こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2007年3月29日
●教職員675人が退職―県教委
昨年より145人増、今後10年は増加傾向
県教委は二〇〇七年度県教職員定期人事異動のうち、三十一日付で退職する教職員六百七十五人を発表した。昨年度末の五百三十人を百四十五人上回る。退職者数は今後、十年ほどは増加傾向を続け、一七年に見込まれる千百六十八人の退職者でピークとなる見通しだ。

退職するのは小学校三百十五人(前年度二百五十七人)、中学校百五人(同九十九人)、高校二百十八人(同百五十八人)、特殊教育諸学校三十七人(同十六人)。

このうち、校長退職者は百四十七人(同百十人)。小学校は鈴木徳次郎・土浦市立土浦第二小校長ら九十一人(同六十人)、中学校は圷文雄つくば市立吾妻中校長ら二十六人(同)、高校は松島重夫・県立土浦三高校長ら二十八人(同二十三人)、特殊教育諸学校は二人(同一人)。

また、教頭退職者は三十人(同二十八人)で、このうち小学校は十三人(同十五人)、中学校三人(同一人)、高校十四人(同十二人)となっている。
●高校選抜レスリング、霞ケ浦高が全国制覇
2年ぶり16回目の優勝飾る
第五十回全国高校選抜レスリング大会は二十八日、新潟市の同市体育館で学校対抗(団体)戦の決勝を行い、本県の霞ケ浦高校が、前回優勝校の秋田商業(秋田)を4―3で下して、二年ぶり十六回目の優勝を飾った。四連覇を逃した昨年の悔しさをバネに、王座奪還を果たした。

個人戦はきょう二十九日に決勝。団体戦に続く霞ケ浦勢の個人戦での全国制覇に期待が膨らむ。
●「つくばWAN」4月に第2期開通
加入費用が低価格に
筑波研究学園都市の大学や研究機関を超高速の回線で結ぶネットワークシステム「つくばWAN」の第二期が四月一日、開通する。これまでは加入するのに高額な費用が掛かっていたため新規加入が困難だったが、ネットワークシステムを一新し、低価格で利用できるようになる。四月からはこれまで加入してなかった民間企業が加わる。ベンチャー企業にも加入を働き掛ける。

つくばWANは二○〇二年三月末、NTT東日本と研究機関との共同研究として運用を開始。加入すれば、他の研究機関が所有しているスーパーコンピューター、データベース、シミュレーションソフトウエアなどを利用したり、共同研究に活用できるなどが特長。 四月からは共同研究ではなく事業として展開。国際科学振興財団が管理運営する。

現在、回線がリング状につながっているネットワークシステムを一新。四月からは、基地局を設け、各研究機関と直接、放射状につなぐシステムとする。リング状では、トラブルが発生し二カ所が切断されると、システム全体が稼働しなくなる弱点があったが、この弱点を克服した。

合わせて加入者が負担するコストを大幅に縮減。これまではつくばWANを利用するには特殊な機器をそろえなければならず、加入時に一億円以上、年間利用料千五百万円以上掛かっていた。四月からは機器や保守点検を含め、最小容量の場合、年間六百万円(月額最低五十万円)で利用でき、民間企業やベンチャー企業の新規加入が期待されている。

つくばWANには現在、九機関が加入し、市内の研究者約一万六千人の六割程度が利用。産業技術総合研究所(産総研)がつくばWANを活用してスーパーコンピューターの実験をしたり、産総研と筑波大がつくばWANを通して互いのコンピューターをつないで共同研究するなどの成果を挙げている。

四月からは新たに宇宙航空研究開発機構(JAXA)つくば宇宙センターと民間企業の三菱スペースソフトウエアが加入。市内の研究者の七割が利用できるようになる。

一年ぐらいを目標にいばらきブロードバンドネットワーク(IBBM)との接続も計画されている。

第二期の開通を前に、二十八日、筑波大学で開通式とシンポジウムが開かれ、つくばWANの未来について語り合った。
●結城の山川不動尊で本尊を一般公開
改修を記念し30年ぶり
地元や近隣で山川のお不動さんとして親しまれている結城市山川新宿の山川不動尊(大栄寺)で二十八日、修復記念として本尊の仏像「不動明王坐像」(木造、高さ約五十a)が本堂で一般公開された。毎年、一月には収蔵庫で開帳されているが、本堂に移しての公開は三十年ぶり。縁日に合わせ、大勢の参拝客でにぎわった。

同寺の古文書(江戸時代)によれば、不動明王坐像は平安時代に平将門が「守り本尊」として、京都の東寺から持ち帰った。天慶の乱(九四〇年)で、沼に身を投じた将門の家臣とともに失われたが、その後に漁師の網に掛かり、この地を訪れた大恵上人によって、慶長六年(一六〇一年)に同寺に祭られた、と伝えられる。

寺伝では室町時代の作とされるが、二〇〇一年の専門家調査では鎌倉時代に造られた可能性が高いという。一九五八年には県の文化財に指定された。ふだんは本堂裏手の収蔵庫に安置され、年に一度だけ正月の月例縁日に同収蔵庫で開帳されている。

しかし、仏像本体の一部が欠けたり、あちこち傷みが激しいことから、同寺では今年、老朽化した本堂を建て替えるのに先立ち、県や市など補助を受けて昨年九月から修復作業を進め、このほど終えた。

今回、檀家からも希望が数多く寄せられたため、修復を記念して本堂に移して一般公開した。渡辺知弘住職は「本堂での公開は収蔵庫の完成記念以来。台座から本体、背後の火炎まで全体的に修復したが、さい銭の傷などで痛みが激しかった」と話した。

同寺は真言宗豊山派の名刹(めいさつ)。近くには水野忠邦の墓もある。「さしま不動」とも呼ばれ、坂東市方面からの参拝者が多い。毎月二十八日には縁日が立ち、この日に参拝すればご利益があるとされる。狭い参道は露店が並び、境内では農具や刃物、花木などが販売された。

参拝客らは「ふだん、ご本尊を本堂では見られないので期待してやって来た。貴重な文化財なので、ご利益にあやかりたい」などと話し、修復されたばかりの本尊に手を合わせたり、カメラに収めたりしていた。
●「行方自慢」36件を決定
交流圏議会が受賞者を表彰
県、潮来、行方市、国土交通省霞ケ浦河川事務所で構成する行方交流圏協議会は二十八日、潮来市辻の同市役所で、二〇〇六年度に実施した「行方地域自慢」受賞者の表彰式を実施した。

協議会は行方地域(潮来、行方市)の豊かな水辺空間などの地域資源を活用した事業を実施。同地域の地域間交流を促進し、地域振興を図るのが目的。昨年十月から、地域自慢を募集したところ、中学生以下の部三百十件、一般の部四十五件、計三百五十五件の応募があった。

このうち、中学生以下の部で優秀賞十二件、特別賞十三件、一般の部優秀賞四件、特別賞七件、計三十六件を表彰した。

潮来産のコシヒカリ、麻生のイチゴ、水郷県民の森、天王崎、霞ケ浦、帆引き船、水原の白鳥の里、あやめ祭りと嫁入り船など、自慢の農産物や観光名所が熱いメッセージとともに選ばれ、「行方地域自慢マップ」も作成した。

表彰式では、協議会会長の松田千春潮来市長が「行方地域には豊かな水辺空間、おいしい農産物など地域自慢があふれている。皆さんの地域自慢を行方地域のPRに活用、魅力ある地域づくりに役立てていきたい」などとあいさつ、優秀賞受賞者一人ひとりに表彰状を贈った。

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