2007年4月2日
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| ●霞ケ浦のごみ一掃へ―国交省河川事務所 |
| 回収に各種団体も活躍 |
国交省霞ケ浦河川事務所(木暮陽一所長)では、ごみの不法投棄防止のため、昨年七月から、「霞ケ浦ごみマップ」と「水質事故マップ」を作成。ウェブ上での公開やチラシを霞ケ浦沿岸の土浦、石岡、小美玉市など十七カ所の市町村に配布して告知をしている。湖岸に捨てられたごみの実態を多くの人々にも知ってもらい、不法投棄一掃を目的としたもので、当初はごみの捨てやすい場所をわざわざ知らせることになり、逆に増えるのでは―と懸念されたが、二〇〇六年度は一月現在、昨年度とほとんど変わらないことが確認された。不法投棄増加の一因とされるのが、〇一年四月に施行された家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)。後を絶たない不法投棄に頭を悩ませているのが実情だ。 ■河川パトロール員 同河川事務所では、 霞ケ浦の堤防の護岸を点検するため潮来、波崎、土浦、鉾田、麻生の五出張所で河川パトロール員が車で見回っている。本来の目的は堤防や護岸の維持管理で、パトロール範囲は堤防を挟んで堤脚水路から湖まで。 パトロール員は、水際作戦として不法投棄監視も同時に行っている。ごみを発見した場合は、ビニール袋など小さな物はその場で回収しているが、大型の家電製品などの粗大ごみは業者に委託して撤去している。 捨てられたごみを放置すると、樋管のゲート開閉に支障をきたし河川管理上支障が出る。それだけでなく、霞ケ浦の水は生活用水として利用されているだけに、水環境に悪影響を及ぼし、健康への被害も心配される。さらに、不法投棄によって、霞ケ浦の景観が損なわれることにもつながる。 ■年間6000万円 撤去費用は、主な業務である施設の点検や維持管理費から賄われることになる。その費用は、粗大ごみのほか油類の流出や湖内の廃船処理、へい死した魚やアオコの回収処理なども含め、霞ケ浦・北浦を合わせて年間六千万円。一カ月当たり五百万円、一日に換算すると約十六万四千円になる。 三月四日、霞ケ浦・北浦地域清掃大作戦が展開され、各地で十万人規模の清掃活動が実施された。ある流域の区長は「粗大ごみは清掃大作戦の前の晩、湖岸に置いておけば無料で処理してくれる」とうそぶいていたが、これも最終的には税金で処理されることになる。 一方、NPO法人水辺基金(吉田幸二代表)と霞ケ浦市民協会(堀越昭理事長)の「人ひとプロジェクト」と取り組んでいる湖内のごみ回収事業では、処理費を捻出するため参加費を徴収して実施。お金を出し合ってごみを撤去するという市民団体もある。 さらに、回収作業に必要な小道具、潜水用スーツ、湖内からのごみ撤去に船まで繰り出すという本格的なものだ。同河川事務所では、湖内のごみ量は約二万五千dと推定値を公表している。 ■役割分担し回収 同河川事務所では〇七年度に、関係市町村と協議の場を設け@ごみを回収する者Aごみを処分場まで運搬する者B最終処分する者―と役割分担を明確にしたごみ回収制度の導入を計画している。さらに、防犯パトロールのように、車にステッカーを張り啓発活動に取り入れることも検討している。 霞ケ浦の管理は国土交通省だが、五十六本の流入河川は河川法では県、市町村と管理主体が分かれ、湖と水の出入りのある農業施設の多くは地元土地改良区。かなりのごみは河川や水路を通って流域から流入しており、ごみ対策の分担、交通整理が急務とされているだけに、成り行きが注目されるところだ。 |
| ●つくば市が特例市に |
| 県内では水戸に次いで2番目 |
| つくば市が一日、特例市になった。県内では水戸市に次いで二番目。騒音や振動の規制、開発行為の許可、土地区画整理事業地内の建築許可などの権限が、県から市に委譲される。 特例市は二〇〇〇年に新設された制度で、人口二十万人以上が要件。〇五年の国勢調査で二十万人を超えたことから、昨年八月、県に同意の申し出をし、同十一月、国に指定を申し出た。十二月に総務省から指定を受けた。 |
| ●筑波山神社で「御座替」 |
| 神様の衣替え、山々を巡る |
