2007年3月12日
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| ●圏央道、一部開通 |
| つくば牛久―阿見東IC間の12キロ |
| 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)つくば牛久―阿見東インターチェンジ(IC)間、延長約十二`が十日午後三時、開通した。同区間は暫定二車線(対面通行)で幅員十・五b、設計速度は時速百`および八十`。二〇〇一年度に工事着手し、約五百五十億円の事業費を要して完成した。 開通に先立ち、午前十時から阿見町若栗の同町民体育館で開通式典が行われ、行政関係者や地権者ら約五百人が出席。橋本昌知事、地元選出の国会議員や県議、近隣市町村長らが来賓として駆け付け、開通を祝った。 橋本知事は「圏央道は、産業大県を目指す本県にとって重要。社会経済の活性化、企業誘致などに大きく寄与し、全線開通で効果はさらに大きくなるはず」と祝辞。自民党の丹羽雄哉総務会長、葉梨康弘衆院議員、石井啓一衆院議員、岡田広参院議員らが「地域産業の振興、経済波及効果に期待」「地域発展の起爆剤に」などと、圏央道開通に大きな期待を寄せていた。 式典後は、牛久市桂町の阿見東ICに会場を移して現地セレモニー。町立阿見中吹奏楽部、吉原小学校区和太鼓会による演奏に続き、来賓らがテープカット、くす玉割り。式典出席者が乗る車両約百台が通り初めのパレードを行い、真新しい道路を連なって走った。 茨城圏央道は一二年度の全線開通を目指して整備が進み、〇八年度にはさらに江戸崎IC(仮称)まで約六`区間が開通する予定。全線開通後、県内の各種産業に及ぼす経済効果は、十年間で約四千六百億円に達するとされている。 |
| ●原発の学習集会、18日に東海で |
| 反原子力茨城共同行動が開く |
| 反原子力茨城共同行動(世話人・河野直践茨城大教授)は十八日午後一時半から、東海村石神内宿の石神コミュニティセンターで、学習集会「東海第2原発の安全上欠陥―老朽化とウソ」を開く。 原子力発電のデータ改ざんやねつ造が相次ぐ中で、安全性の軽視や秘密主義の体質について考えようとするもので、講師はNPO法人・原子力資料情報室(東京)の上澤千尋さん(原子炉安全問題担当)。 同村白方の日本原子力発電・東海第二発電所(沸騰水型軽水炉、出力百十万`h)では、昨年の定期検査で機器のひび割れや破断が発見されるなど、老朽化をうかがわせる事実が相次いでいることを踏まえ、安全上の問題を「老朽化とウソ」という側面から検討する。 東京電力は一月、新潟県の柏崎刈羽原発の冷却水(海水)の取水時と排水時の温度差の測定値を改ざんし、七度以内の管理目標値に収まるようにしていたと発表。同県には不正に得られたデータを報告していた。柏崎刈羽原発1号機で一九九二年に起きた原子炉緊急停止のトラブルを規制当局に報告していなかったことも明らかになっている。 東海第二原発では昨年、可燃性ガス濃度制御系の流量計が不適性に補正されていた問題が明らかになった。定期検査の際、設定値を変更していたもので、何度も是正する機会はあったものの、二十年以上にわたって続けられ、引責で社長らが報酬減額処分となった。 問い合わせは脱原発東海塾の相沢一正さん(電話029・282・3619)まで。 |
| ●「高度な授業力」で公開シンポジウム |
| 筑波大学教育研究科が主催 |
| 子供たちの学力低下が社会問題になる中、高校教員にとっての高度な授業力や、授業力を育成するための具体的戦略について考える公開シンポジウムが十日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。現場の高校教員も参加し、高校間の学力格差などの問題提起がなされた。 現職の教員と、教員を目指す大学院生を対象に筑波大学教育研究科が主催した。同大学では、文科省の「資質の高い教員育成推進プログラム」の一環で、「高度な授業力育成のための授業開発」に取り組んでいる。 シンポジウムでは、筑波大の唐木清志講師が、高度な授業力育成を目指して同大付属高校で実践した半年間の取り組みを報告。神戸大の船寄俊雄教授が明治以降の教員養成の歴史と課題について話した。