2007年2月27日
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| ●県行財政改革、厳しい取り組み |
| 財源不足、再建プラン改定案 |
| 県行財政改革推進懇談会(幡谷祐一会長)が二十六日、水戸市笠原町の県庁内で開かれ、二〇〇六年度から三年間の第四次県行財政改革大綱で、改革大綱と財政再建プランの一部改定案が示された。二〇〇九年度までの新たな財源確保の目標額を千六百億円としているもの、計五百八十億円もの不足が見込まれることが分かり、これまで以上に厳しく行財政改革に取り組むとした。 財政集中改革プランでは、〇七年度からの三年間で千六百億円の財源不足を見込み、人件費の抑制三百三十億円、公共投資の縮減・重点化六十八億円、事務事業の再構築二百八十億円、企業会計・特別会計の見直しなど歳出改革で七百三億円を確保。これに自主財源の確保や特別会計などの資金の活用、一般財源基金の取り崩しなど歳入確保で二百二十七億円を加え、千二十億円の財源を確保すると試算した。 それでも〇七年度百八十億円、〇八年度二百五十億円、〇九年度百五十億円と三年間で五百八十億円の不足が生じることから、中長期的に持続可能で健全な財政構造を確立するため、厳しく行財政改革に取り組むとしている。 大綱の改正では、収入未済額の縮減や自治体ガバナンス(組織運営のあり方)の強化、環境に配慮した行政の推進など十八項目の新規や拡大案を盛り込んだ。 県税や県営住宅の家賃などの未済額については、その縮減と発生防止に向けた取り組みを全庁的に進める。自治体ガバナンスでは、一般競争入札の拡大や談合防止のための入札手続きの改善や県の事務にかかわる非違行為の職員などから通報を受け付ける窓口設置、民間企業への再就職に関する新たなルールづくりを検討する。 環境に配慮した行政の推進では、〇六年三月に策定した第三期県環境保全率先実行計画に合わせた数値目標を設定した。電気使用量では庁舎で15%削減、用紙類でも15%削減を掲げた。 |
| ●霞ケ浦水辺空間の景観保護を請願 |
| 土浦市内の女性6人が1000人の署名添え |
| 普段から環境問題に取り組む土浦市の女性有志六人が共同世話人となって二十六日、約千人の署名を添えて「霞ケ浦水辺空間の景観保護等に関する請願書」を同市議会に提出した。 請願書は、霞ケ浦を「土浦市が最も大切にしなければならない観光資源」と位置付け、積極的に景観保護を進めるよう訴える内容。湖畔の土浦京成ホテルが三月末で撤退、跡地にマンションなどの建設計画があることを受け「この土地は以前、市が観光事業に使うことを条件に売却したもので、観光振興を考える上で重要な場所。安らげる水辺空間を生かすため、湖岸の景観保護に対する基本方針を確立してほしい」との趣旨で請願事項を挙げている。 請願事項は「土浦駅東側から湖岸にかけての高層建築物を規制するなど、霞ケ浦の水辺空間を守り、創造するため早急に検討を始めること」「ホテル跡地と湖の間に、自転車道路などからも回遊可能な遊歩道を確保すること」の二件。 請願者代表の栗栖恵子さんは「約千人の署名を集め、市議十三人の紹介もあって請願書を提出した。人間は自然と共に生きていくもので、自然が人を育て、心を豊かにする。水辺空間の整備や景観保護は、子供たちの教育面でも必要になる」と話している。署名活動は、三月の定例議会開催まで続ける予定という。 |
| ●筑西・勤行川にサケの稚魚放流 |
| 下館小学校の児童らが総合学習で |
| 大きく育って戻って来てね―。筑西市本城甲の市立下館小学校(坂田よう子校長)の児童らが二十六日、総合学習の一環として近くの勤行川にサケの稚魚を放流し、河川環境の保護などに理解を深めた。 NPO法人「未来につなごう鬼怒川・小貝川の会」(増渕昭理事長)の協力で実現した。この日は午前中の同市立嘉田生崎小(同市西石田)に続き、午後には下館小で実施。それぞれ稚魚五千匹ずつ、計約一万匹を放流した。 下館小ではインフルエンザなどで欠席した児童を除く四年生八十二人が参加。近くの勤行緑地に出向き、一部の児童らは長靴をはいて川の中にまで入り、体長四―五aの稚魚の入ったバケツをゆっくりと傾け放流していた。 