こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2007年2月11日
●「霞ケ浦にゼニタナゴを」
復活実現へ向けシンポジウム−市民協会
霞ケ浦市民協会 (堀越昭理事長) は十日、 土浦市沖宿町の県霞ケ浦環境科学センターで、 シンポジウム 「在来魚復活にかける夢―霞ケ浦里浜魚類調査報告」 を開催。 一般市民や研究者ら多数を集め、 講演と調査報告、 意見交換が行われた。
 
基調講演では、 滋賀県立琵琶湖博物館の松田征也専門学芸員が、 同博物館で取り組んでいる希少淡水魚の繁殖について述べた。 一九八五年、 美浦村の霞ケ浦に面した船だまりで採集したゼニタナゴを、 約二十年にわたり継代飼育している経過を示し、 課題や展望を報告。 「飼育してきた種を自然に戻すとしても、 適応できるかどうかの問題がある。 ゼニタナゴが生息できた環境が霞ケ浦に戻ることを含め、 多くの人による議論と理解が必要」 などと話した。
 
続いて同市民協会員らが、 二〇〇五年から〇六年にかけ計十一回、一般市民の参加で、 霞ケ浦でどんな魚が捕れるか調査した 「一日漁師体験」、 ゼニタナゴを中心に生息実態を調べた 「霞ケ浦在来希少魚調査」 の結果を発表。 「霞ケ浦流域は魚種が豊富で、 外来タナゴ類が安定して生息している」 とする一方、 「日本固有種で、 かつては霞ケ浦流域で普通に見られたゼニタナゴは一匹も確認できなかった」 とした。
 
「ゼニタナゴ里帰り計画」 と題した発表では、 霞ケ浦在来魚のシンボルといえるゼニタナゴをいかに復活させるか、 計画や課題を摸索。 「現在の漁業が、 在来魚保全にどう役立っているか再評価する」 「琵琶湖博物館から分譲を受けた霞ケ浦産ゼニタナゴの保護増殖個体を住民に展示、 興味をもってもらう取り組みが必要」 などと締めくくった。
 
質疑応答では 「なぜゼニタナゴが減ったのか原因を突き止めるべき」 「ビオトープを活用してゼニタナゴの拠点づくりを」 など、 活発な意見が出された。

●筑波山神社で豆まき
大島部屋力士らも参加
縁結びの神様として広く信仰を集める筑波山神社 (つくば市筑波、 田中泰一宮司) で十日、 年越祭の豆まきが行われ、 境内は大勢の参拝客でにぎわった。
 
同神社では元来、 旧暦正月十四日に追儺 (ついな) 式 (豆まき) が実施され、 福男・福女は厄年や年男・年女に限らず、 毎年続けて参加する習わしが特徴。 現在は二月十日、 十一日の二日間にわたって行われている。
 
この日はかみしも姿の福男・福女のほか、 大相撲の旭天鵬関ら大島部屋の力士四人と行司の木村庄三郎さんも参加し、 豪快に福物をまいて一年の家内安全、 除災招福、 厄除けなどを祈願した。
 
福物の中には菓子やもちのほか、 テレビや自転車の引換券なども。参拝客たちは福をつかもうとダンボールや袋を持って構えたり、 「こっちにも投げて」 と手を伸ばしたりしていた。
 
豆まきは十一日も午後二時から午後八時まで一時間ごとに行われ、 両日合わせて約五百人の福男・福女が参加する予定。

●土浦日大、男女とも4強へ
関東高校バスケットボール
第17回関東高校バスケットボール新人大会は10日、 ひたちなか市の市総合運動公園体育館で開幕し、 男女とも1、 2回戦が行われ、 本県勢では、 土浦日大が男女そろってベスト4進出を決めた。 また、 男子の取手松陽、 女子の明秀日立は初戦で涙を飲んだ。
 
準決勝、 決勝は、 きょう11日、 同体育館で行われ、 男女とも土浦日大は頂点を目指す。

●世界中の珍しい品種でヒョウタン制作
守谷市役所で作品展
守谷市役所一階ロビーで、 守谷ひょうたんクラブ (倉持晃治会長) の会員たちが趣向を凝らして作ったヒョウタンの作品展が開かれている。 二十五日まで。
 
同クラブは一九九三年に結成され、 趣味でヒョウタン作りに取り組んでいる。 大、 中、 小、 長、 丸など世界中の珍しいヒョウタン品種を集め、 毎年、 会員たちの畑で栽培している。
 
収穫後は中身を腐らせ、 これを取り除いて乾燥させ、 彫刻や色塗りをするなどして工芸品に仕上げていく。 会員たちは一年を通してヒョウタン作りを楽しんでいる。
 
作品展には十三人の会員たちが約百二十点を持ち寄った。 トラや竜、 浮世絵、 般若心経などち密な彫刻や彩色模様などが施されている。 高さ百六十二aの大ヒョウタンもある。

●草間高萩市長が半生語る
PTA研修会で講師に−日立
高萩市の草間吉夫市長が十日、 日立市鹿島町の県立日立二高 (石川貞夫校長) のPTA研修会で講師を務め、 児童養護施設で育ち、 市長になるまでの半生を語った。 集まった保護者や生徒約百人を前に、 志を持ち続け努力する大切さや愛情に包まれて育つことの幸せなどを訴えた。
 
草間氏はつくば市生まれ。 二歳から高萩市内の児童養護施設で高校卒業まで過ごした。 東北福祉大学卒後、 会社員、 同施設職員を経て、 駒沢大学、 茨城大学の非常勤講師、 東北福祉大学特任講師を務めた。 松下政経塾十六期生。 昨年二月行われた市長選で、 三十九歳の若さで初当選。 昨年十二月に自伝 「ひとりぼっちの私が市長になった」 (講談社、 千四百円) を発行している。
 
児童養護施設で育ったことで社会の偏見にさらされながら過ごした青年時代や、 政治を志し松下政経塾へ入塾するなど人生の転機などをユーモアを交えて話した。
 
草間氏は 「愛される経験が人を愛することにつながる。 親は子どもに多様な経験を提供してほしい」 と呼び掛け、 「他人の縁に恵まれた人生。 少しでも恩返ししていきたい」 と話した。


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