2007年2月10日
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| ●増員認めるも保育環境に不安 |
| 保育園定員増で桜川市が回答 |
| 桜川市の中田裕市長は九日、 私立真壁保育園
(同市真壁町真壁) の父母の会から四千八百九十人の署名を添えて提出されていた同園の定員増などの要望について回答した。
新たな改善策で、 数字の上では入園希望者がはじかれる事態は回避されるが、
分園を認めない方針から保育環境の悪化が懸念され、
同園側は当惑を隠せないでいる。 父母の会は先月二十三日、 四月から真壁地区の約五十人の子どもが保育を受けられない事態が生じたため、 定員枠の拡大で入園希望者数に相当する約二百五十人の受け入れを求め、 分園制度で余裕ある保育環境を確保するなど、 地域の歴史や現状に即した弾力的な対応を市側に要望していた。 これに対する市側の回答では、 定員を現在の百五十人から二百人に増やすほか、 国の指導基準の弾力的な運用で、 入園希望者の約二百五十人について対応するとし、 数字の上では会の要望に沿う内容を示した。 しかし、 分園制度の積極的な活用については、 あくまで現在の保育園の認可スペースでの保育を求めたため、 風野和視会長は 「希望者の全員受け入れには満足しているが、 現在の施設環境ではすし詰め状態となり、 ストレスなどで保育環境の悪化が生じることを懸念する」 と問題点を指摘、 「しゃくし定規な机上の計算ではなく園との共通理解に基づいてよりよい保育環境を作ってほしい」 と分園への理解を促した。 中田市長は 「要望を受けて保健福祉部で鋭意検討し、 希望者全員が入所できるよう早く結論を出させた。 保育園にはこの内容で受け入れてもらい、 早急に届け出の手続きをしてくれるよう望みたい」 と述べた。 しかし、 当事者の長谷川君子園長は 「現在も市と協議中なのに一方的な形で最終的な合意に至っていない回答を提示し、公表したことに驚いている」と市側の対応に不信感をあらわにした。 その上で、 希望者全員を受け入れるには、 適切な保育環境を実現するために分園措置が必要とし、 「入園希望の園児の年齢別の人数も分からず、 現在の園舎で収容できるか不安。 狭い保育スペースでけがや感染症などの懸念も生じる」 と強く反発している。 |
| ●「坂の街」でまちおこし |
| 坂道に愛称と道標−取手の愛好会 |
| 「取手の坂道愛好会」 (根本凡会長) が、
取手市のJR常磐線取手駅周辺にある主要坂道に愛称を付け、
道標を設置した。 取手は利根川と小貝川に挟まれ、 北西側から伸びている北相馬台地の末端に位置。 複雑な台地と低地が入り組んでいる。 水戸以南の常磐線沿線では、 最も坂道が多いのが特徴だ。 愛好会は二〇〇三年に設立され、 一般市民ら十四人が会員。 市内全域の坂道の探索を実施し、 坂道の歴史や文化などを市民に紹介する小冊子の作成のほか、 取手百人委員会で坂道を生かした街づくりを市に提案している。 愛称と道標はこの街づくりの一環。市民に坂道を共有文化資産として愛着を持ってもらい、「坂の街取手」をPRし、まちおこしに役立てていくのが狙いだ。 愛称を付けた道標は、 駅東口の 「さくら坂」 と 「雁耕 (がんこう)坂」、 駅西口の 「治助坂」 の三カ所で、 上り坂と下り坂に一つずつ計六本設置された。 道標は御影石製で高さ八十a、 一辺が十八a。 費用は約五十万円で、 市補助金と取手ライオンズクラブの協賛金で賄った。 さくら坂は近くに千葉県佐倉市へ通じる佐倉街道があるほか、 桜の老木が現在でも三本残っていることから名付けられた。 雁耕坂は谷津田だった当時、「雁が稲穂を摘んでいる姿が、田んぼで耕しているように見えた」 といういわれがある。 周辺は雁耕地と呼ばれている。 治助坂は明治時代から名称があったとされているが、 名前の由来は不明という。 十四日にはさくら坂で、 愛好会や塚本光男市長ら関係者が出席して道標の除幕式が行われる。 |
| ●「除染テント」を展開 |
| 日赤県支部が災害救護訓練 |
| 日本赤十字社県支部は九日、 水戸市城東の水戸赤十字病院敷地内の看護学校で第二回
「常備救護班・赤十字防災ボランティア地区リーダー等災害救護訓練」
を実施し、 放射性物質や病原性微生物、 化学物資などによる災害(NBC災害)時に使う「除染テント」を設置して被ばく医療の訓練を初めて行い、
医師、 看護師、 事務職員ら救護班要員や防災ボランティア計約七十人が参加した。
十日は水戸市民体育館で大規模地震を想定した訓練を行い、
救護所の設営や非常食炊き出し、 負傷者救護などを訓練する。
