2007年2月21日
|
| ●一般競争入札導入で効果―神栖市 |
| 落札価格低下、5億円以上の「差金」 |
| 神栖市は二〇〇六年度から一千万円以上の事業を対象に一般競争入札を導入したが、二十日までに、今年一月三十一日現在で約五億三千三百六万円もの入札差金が出ていることが分かった。近年、全国的にダンピング落札が増え、耐震偽装問題なども起きているが、同市は一般競争入札制度導入の効果ととらえ、三月の第一回定例会に市協働のまちづくり推進基金条例の設置議案を提案、基金を設けて差金を積み立て、地域コミュニティーを高める事業に活用するなど新たな住民サービスに充当する方針だ。 県監理課によると、昨年六月一日現在で、四十四市町村のうち三十八市町村(86・4%)で一般競争入札を導入している。県は一九九五年度に一般競争入札を導入、昨年四月一日からは十億円以上から一億円以上に対象を引き下げた。今年度上半期の落札率は80・4%と、年々下がっているという。 同市の場合、建設工事関係の平均落札価格は落札予定価格の73・1%で、指名競争入札だった〇五年度の96・0%を大きく下回った。「今までの落札率が高すぎたのかもしれないが、一般競争入札の導入効果に驚いている」とした。 入札差金の有効活用に努める一方、落札価格の低下による工事の粗雑化や手抜き工事が発生しないよう、監理体制を強化する方針だ。 入札差金五億三千三百六万円中、約一億四千六百六万円を有機ヒ素による地下水汚染などに伴う水道管敷設事業など緊急を要する事業に既に振り向けている。今回は残る約三億八千七百万円を、議会の議決を経て基金を設置、積み立てを開始する方針。差金は年度末にはさらに膨らむ見通し。 夏ごろには市協働のまちづくり推進基金活用検討委員会を設置し、基金の活用方法を検討してもらう。委員は有識者七人、一般公募八人の計十五人で構成、市民の目線に立った基金活用の具体的な事業について検討、提言する。市長の諮問に応じ、事業への基金充当の適否の審議、答申も予定している。 今年度は市協働のまちづくり推進事業補助金交付要項を制定し、行政区、学校区、市民団体が地域の課題に取り組む事業に対し、助成金の交付を開始する計画だ。 |
| ●佐藤・茨城町長が再選出馬表明 |
| 「水戸と合併、自分の手で」 |
| 任期満了に伴い、四月に予定される茨城町長選をめぐり、再選を目指す佐藤順一町長=無所属=が二十日、水戸市笠原町の県庁で立候補表明した。最大の公約は水戸市との合併実現。合併反対・慎重派から対立候補が出る見通しだけに、合併の是非を問う住民投票の意味を兼ねそうだ。 佐藤町長は、県警察学校長など県警の要職を歴任。二〇〇三年の町長選に、「水戸市との合併」を公約に出馬し、当時の現職ら二人を破って初当選した。「昨年暮れに母が亡くなり、喪に服していため表明が遅れた」と言う。 水戸市、茨城町の合併は、昨年二月に法定合併協議会を設置。今年十二月八日に、水戸へ編入することで基本合意したが、町議会や住民の一部から、時期尚早論や合併相手先の見直し論が出て、法定協での議決寸前で、昨年五月から中断が続いている。 記者会見で佐藤町長は、「茨城町は財政力が弱い。二〇一一年には、地方交付税がゼロになるとの説もある。水戸市の財政力を活用し、地域の発展に結びつけたい。当選したら、すぐに法定協を再開し、十二月八日に合併を実現する」と意欲を示した。 |
| ●梅まつり開幕―水戸市 |
| 偕楽園などに大勢の観光客 |
| 早春の訪れを告げる県都・水戸市の「第百十一回水戸の梅まつり」が二十日、メーン会場となる日本三名園の一つ、同市常磐町の偕楽園で開幕。あいにくの曇り空で最高気温も七・二度(平年九・二度)と低かったが、県内外から大勢の観梅客が訪れ、順調な滑り出しとなった。 県偕楽園事務所によると、今年は、暖冬の影響で梅の開花が早く、十九日現在で五分咲き。見ごろは、第一観梅デーの二十五日から来月の上旬ごろとなりそう。 園内では、水戸の梅大使が記念撮影に気軽に応じるなど笑顔で出迎え、観光ボランティア・歴史アドバイザーも観光客の案内をしていた。 偕楽園には、百種類・約三千本の梅があり、早咲きから遅咲きと開花の時期が異なるため、長い期間にわたって観賞できるのが特徴。会期は三月三十一日までの四十日間。日曜日ごとの観梅デーを中心にさまざまなイベントが催される。 問い合わせは、水戸の梅まつり実行委員会(電話029・224・0441)まで。 |
| ●ワカサギの人工ふ化を学ぶ |
| 美浦で小学生が体験教室 |
| 県霞ケ浦北浦水産事務所主催のワカサギ人工ふ化体験教室が二十日、美浦村木原漁港近くの木原水友園で開かれた。地元の木原小学校児童らが採卵などを体験、ワカサギや霞ケ浦について学んだ。 小学生に地域産業の漁業や水産資源保護の理解を促す「水産教室」の一つ。霞ケ浦漁業協同組合連合会、同村、村漁業協同組合も協力し、ワカサギの人工採卵を手ほどきした。 四年生児童六十四人が二クラスに分かれて参加し、メスの腹を優しく押して卵を出す作業や、繊維状のシュロの樹皮を張った枠に鳥の羽で受精卵を乗せる作業に挑戦。児童たちはめったにない体験に目を丸くし、かじかむ手も気にせず取り組んでいた。 また、霞ケ浦の漁業やワカサギの生態の授業もあり、「十cのメスから一万個の卵が採れる」「(体が)メスはつるつる、オスはざらざらしている」などの説明を受けたほか、水揚げされたアメリカナマズのつみれ汁に舌鼓を打った。 初めてワカサギを触ったという高森彩さん(四年)は体験後、「(感触が)気持ち良かった。食べてみたい」と話していた。 |
| ●半鐘盗難、23件に拡大 |
| 土浦、下妻などで新たに判明 |
| 県内で半鐘盗難が相次いで発覚している問題で二十日、土浦市、龍ケ崎市などで、新たに被害が分かった。県警捜査三課によると、盗難被害は八市で、計二十三件に拡大(二十日午後三時半現在)。被害総額は約二百六十万円に上っているという。 新たに分かったのは、土浦市二件、下妻市四件、筑西市一件、龍ケ崎市一件。 土浦市では上高津の火の見やぐらで、直径約四十a、高さ約六十a、重さ約五十`の青銅製半鐘(十万円相当)が無くなっているのが分かった。昨年十二月三十一日から今年二月十日の間に盗まれたとみられる。同市高岡の火の見やぐらでも、直径約三十a、高さ約四十a、重さ約四十`の青銅製半鐘(約二十万円相当)が無くなっていた。 つくば市上郷では、消防分団詰め所脇の火の見やぐらから、直径約二十a、高さ約三十aの青銅製半鐘(十万円相当)が盗まれていた。昨年十月二十一日から今年二月十六日までの間に被害に遭ったとみられる。 いずれも窃盗事件として、土浦署、つくば中央署で捜査を進めている。 |
headlinenews |