こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2007年3月21日
●つくばへの移転を打診
手狭で老朽化進んだ土浦労働基準監督署−茨城労働局
厚生労働省茨城労働局が土浦労働基準監督署 (土浦市中央二丁目) をつくば市吾妻の筑波合同庁舎への移転する意向を土浦市に伝えていたことが分かった。 土浦市は十九日、 中川清市長や折本明市議会議長が土浦商工会議所 (山口雄三会頭) とともに、 同局や財務省水戸財務事務所、 県などに対し、 存続を求める申し入れを行った。
 
土浦労基署は土浦市、 石岡市、 つくば市、 かすみがうら市、 小美玉市、 阿見町の五市一町を管轄。 一九七二年三月に建設された現在の庁舎は老朽化し、 敷地が狭く十分な駐車台数を確保できないなどの問題を抱えているとされる。
 
一方、 国有財産の有効活用の観点 (使用調整) から、 遊休施設の活用として、 四階部分が空いている筑波合同庁舎への移転が浮上した。 今月二日に同局が市を訪れ、 打診している。
 
水戸財務事務所によると、 土浦労働基準監督署 (面積九百十五平方b) は、 一九九八年度の使用状況の実態調査で、 利用効率が悪いと判断され、 二〇〇八年度の売り払いが処理計画として決定していた。 〇六年度の使用状況実態調査のフォローアップ結果でも非効率と判断されていた。
 
一方、 昨年七月の閣議決定 (経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006) で、 国の庁舎の有効活用が打ち出され、 既存の庁舎の有効活用が求められた。 水戸財務事務所は茨城労働局に対して移転の検討を依頼し、 同局は地元の意見を聞く必要があると判断、 情報を提供した。
 
茨城労働局は 「まだ移転が決定したわけではない」 とし、 水戸財務事務所は 「庁舎の効率的な利用を図るとともに、 利用者の利便性を第一に考える必要がある」 としている。

●春を彩るスイセン
県内各地で早くも開花
チューリップとともに、 春を彩る球根花の代表選手スイセン―。 春らしい陽気に誘われるように県内各地で花を咲かせ、 例年より二週間以上も早く民家の庭などを飾っている。
 
今を盛りに咲き誇っているのは、 アイス・フォーリスなどの早咲き種。 しかし、 咲いてはみたものの、 このところの寒の戻りで朝晩には凍える日もあり、 厳しい冷え込みによく耐えている。
 
スイセンは地中海沿岸が原産。 日本の野生種は古い時代に渡来した。 園芸品種はニホンズイセンやラッパスイセン、 カップスイセンなど数多い。 英国やオランダなどで、 早咲きから遅咲きまで品種改良が盛んだ。
 本場英国のRHS (英国王立園芸協会) には、 実に一万数千品種が登録されている。 清そで気品があり、 自然によく溶け込むので日本ではなじみの花として、 チューリップよりも好まれている。
 スイセンといえば世界各地の品種百万本が咲く、 国営ひたち海浜公園 (ひたちなか市) が有名。 性質も強く病害虫も少ないため、 家庭でも栽培が比較的容易で早春の庭やベランダを彩ってくれる。

●参院選敗北でも安倍政権の退陣ない
田崎・時事通信解説委員が展望−常陽懇話会
参院選は自民党にとって厳しいが、 過半数割れしても内閣が倒れるとは限らない――。 土浦市内で開かれた第三百七十二回常陽懇話会で、 時事通信社解説委員長の田崎史郎さんが二十日、 テレビでおなじみの軽妙な語り口で、 政局から国際政治まで、 難しい問題をわかりやすく解説した。
 
演題は、 「安倍政権はいつまで持つか」。 田崎さんは、 参院選で自公連立側が過半数を得るには、 自民党が五十二議席前後を取る必要があると指摘。 過去の選挙データや政界情報を基に 「極めて厳しい」 との見方を示した。
 
根拠として、 「一九九四年六月に、 自社さ連立の村山内閣が成立して以降、 無党派層が三〜四割から五割に増えた。 時には六割に達する」 「以降、 小泉ブームの二〇〇一年を除き、 自民党は四十 (議席) 台だった」 と強調した。
 
しかし、 「八九年参院選で、 自民大敗後の海部、 宮沢内閣、 九八年の参院選敗北後の小渕内閣も、 自自連立を組んでなお、 参院は与党が過半数割れだった。 それでも政権は揺るがなかった」 とした。
 
