年度、その十五分の一相当額を補助金として交付し、補助金で全額処理し終わるまでの間、毎年度不足する額を、単年度無利子貸付金により支援する方式を採る。また、今後十五年かけて公社保有地を段階的に処分し、最終的に公社を解散させる方針。

一方、経営悪化を招いた責任を問うため、公社の理事長(市長)と副理事長(助役)の給料を三カ月間50%カットする。県の方式に習って、理事長を務めた歴代市長や理事を務めた職員ら十四人に四十ー百万円の計千三百二十五万円を負担するよう要請、過去の道義的な経営責任も求める。

白戸市長は「今、この問題を処理しておかないと新市のまちづくりどころか、現在の市民サービスさえも継続困難な状況になるほど、市の財政状況に悪影響を及ぼす。これまで議会にも報告があったが、時価評価せず含み損がいくらあるか明らかにされなかった。この問題を徹底的に調査し、市民に公表して、早急に行動することにした」と話した。
●巨大わらじで厄よけ祈願
桜川市真壁で「ヨウカマツリ」
手作りの巨大なわらぞうりを集落の入り口四方に飾り、地区住民の一年間の厄よけや無病息災、豊作を祈願する伝統祭事「ヨウカマツリ(ワラゾウリマツリ)」が八日、桜川市真壁町桜井の五味田集落であった。

大わらぞうりは長さ百三十a、幅六十a、重さ十二`のジャンボサイズ。南側の正面入り口に掲げ、北と東西の入り口には長さ六十a、幅四十五aの中規模サイズを設置。四方から集落を守るシンボルとなった。

この日は同集落(二十三戸)の男性らが当番宿に集まり、経験豊かな年配者が中心になって、四枚の大わらぞうりを器用に編み上げた。近くの寺から得た護符も結びつけられ、ご利益に磨きを掛けた。

詳しい起源などは分からないが、地元に長く受け継がれてている伝統行事。針供養などと同じく毎年、二月八日に営まれる。一時期中断したところ、集落内の女性たちが次々に病に倒れたという言い伝えもある。

午後には集落内の女性らも加わり、祝宴に入った。勤め人が多くなり、わらの確保や平日開催などでは苦労が多いようだ。集落の人たちは「ここにしかない貴重な祭り。今後も絶やさずに続けたい」と話していた。
●土浦で障害者就職面接会
県南地域で52社、153人が参加
県南地域を対象とした今年度後期の障害者就職面接会が八日、土浦市川口の土浦京成ホテルで開かれた。土浦、石岡、龍ケ崎の各ハローワーク、厚生労働省茨城労働局、県の主催で、企業五十二社と求職者百五十三人が参加した。

障害者の雇用促進と雇用率未達成企業の解消を図る目的で毎年実施。県南、鹿行、県央、県西の四会場に分けて前期と後期の年二回開催しており、今年度前期の面接会では全県で六十七人の就職が決定した。

この日の参加企業の求人数は七十四件百十三人に上り、会場には各企業のテーブルが所狭しと並んだ。求職者は運営スタッフや手話通訳者、要約筆記者らの協力も受けながら、履歴書を手に順にブースを巡り、真剣な表情で職種や仕事の内容などについての説明に耳を傾けていた。

県内のハローワークには二千七百人を超える障害者が求職登録中(昨年十一月末現在)で、龍ケ崎市から参加した男性は「少しでも(就職に)光が見えればいいと思ってきたが、やはり厳しい」と話し、障害者雇用の現実を訴えていた。

土浦会場以外の今後の日程は次の通り。

▽鹿行会場=九日午後一時から鹿嶋市の鹿島商工会館▽県央会場=十四日午後一時から水戸市のホテルレイクビュー水戸▽県西会場=十六日午後一時から筑西市の三の丸ホテルダイヤモンドホール
●ワカサギの人工ふ化作業
潮来漁協、豊漁願い、今月中旬まで
潮来漁業協同組合(小沼政美組合長)は、今月中旬まで、ワカサギの人工ふ化事業を行っている。八日は、潮来市水原の水原第二舟溜(だまり)で小沼組合長と役員六人が作業をした。

早朝、張り網で取ったワカサギを陸揚げして組合員が雄と雌に選別。ワセリンを塗ったアルミボウルに、ワカサギの卵と精子を絞り出して混ぜ合わせて人工授精した。受精卵は、木枠にシュロの皮を張った魚巣(ぎょす)に、水鳥の羽根ですくい上げ付着させる。

受精卵の付いた魚巣は十枚一束にまとめ北浦に沈めると、三週間ほどでふ化。湖水の状態にもよるが実際にふ化するのは七割弱とされる。期間中の採卵は千五百万粒を目標にしている。

ここ数年、西浦(霞ケ浦)と同じように北浦でも外来魚が増え続けワカサギが成育しにくい環境が続いている。それだけに人工ふ化事業にかける期待が大きい。小沼組合長は「人工ふ化は湖水の状態によって大きく左右される。うまくふ化して豊漁につながれば」と話していた。

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