日赤は災害救助法、 災害対策基本法、 大規模地震対策特別措置法で災害発生時に医療救護、 救護物資の配布などを行う指定公共機関に定められているが、 このほど施行された国民保護法でも新たに指定公共機関に指定された。 このため、 常備救護班訓練で新たにNBC災害時の対応についても訓練することになり、 今回初めて放射性物質や細菌、 化学物質災害時に使う除染テントや、 被ばく医療の訓練などを実施した。 |
| ●動物の排泄物に焦点 |
| アクアワールド大洗水族館で企画展−きょう開幕 |
| アクアワールド県大洗水族館(大洗町磯浜町、小坂光則館長)
で十日から第十二回企画展 「なるほど!ザ・うんち―うんちのうんちく」
が始まるのを前に九日、報道関係者らを集めた内覧会が開かれた。
これまで十一回の企画展は主に生物を中心に取り上げてきたが、
今回は一転、 趣向を変え、 動物の排泄物に焦点を当てた企画展示で動物の生態や人間の生活と自然のつながりを紹介する。
会期は五月六日まで。 百種類以上の標本を展示し、 さまざまな動物の排泄物を紹介するほか、 排泄物の利用として堆肥や像の排泄物で作った手すき紙、 高級品として高値で販売されているジャコウネコの排泄物コーヒー豆 「アラミドコーヒー」、 臭いものばかりではないニオイ体験、 フォトスタジオでの自由撮影など。 特に 「アラミドコーヒー」 はジャコウネコがコーヒーの実を食べて排泄し未消化の種 (コーヒー豆)を利用し百c一万円の高級品。 健康を把握するバロメーターでもあり、 「うんち」を知ることで人の生活と自然とのつながりなど身近な自然への関心を持ってもらい健康管理にも役立てる。 展示の対象を小学校中高学年に置き、 展示のアングルも子供たちの目線に合わせており、 家族連れで楽しめる。 展示室の壁紙デザインは東京コミュニケーションアート専門学校の学生が担当した。 なお関連事業として 「水族館の臭い体験」。 四月十五日に同水族館で水族館獣医の仕事に密着し、 動物の検診と清掃を体験。 中学生以上、 定員五人。 三月二十日まで募集する。 また 「動物園獣医さんのうんちのうんちく親子で聞こう会」 を四月二十一日に日立市のかみね動物園で開催。 小学生と保護者を対象に定員三十人。 三月二十日まで募集。 問い合わせはアクアワールド大洗普及課 (電話029・267・5151内線420) まで。 |
| ●産学官連携で4技術を製品化 |
| つくば研究支援センター |
| つくば研究支援センター (つくば市、 土田惣一社長)
が取り組んでいる文科省の 「都市エリア産学官連携促進事業」
で、 今年度新たに@音楽や画像データを補正し高品質化する音響とテレビ用のICチップ
(集積回路) Aエレベーターの中での異常行動を自動検出し監視センターに通報する監視カメラシステムB環境破壊や犯罪などを監視し無線でデータを自動送信するフィールドサーバーC花粉の種類と濃度を自動検出する花粉自動認識計数装置―の四つの新技術が製品化された。
つくば市の筑波大、 産業技術総合研究所、 農業・食品産業技術総合研究機構の三研究機関と、 県内企業などとの共同研究による五年目の成果。 九日、 つくば市内のホテルで開かれた〇六年度研究成果発表会で、 同支援センターの本田皓一・事業総括が報告した。 音響用ICは、 従来、 アナログ音をデジタル音にする際に削られていた高周波音を再生。 テレビ用ICは、 粗い画像の画素を補正し、 ハイビジョン並みの高品質画像にする。 筑波大の寅市和男教授が生み出した理論 「フルーエンシ情報理論」 を応用、 新潟精密、 KDDIと共同研究した。 エレベーター監視カメラシステムは、 産総研の大津展之フェローが開発したパターンの認識方法を応用、 東芝、 エーディエス、 フォルテと共同開発。 正常な行動パターンや人の歩き方などを学習させ、 外れた挙動を異常として瞬時に検出し通報する。 日立製作所がエレベーターで採用した。 フィールドサーバーは、 画像撮影、 気温・湿度・花粉・悪臭などの計測、 情報伝達、 画像認識などさまざまな機能がある屋外設置機械。 田畑で野菜や果物が育つ様子を見守ったり、 不法投棄を監視するために農研機構中央農研センターの平藤雅之チーム長が開発。 松下電工、 農業情報コンサルティングとの共同研究で、 都市型に応用した。 環境破壊や犯罪などを監視し無線で自動送信するシステムを松下電工とイーラボエクスペリエンスが製造販売している。 花粉自動計測装置は、 判別が難しいさまざまな種類の花粉を蛍光色を利用して識別し、 種類と濃度を自動検出。 筑波大の青柳秀紀助教授と興和が共同研究した。 東京都気象業務センターや気象サービス会社などが購入している。 共同研究は〇七年度まで実施される。 九日の研究成果発表会では、 新技術をさらに応用した新たな試作事業などが次々に報告された。 |
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