2007年3月10日
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| ●「土浦、つくばの合併期待」 |
| 知事、勉強会への支援強調 |
| 橋本昌知事は九日、 第一回定例県議会一般質問で、
飯岡英之氏 (自民、 つくば市) の質問に答え、
土浦市とつくば市の合併が実現すれば、 周辺都市がさらに合併に参加する可能性が高く、
合併の連鎖から県南地域に五十万都市出現が期待できると述べて、
両市の合併に強い期待感を示し、 既に始まっている両市の議員有志による勉強会を積極的に支援、
協力する考えを示した。 飯岡氏は県南地域の新たな中核都市づくりに向けて、 つくば市と土浦市の合併について質問。 橋本知事は 「水戸周辺地域と、 つくば・土浦を中心とした地域に、 人口五十万人程度の二大中核拠点都市を育成し周辺市町村とのネットワークを形成する必要がある」 と、 これまでの考えを改めて示し、 両市の合併に伴い、 人口三十万人を超える中核市が誕生することで商業、 文化、 教育、 医療、 娯楽などの都市機能が整い、 東京、 千葉などに埋没することなく地域間競争に打ち勝つことができると述べた。 併せて、 周辺都市が合併に参加する可能性が高いとして、 両市の合併が県南地域に五十万都市出現の契機となるとの見方も示した。 両市の議員有志は既に勉強会を設けて合併に向けての意見交換を進めており、 橋本知事もその会合に参加し、 意見を交換している。 橋本知事は 「議員同士が十分に意思疎通を図り合併に向けて取り組むことは極めて重要」 として、 県としても勉強会が合併機運醸成につながるよう積極的に支援、 協力する考えを強調した。 |
| ●つくば急行バス廃止へ |
| 中田市長「利用者増は見込めず」 −桜川市ー |
| 桜川市の中田裕市長は九日、 つくばエクスプレス
(TX) へのアクセスとなるつくば急行バス
(TXつくば駅ーJR岩瀬駅間) の運行を三月末で廃止することを明らかにした。
三月定例市議会の一般質問で増田豊氏の質問に答えた。
つくば急行バスはTX開業に合わせ、 合併前の二〇〇五年八月から市民の交通利便性の向上を目的に運行を開始。 当初は、 TX効果もあり、 つくば駅から筑波山に足を伸ばす客も多く、 利用者も九月に三千九百二十六人、 十月には三千六人を数えた。 その一方、 つくば市が十月から十二月までつくば駅から筑波山までの実験運行を開始し、 三カ月で三万人以上の利用者があった。 反対に、 急行バス利用者は十一月が二千四百三十八人、 十二月には千五百八十人と減少した。 つくば市の筑波山直行シャトルバスの本格運行に伴う影響はその後も続き、 〇六年度に入ると四月以降は千四百人台から十二月には千百人台にまで落ち込んだ。 これにより当初の運行経費見込みが維持できず、 市の経費負担が増大することから、 同市長は 「今後を展望した場合、 利用者の増加は見込まないと判断せざるを得ない状況にあり、苦渋の決断を下した」と述べた。 その上で 「今後は庁内に検討委員会を設置し、 交通弱者に対する公共交通のあり方を十分研究していく。 平成二十年 (〇八年) 度には実現の方向で鋭意努力をしていきたい」 とした。 |
| ●勇壮に華やかに |
| 鹿島神宮で祭頭祭 |
| イヤーホエ鹿島の豊竹トホヨトヤ―。 鹿島地方に春を告げ、
健康や豊作を願う祭頭祭が九日、 鹿嶋市宮中の鹿島神宮とその周辺で行われた。
奈良時代、 武運長久を祈って旅立った防人たちの 「鹿島立ち」 の故事にちなむとも言われ、 毎年、 三月九日に行われる。 年間八十回を数える鹿島神宮の行事の中でも最も規模が大きく、 勇壮な祭典として知られる。 一九七六年十二月に国選択無形民俗文化財の指定も受けている。 この日は時折、 雨のぱらつく肌寒い天候だったが、 当番地区の左方・大船津郷の色鮮やかな衣装を身に付けた囃人 (はやしびと) 約六百三十人が二十六組に分かれ、 元気に祭頭ばやしを披露した。 囃人たちは太鼓に合わせ、 約一・八bのカシ棒をガッシ、 ガッシと組みながら、 仲町通り、 角内通り、 大町通りを練り歩き、 最後に鹿島神宮に到着。 本殿前で一斉にはやした。 その勇壮な姿を、 観光客たちも興奮した表情で見詰めていた。 |
| ●高齢者・障害者が外出しやすい街に |
| バリアフリー新法を生かして −土浦ー |
| 昨年十二月施行されたバリアフリー新法 (高齢者・障害者移動円滑化促進法)
を生かして、 土浦を、 高齢者や障害者が外出しやすい街にしようと、
国の同法基準策定懇談会委員を務めた 「障害者インターナショナル
(DPI) 日本会議」 交通問題担当常任委員の今福義明さんがこのほど土浦市を訪れた。