放流されたのはツナやシーチキンなどに加工されるシロザケで、成長すると体長は約六十aになるという。同会によると、鬼怒川でのサケ回帰率は約2%程度だが、勤行川では最近サケの遡上が多くなり、市内の橋の上からも確認できるなど市民の関心が高まっている。 坂田校長は「河川に学ぶをテーマに学習をしていたところ、秋に勤行川でサケが遡上することが話題になった。すぐ近くを流れていることから、この素晴らしい自然の恵みを教材に関係団体の協力でサケを放流しようとなった」と話し、児童らに河川環境への保全意識が高まったことを強調していた。 |
| ●なでしこジャパン元監督が視察 |
| つくばFCの女子サッカー指導 |
| 女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の元監督で現在、日本サッカー協会の上田栄治・女子委員長が二十六日、つくば市立竹園西小学校を訪れ、NPO「つくばフットボールクラブ(FC)」(石川慎之助代表)が取り組んでいるゲストティーチャー事業を視察した。 つくばFCが二〇〇三年から取り組んでいる「ゲストティーチャープロジェクト」で、同FCの社会人女子サッカーチームの女性コーチと選手らが、保育園や幼稚園、小中学校を訪問し、体育の授業などでサッカーを教えている。女性の指導者が直接、少女たちに教えることで「女の子もサッカー選手になれるんだ」など、夢を与えることが狙い。 授業はこれまで五年間で県内二十五校で展開。日本サッカー協会も注目し、〇四年からは、女子サッカーを活性化させる新たな取り組みと評価し助成するなどしている。 二十六日は、つくばFC女子サッカーチームの池田明予コーチ、関彰商事社員の渡辺美香、菅野博子両選手ら十一人が竹園西小を訪問、六年生二クラスの七十八人に、ボールのけり方などを指導した。 授業を視察した上田元監督は「コーチの人数が多いので、子供たちに目が行き、上達も早い。子供たちの表情からは楽しみながらやっている様子がうかがわれ非常にいい」と評価、「女子はサッカーに親しむ機会が少ないので、こういう取り組みが全国に伝われば」と話していた。 日本サッカー協会では、つくばFCの取り組みを全国に普及させようと、近く機関誌で紹介する予定という。 |
| ●かやぶき屋根保存会メンバーが見学 |
| 大子のクナッパーさん宅訪ね交流 |
| 石岡市の八郷地区で里山体験やかやぶき民家保存活動を繰り広げている市民グループがこのほど、大子町に住むドイツ人陶芸家のゲルト・クナッパーさん宅を訪れ、和洋調和のとれたかやぶき民家のお手本を見学。併せて同町外大野で奥久慈の味研究会を主宰する斉藤キヌ子さん宅で手作りの地域郷土料理に舌鼓を打ちながら「大子町ふるさと交流体験協議会」の活動に触れ、これからの農山村の姿について意見交換した。 クナッパー氏の住むかやぶき民家を訪ねて、その素晴らしさを再認識し、国際的な視点からのクナッパー氏の意見に耳を傾けながら自分たちの活動に反映させようと視察、交流研修となった。筑波大からも学生らが同行し、普段は非公開の家屋内部も「茅葺き民家保存会」メンバーらの研修ということで特別公開されてクナッパー夫妻が案内した。 とかく住みにくいといった先入観の立つかやぶき民家だが、世界各国を巡りながらついの住み家を日本に求めたクナッパー氏の話を聞きながら、参加者は一様にその重要性を再認識した。 クナッパー氏は、欧州諸国ではかやぶき家屋が増えており、自国の伝統文化を大切にする姿勢を行政側も支援していることを紹介。日本も欧州に負けない伝統文化を持つ国であり、その伝統的な建造物のかやぶき家屋の文化をもっと大切にし、保護を真剣に考えなければいけないと訴え、「伝統のある古いものの中に新しい価値を見出すのが大切」とアドバイスした。 活動の事務局を務める鈴木俊勝さんは「家屋ばかりでなく自ら造られた日本庭園も素晴らしい。日本人の私たちの方が驚くことばかり」と話し、参加したメンバーらも一様に、改めて意識改革となって貴重な経験となった様子だった。 |
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