その上で、 「森さん (喜朗元首相)、 中川さん (秀直幹事長) らは、 過半数割れでも突っ走るつもり」 「四十議席割れなら安倍さんは退陣」 「国民新党、 荒井広幸さん (新党日本) などもいる。 ごまかしながら過半数を取れるかも」 との見方を披露。 さらに、 「過半数割れすると、 一番困るのが公明党。 (自民からみた) 価値が下がり、 自民は民主党と組んだり、 政界再編に走るかも知れない。 公明は、 政権を失いかねず、 自民に選挙協力するほかない」 とも。
 
一方、 東京都知事選に触れ、「世論調査で石原 (慎太郎)さんが7〜8%リード。 浅野 (史郎)さんが五輪反対を明言せず、 民主党、 社民党に支持を頼んだのは間違い。 浅野さんが勝てば、 参院選も自民批判票がかなり出る」 との見通しを示した。
 
また、 北朝鮮の核保有問題にも触れ、 「六カ国協議が行われているが、 北朝鮮が核放棄すると考える人はいない。 日本は、 拉致問題が解決しなければ、 援助はしないとしているが、 他の国は核問題の方が重要で、 日本は孤立を覚悟しなければならない」 との見通しを述べた。
 
田崎さんはかつて、 現在の民主党代表、 小沢一郎氏のブレーンとされ、後に決別宣言をした。 『経世会 死闘の七十日』 『梶山静六 死に顔に笑みをたたえて』 の著書がある。

●ハマボウフウを特産品に
「鵜の岬」で試食会−日立
セリ科のハマボウフウの特産化を目指して栽培試験に取り組んでいる 「日立市ハマボウフウ研究会」 (清水光親会長) が二十日、 同市十王町の国民宿舎 「鵜の岬」 で、 初収穫した材料で作った料理の試食会を開いた。 樫村千秋市長も駆けつけ、 「一年ほどで製品にこぎつけた。 全国に日立のハマボウフウをアピールできれば」 と期待を寄せた。
 
ハマボウフウは同市十王町の伊師浜の砂浜に自生していたが、 食糧難の時代に根から乱獲され見られなくなった。 当時は、 おひたしやあえ物などで食卓に上ったという。
 
栽培試験は地元農家七人が二〇〇五年から、潮来市の農家から種を譲り受けて取り組んでいる。 一年目は発芽せず、 昨年二月に苗約二千二百五十本を十eで栽培し、 十五aほどに成長して収穫できた。 栽培方法には、 軟化栽培とツマ栽培があり、 同研究会では今のところビニールハウスでの軟化栽培を行っているが、 ツマ栽培にも挑戦していくという。
 
収穫されたハマボウフウは、 「鵜の岬」 の早乙女四郎調理長に調理を依頼。 この日は、 酢味噌あえ、おひたし、 おすまし、 天ぷら、 炒め物、 巻き寿司の六品が用意された。
 
試食会には樫村市長ら市関係者と研究会のメンバーら約二十人が出席し、 試食。 「シャキシャキした歯ごたえ」 や 「さっぱりした味」 に加え、 香りも好評だった。
 
市では三、 四年で栽培技術を確立したい考えで、 清水会長は 「発芽させることが課題。 早い時期の商業出荷を目指したい」 としている。

●浜のリーダー新たに9人
県庁で青年漁業士認定式
県漁業士の認定式が二十日、 水戸市笠原町の県庁内で行われた。 担い手の育成や地域漁業の活性化などに活躍する若い漁業者九人を新たに認定した。 これで四十歳までの青年漁業士は計三十人となった。
 
式では、 橋本昌知事が 「意欲と目標を持って主体的に活動してほしい」 とあいさつし、 認定証書を一人ひとりに手渡した。 認定委員会を代表して、 茨城沿海地区漁連の浅野次男会長が 「熱心に講義を受講してもらった。 さらに知識を深め、 工夫を凝らし、 浜のリーダーとして活躍してほしい」 と激励した。
 
認定者を代表して大洗町漁協の米川喬さんが 「漁業を取り巻く環境は厳しいが、 魅力ある将来の漁業をつくるため、 漁業経営の観点を含め考えていきたい。 先輩たちに負けないよう頑張りたい」 と抱負を述べた。
 
青年漁業士は、 @県が行う漁業士講座を履修A漁業に従事し、 将来も地域漁業の中核的推進者の見込みがある四十歳未満B漁業青少年の集団活動に中心的活動ができる―などが認定基準。
 
役割として、 ▽将来の地域漁業振興の中核的リーダー▽先進的な漁業技術などの調査・実践と地域への普及▽青少年への漁業の理解促進、漁業後継者の確保・育成―などが期待されている。
 
漁業士には、 女性漁業士 (六十歳まで) 十六人) や指導漁業士 (六十歳まで) 四十八人が認定されている。


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