同市の市民団体 「介護保険と福祉を考える女性の会」
(中村洋子代表) と共に、 土浦港から亀城公園まで車いすで移動し、
街なかのバリアフリー度を点検。 市民団体では点検結果をもとに集会を開いて、
五月を目標に市に対し基本構想策定を住民提案する方針だ。
住民提案を前に、 三月二十四日午前十時から、 同市港町の京成マリーナでヨットと遊覧船乗車体験会、 四月一日午後一時半から、 同市中央の亀城プラザで 「高齢者も障がい者も元気イキイキ一〇〇歳人生」 と題した集会を開く。 DPIの今福さんは、「女性の会」 の滝野嘉津子さんと共に街なかを点検した。 滝野さんは、 同市中央に一人暮らしの父親、 宮本仁さんを介護している。 父親は十七年間、 寝たきりの妻を介護。 妻が死亡した後、 うつ状態となり九カ月自宅に閉じこもった。 父親を元気づけたのは自宅近くの亀城公園の散歩だった。 父親は、 春になり、 柳の枝の色が白から黄色、 緑へと日々変化していく様子を見て元気づけられ、 初夏になると、 池から岸に上がろうともがくカメの仕草に、 生きる力を与えられたという。 父親のこうした体験が、 今回の取り組みに結び付いたという。 今福さんと滝野さんは、 障害者も楽しめるヨット 「アクセスディンギー」 などの体験ができる同市港町の京成マリーナから、 高齢者いきがい対応型デイサービス施設 「たいこ橋」 が立地する川口町のモール505、 同市中央の亀城公園までを車いすで移動した。 点検結果について今福さんからは、 歩道に勾配があり車いすでの移動は危険との指摘があったほか、 モール505について@点字誘導ブロックがないA障害者トイレが使用禁止になったまま放置されているB車いすで商店街二階のデイサービス施設に行こうとしてもエレベータの誘導標識がないため、 エレベータがどこにあるかわからない―などの指摘があった。 バリアフリー新法は、 交通バリアフリー法とハートビル法を統合した法律。 これまでは、 鉄道の駅やバスターミナル、 公共施設や商業施設など、 それぞれの施設ごとにバリアフリー化が進められてきた。 新法は、 地域一体でバリアフリー化を進めるのが狙い。 高齢者や障害者が生活上よく利用する区域を重点整備地区に定め、 地区内にある鉄道駅や公共施設、 福祉施設、 商業施設などを結ぶ経路の段差をなくしたり、 車いすが通れる道幅を確保するなどの整備を求めているほか、 従来は対象ではなかった都市公園、 駐車場、 道路などもバリアフリー化の対象としているのが特徴だ。 バリアフリー化にあたっては、 まず市町村が、 区域を定めて基本構想を策定するのが出発点。 新法は策定にあたって住民提案制度を設けているのがもう一つの特徴。 「女性の会」 は、 提案制度を活用して、 土浦駅周辺を重点整備地区に定め、 土浦市に基本構想の策定を働きかけることを目指している。 |
| ●最新の調査結果紹介 |
| 取手市埋蔵文化財センター |
| 取手市吉田の市埋蔵文化財センターで、 昨年の代表的な県内遺跡発掘調査結果を紹介する発掘速報展が開かれている。
未発表資料を中心に、 発掘担当者が最新の調査結果を説明している。
紹介しているのは取手市上高井の神明遺跡、 常陸大宮市泉坂下の泉坂下遺跡、 石岡市総社の常陸国衙跡、 水戸市渡里町の台渡里廃寺跡の四遺跡。 神明遺跡からは縄文時代後期の大型竪穴住居跡や隣接した範囲に深さ二b以上の柱穴が多く発見された。 これらの遺構とともに土偶や小型土器、 注口土器など縄文文化の特異性が分かる遺物も数多く出土した。 泉坂下遺跡はこれまで弥生時代中期の再葬墓として推定されていた。 今回の調査で、一本の溝から七基の再葬墓が検出されたほか、 県内では三十年ぶりに完全に近い状態の人付土器も出土し、 再葬墓遺跡であることが確認された。 常陸国衙跡は奈良時代の常陸国役所跡で、 一九七〇年に初めて発掘調査が行われた。 その後、 九八年度からの確認調査で遺跡の内容が次第に明らかになり、 今回の調査によって国庁のほぼ全容が解明された。 台渡里廃寺跡は奈良時代の常陸国那賀郡役所と近隣の寺院が複合した遺跡。 四五年に県指定史跡になり、 二〇〇二年からの再調査によって大規模な講堂跡や塔跡が確認され、 〇五年には国史跡に指定された。 さらに今回の調査では保存度の高い正倉と見られる礎石建物群が発見された。 ミミズク形の土偶 (神明遺跡) や死者とともに埋葬した土器 (泉坂下遺跡)、 文字瓦 (台渡里廃寺跡) など珍しい出土品が展示されている。 発掘速報展は入館無料で、 毎週月曜日を除き四月二十日まで開かれている。 |
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