こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2007年3月25日
●需要予測を大幅下方修正
県長期水需要計画を改定
県は二十四日までに、 本県の長期水需要計画 「いばらき水のマスタープラン」 を改定した。 目標年次 (二〇二〇年) の水需要推計を〇二年に策定した前回計画 (毎秒四十一・八d) より約二割減少させ、 毎秒三十三・七dに大幅下方修正。 水道用水について一人一日当たり最大給水量を約一割減の四百五十g (前回計画五百八g) に引き下げた。 併せて、 目標年次の水需給バランスで供給過剰分の毎秒五・三dについて、 このうち、 毎秒二・五dを親水性向上や水路浄化などに生かす 「環境用水」、 毎秒二・八dを異常渇水や震災時に備える 「危機管理水量」 として確保する新たな概念を導入している。
 
二〇〇六年三月に策定した新県総合計画 「元気いばらき戦略プラン」 で、 水需要推計の基本となる将来人口や経済見通しが見直されたことや、 近年の地球温暖化問題をはじめ、 環境に配慮した水利用など、 水資源を取り巻く状況が大きく変化したことから、 前回策定から五年で改定作業が進められた。
 
見直しは二〇二〇年の予測値を▽水道用水について、 供給量を毎秒十八・六d (前回予測値十八・二d)、 需要量を毎秒十六・六d (同二十・三d)、差し引き供給過剰分は毎秒二・〇d (同マイナス二・一d) ▽工業用水について、供給量を毎秒二十・四d (同二十五・二d)、 需要量を毎秒十七・一d (同二十一・五d)、 差し引き供給過剰分は毎秒三・三d(同三・七d)とし、 双方合わせた供給過剰分の毎秒五・三dについて、 毎秒二・五dを「環境用水」として活用し、毎秒二・八dを新たな政策課題への対応、及び「危機管理水量」として確保する。
 
「環境用水」 は身近な河川や水路などに水を流して親水性を高めるほか、 水路などを浄化したり、 動植物などの生息、 生育環境、 歴史的文化遺産を保護、 保全することなどを目的にした用水。
 
「危機管理水量」 は異常渇水や震災、 水質事故などの危機に対応する用水で、 長期的な気候変動による降水量の減少などに対応する水量で、 ともに今回、 新たな概念として導入された。

●サンガイア惜敗
V・チャレンジリーグ
バレーボールのプレミア (旧V)リーグ入りを目指して、V・チャレンジリーグ (8チーム) の最終週の第1日目が24日、 つくば市のつくばカピオなどで4試合を行った。
 
筑波大バレーボール部OB、 現役選手でつくる 「つくばユナイテッドSunGAIA (サンガイア)」 は、 この日まで11勝3敗で2位につけ、 上位2チームに与えられるプレミアリーグ入れ替え戦出場の圏内にいるが、 同日は1位通過が確定しているFC東京と対戦し、 1―3で敗れた。
 
3位で追いかけるジェイテクトは、 勝利して11勝4敗で並ぶなどしたため、 決戦はきょう25日までもつれることになった。 サンガイアは、 東京ヴェルディと対戦する。

●「引き堤」を要望
霞ケ浦田村・沖宿・戸崎地区自然再生協議会
かすみがうら市深谷のあじさい館で二十四日、 第十三回 「霞ケ浦田村・沖宿・戸崎地区自然再生協議会」 (前田修会長) が開かれ、 田村地区の湖岸約五百bにわたるB区間の自然再生事業実施計画を中心に、 参加した委員らが協議を行った。
 
本題に先立ち、 B区間事業の参考として、 既存堤防を撤去して緩やかなこう配の湖岸帯を創造した先行事例となる宍道湖の取り組みを事務局が紹介。 湖が元々持っていた浅場を戻すためには、 現在の堤防より内側に堤防を造成する 「引き堤」 が必要であることを確認した。
 
今回の協議ではB区間事業として、 引き堤が最適である旨を実施者の国交省に要望する基本方針を固め、 詳細については次回以降に協議することを決めた。 次回は五月下旬に開く予定。
 
同協議会は、 かつて霞ケ浦湾奥部で見られた湿地や植生帯など多様な自然環境を再生するとともに、 県霞ケ浦環境科学センターと連携した環境学習の場として湖岸を活用していこうと、 自然再生推進法に基づき設置。 二〇〇四年十月から、 湖岸環境再生に向けた協議を続けている。

●障害者がヨット、カヌーに挑戦
土浦で乗船体験会
昨年十二月施行されたバリアフリー新法を生かして、 土浦市を高齢者や障害者が外出しやすい街にすることを目指している市民団体「介護保険と福祉を考える女性の会」(滝野嘉津子代表) が二十四日、 霞ケ浦湖岸の土浦市川口、 京成マリーナでバリアフリー乗船体験会を開いた。
 
市内や東京都内の視覚障害者、 身体障害者などが参加。 転覆しにくく操縦が簡単な障害者用ヨット 「アクセスディンギー」 を操縦したり、 カヌーに乗ってパドルを漕ぐなどした。
 
土浦市に住む視覚障害者の田所正員さんは 「この年になってヨットやカヌーに乗れるとは思わなかった」、 都内から参加した身体障害者の高井昭佳さんは 「ディンギーは面白い。 気持ちよかった」 などと話していた。
 
土浦の京成マリーナは全国百十八カ所のマリーナのうち、 八カ所しかないバリアフリーマリーナの一つ。 施設内の段差を解消し車いすで自由に行き来できる、 水位の変動に合わせて上下する桟橋を整備しているためボートに乗りやすい、 アクセスディンギーを計五隻備えている、 障害者用トイレを整備するなどしている。

●助成団体が活動発表
いばらきコープ環境基金
いばらきコープ (佐藤洋一理事長) は二十四日、 土浦市沖宿町の県霞ケ浦環境科学センターで、 いばらきコープ環境基金 「二〇〇六年度助成団体の活動発表交流会&〇七年度助成金贈呈式」 を開いた。
 
交流会には〇六年度の助成を受けた二十四団体が参加し、 うち五団体が活動内容を発表。 新川水系環境ネットワーク (ひたちなか市) は新川でのメダカの復元について報告し、 美浦村立美浦中科学部は霞ケ浦の水質調査から、 白濁のメカニズムについて検証した。
 
このほか、千波湖周辺の公園と自然を愛する市民の会(水戸市)、ふれあい筑波(つくば市)、 NPO法人エコタウンほこた (鉾田市) がそれぞれ助成を受けての活動を発表。 参加団体による交流会の後は、 〇七年度の助成金贈呈式が行われた。
 
いばらきコープは、 地域社会に積極的に貢献していく立場から同基金を設立。 県内で環境活動を進める団体、 個人に資金的な援助を行っている。 助成事業は〇一年度から始まり、 これまでに延べ百九十一の団体、 個人に総額千五百八十五万円を助成。 〇七年度は四十五の団体、 個人が総額二百二十五万円を受け、 環境保全活動に取り組んでいく。
 
佐藤理事長は 「基金は、 コープの組合員から回収された牛乳パックの売却金やレジ袋募金が原資。 助成を受ける人たちは、 みんなの思いを受け止めて活動に励んでほしい。 こうした小さな積み重ねが、 ゆくゆくは地球環境保全につながれば」 と話している。


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