| つくば市筑波の筑波山神社(田中泰一宮司)で一日、神様の衣替えに当たる「春季御座替祭」(おざがわりさい)が行われた。 田中宮司や氏子らが神社拝殿に納められた神衣(かんみそ)を手に山へ上り、男体、女体両山頂殿内の神衣と交換。取り替えた衣を大みこしに移し、粛々と山々を巡った。 筑波山の風物詩で、江戸時代から四月一日と十一月一日の年二回開催されている。この日に限り三代将軍徳川家光の寄進したご神橋が開門されるほか、例大祭で舞の奉納も行われる。 氏子一行を構成する当番丁は上筑波地区の持ち回りで、今年は西三丁が担当。筑波山雅楽倶楽部メンバーの太鼓や横笛などの穏やかな音色に合わせて進み、大鳥居から神社拝殿までは、筑波小学校六年生の子どもみこしや稚児行列が加わった。 神社周辺は駆け付けたカメラマンや参拝客らでにぎわい、祭りのムードを一層盛り上げていた。 |
| ●「茨城ダルク」メンバーが役者に |
| 市民手作りの「結城合戦物語」で |
| 約五百七十年前、結城の名を歴史に刻んだ悲劇の戦い「結城合戦物語」が、十二月二日に結城市民センター・アクロスで、市民の手作り演劇として上演される。この市民劇に、薬物依存症の民間回復施設「茨城ダルク」(同市上山川)のメンバーが役者として参加し、リハビリ活動に役立つとして熱心に練習に励んでいる。三十一日には、合戦の主舞台となった結城城跡公園で開かれた「結城さくら祭り」に武将姿で登場し、デモンストレーションした。 市民劇に参加しているのは、施設スタッフの福田仁さんをはじめ、研修中のメンバーと若い入寮者の三人。それぞれ室町幕府軍に立ち向かった反骨精神あふれる結城家や、本家筋の小山家の武将など重要な役を担う。 三人とも演劇経験はないが、茨城ダルクが回復活動として取り組む和太鼓「愛泉太鼓」の演奏で、各地のダルク・フォーラムなどに何度か出演。福田さんは「せりふこそ少ないが、実際に刀を抜く激しい立ち回りもあり、集中して稽古に励んでいる」と話し、「回復途上の入寮者にも大きな励みになるので、ぜひ成功させたい」と意欲を示している。 茨城ダルクのリハビリプログラムは、施設内外でのグループミーティングが基本。集団生活に支障がなければ、積極的に文化・スポーツ活動を奨励しており、過去には入寮者がロックバンドで活動した実績がある。横浜ダルクの琉球太鼓と並び、茨城の和太鼓もすっかり定着、施設外のイベントでも声が掛かる。 ダルクは、複数の関連施設を経験することが一般的なため、メンバーの固定化などは難しいが、スポーツや音楽活動は、茨城ダルクには欠かせない要素になっている。 茨城ダルクは今年開設十五周年。岩井喜代仁代表は「地域のみなさんと一緒に活動させてもらえるのは一番の喜び。世間ではヤク中への偏見は根強いが、クスリさえ使わなければごく普通の若者たち。彼らが演劇で新たな達成感を得られれば、その分だけクスリから離れられる」と三人に期待を寄せている。 ■ 同市民劇は昨年夏ごろに市民有志から話が持ち上がった。結城まちづくり研究会などが中心となり、秋に「結城市民劇をつくる会」実行委(佐藤敬信委員長)を結成。結城で働き、生活をしている人を対象に役者やスタッフを募集。小学生や高校生を含む総勢約百十人が参加した。脚本も衣装も舞台装置なども手作り。これまで十七回けいこしている。 さくら祭りでは、市民に出演者らが当時の衣装や武具などをまとい、大勢の市民にチラシを配った。「結城合戦物語」の制作発表会は七日午前十時から、同市結城の市民情報センターで開かれる。 ◇ 【結城合戦】室町時代の中期、一四四〇年に関東地方で起こった室町幕府と結城氏ら関東諸豪族との戦い。結城氏朝が、鎌倉公方だった足利持氏の遺児らを結城城に迎え、約十二万の室町幕府軍を相手に、二万の軍勢で挙兵した。氏朝は敗れて自害、遺児らは捕らえられ殺された。 |
| ●土浦日大中等教室学校が開校 |
| 県内初の中等教育校 |
| 県内初の中等教育学校となる、土浦日本大学中等教育学校(土浦市小松ケ丘、中川弘校長)が一日開校し、併設する土浦日大高校体育館で記念式典が行われた。 土浦日大中学校と、土浦日大高校の中高一貫コースの機能を一つにした六年制学校。同中学校と同コースの生徒、合わせて四百九十一人が編入し、新入生百三十三人とともに新たなスタートを切る。 式典では、同校を運営する土浦日本大学学園の鈴木幸八理事長が式辞。続いて中川校長が「生徒の夢の実現のため、最大限の努力を惜しまない」と誓った。 祝辞では日本大学の小嶋勝衛総長・理事長が「知力、体力、精神力を兼ね備えた骨太の人間に成長してほしい」と述べ、最後に生徒たちが谷川俊太郎氏作詞、湯浅譲二氏作曲の校歌を披露した。 同大関係者など多数の来賓、保護者らも出席。式典後は県私学協会の廣瀬和喜会長による講演や祝賀会なども催され、門出の日を盛大に祝った。 |
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