県立土浦一高の菊池紳一郎教諭と守谷高の沼田吉弘教諭の二人が現場から問題提起した。 会場の参加者からは「高度な授業力とは、学力か人間性か、どちらの力を伸ばすのか」「現職の高校教員からは『授業力は現場で身に付けるもので、大学教育に期待したことはなかった』という意見が出ている。大学の授業力開発の取り組みは日常の授業ではない。授業力を身に付けるという観点からいかがか」「教育現場と大学とがどんどんかい離している印象を受けた」など厳しい指摘が相次いだ。 これに対し神戸大の船寄教授は「いまの教育は行き詰っている。どういう力を高校生に身に付けさせたいのか議論される必要がある。進学校の高校生も、大学に入学した途端、意欲がなくなり、知的関心が持続しない。進学校であれ底辺校であれ、知識をつなげて自分の関心を広げていく力を身に付けさせてほしい」と訴えた。 守谷高の沼田教諭は「現場の教員は、問題が起こったら、どうして起こったのかを考えるより、対症療法でやるしかない。問題がどこから起こったかなど理論的部分は大学が担ってほしい。教育現場と大学と行政の三つがかみ合えばうまくいく」などと話した。 十一日午後一時からはポスターセッション、午後二時からはノーベル化学賞を受賞した白川英樹筑波大名誉教授の講演会が開かれる。 |
| ●県立図書館、新館入館者が500万人に |
| 水戸市の小学生に記念品 |
| 水戸市三の丸一丁目の「県立図書館」新館入館者が十日、五百万人に到達。橋本昌知事や稲葉節生県教育長らがくす玉を割って記録達成を祝った。 五百万人目となった入場者は、水戸市内に住む市立石川小学校の六年生、沢畑理佐子さん。記念品として図書館利用の案内図書と県立近代美術館やアクアワールド県大洗水族館など、水戸市やその近隣の県施設招待券をプレゼントされ、「五百万人目となり、とてもびっくりしています」と笑顔で話していた。 同館は旧県議会議事堂を改修し、二〇〇一年三月にオープン。五百万人到達は開館から二千百七十八日目、開館日数では千七百二十八日目。現在、一日平均七―八百人の利用があり、利用が定着している。 |
| ●茨城大大学院に新コース |
| 4月に理工学研究科に開設 |
| 茨城大学(水戸市文京、菊池龍三郎学長)は大学院理工学研究科に「システムLSI/IT特別コース」を設け、新たに社会人を特別枠で選抜して実戦的な教育を展開する。国が進める「再チャレンジ支援策」で、社会人に学び直しの機会を与え、大学院での再教育から就職支援まで一貫してサポートする。また、二〇〇五、〇六年度に国の委託を受けて県内の産業界と同大学が共同で続けてきた、システムLSI製造、活用のためのカリキュラムも併せて継続的に組み込み、社会人や大学院生を対象とした公開講座としても開講。大学院教育だけでなく、公開講座としても受講が可能となる。 特別コースは同研究科の七専攻のうち「電気電子工学」「メディア通信工学」「情報工学」「システム工学」の四専攻で募集。博士課程前期(修士)の教育を受ける。 「LSIの設計開発技術論」「半導体の先端製造プロセス」など七つの科目で構成し、内、五科目を履修すると理工学研究科長による「コース修了証書」を受けることができる。さらに、各専攻の専攻科目について計三十単位以上を習得し、学位論文の審査と最終試験に合格すれば修士(工学)の学位を得られる。 また、各科目を公開講座としても開講し、広く社会人を単科の科目履修生としても受け入れ、一定科目群の履修により履修証明も与える考えだ。 「特別コース」では、授業料全額免除や再教育から就職支援までの一貫したサポートで、社会人による大学での学び直しと再チャレンジの機会を支えるほか、「公開講座」としての開講では、最先端技術者らによる実戦的講義が格安の受講料で受けられ、企業内技術者の受講は短期間で技術力アップにもつながる。 この新たな試みを紹介するため、特別講演会を十五日午後一時から、ひたちなか市新光町の「ひたちなかテクノセンター」三階研修ホールで開催する。参加無料。 特別コースの出願は十九日から二十三日。二十八日に試験、面接を行い、四月九日合否発表の予定。問い合わせは同大学工学部入試係(電話0294・38・5010、5222)まで。 |
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