こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2007年4月7日
●面積全国1位、件数は6位
06年工業立地動向調査
経済産業省が六日まとめた二〇〇六年工場立地動向調査で、 本県の工場立地面積が全国一位となり、 立地件数でも全国六位、 県外企業の立地件数は二年連続で全国一位となった。 常陸那珂港や鹿島港などの港湾機能の充実が大型立地を促進したほか、進出企業の業種の幅も広がり、 立地環境の良さが改めて注目を集める。 県では〇九年度開港予定の茨城空港や北関東自動車道の東北自動車道接続など、 今後さらに交通利便性が向上することを積極的にアピールしながら、 さらに積極的な企業誘致に乗り出す。
 
まとめによると、〇六年 (一―十二月)の本県工場立地面積は百八十七f (対前年比46%増) で、 過去五年間で最高。 二位の愛媛県 (百二十五f)を大きく引き離して一位となった。 一九九一年以降では〇一年の二百十・八fに次いで二番目。 常陸那珂港港湾地区に進出する小松製作所 (十九f) や鹿島臨海工業団地に進出する中国木材 (同年分として三十五f)、 常陸那珂工業団地に進出する日立建機 (二十一・八f) など、 港湾整備が奏功して大型立地が進み、 立地面積を押し広げている。
 
立地件数では六十七件 (同比40%増) で全国六位。 伸び率では面積、 件数とも極めて高くなっている。
 
業種別の立地動向は一般機械器具製造業(四十六f、26%)、木材・木製品製造業(三十八f、 21%)、プラスチック製品製造業 (二十f、 11%)、金属製品製造業 (十三f、 7%)、食料品製造業 (十f、 5%) など、 幅広い業種の立地が進み、 さまざまな業種に対応可能な本県の立地環境の良さを示している。
 
好調な要因として県では、 高速道路や港湾、 TX開通など交通面の充実、 市町村税の優遇策などの効果、 特区を利用した規制緩和、 首都圏に近い地理的メリットなどを挙げている。
 
同調査は全国の製造業、 電気業 (水力、 地熱発電を除く)、 ガス業、 熱供給業のための工場、 事業所を建設するために取得 (借地も含む) された一千平方b以上の用地を対象に、 工場立地法に基づき一九六七年から行われている。

●ミズバショウが見ごろ
常陸大宮のやすらぎの里公園
常陸大宮市小舟のやすらぎの里公園にある 「水芭蕉園」 のミズバショウが見ごろを迎え、 純白の姿を山あいの水面に映して、 来園者の目を楽しませている。
 
「水芭蕉園」は、 休耕田約二十eを活用。 市職員や地元住民らが協力し約二千五百株のミズバショウを移植、 九年前に開園させた。いまでは小舟地区の、 ちょっとした観光名所になっている。
 
やすらぎの里公園には、 このほか約八百本の枝垂れ桜や八重桜があり、 二十二日には 「桜祭り」 が行われる。
 
同日はテレビ番組 「水戸黄門」に登場する風車の弥七でお馴染みの緒川弥七太鼓のほか、茨城大中南米音楽研究会による音楽祭、 ターゲットバードゴルフ大会などが開かれる。
 
ミズバショウの開花状況や、 桜祭りに関する問い合わせは、やすらぎの里公園管理事務所 (電話0295・56・2401) まで。

●木製の車止め設置
つくばりんりんロード
県土浦土木事務所 (鈴木善一所長)はこのほど、 ポール状のステンレス製車止めが大量に盗まれる事件のあった、 県道桜川・土浦自転車道線 「つくばりんりんロード」 に県内産間伐材製の車止めを設置した。
 
金属の盗難事件が相次ぐ中で生まれた再発防止のアイデアで、設置は県内初。 同事務所は 「これで盗まれる心配はない」 と胸をなで下ろす一方、管内に既存のステンレス製については 「監視パトロールを強化する」 としている。
 
この事件は三月二十一日、 地元の利用者らが異変に気付き発覚。 桜川市岩瀬から土浦市川口までの延長四十・一`のうち、 同市高岡から真鍋までの六・五`区間で被害に遭い、 車道との交差点に六本ずつ設置されていた車止めが、 計百八十二本盗まれた。
 
被害総額は時価約三百六十万円に上ったが、 安全管理のため早期再設置が求められ 「安価かつ環境に優しい」 間伐材製を導入した。 防腐加工済みでも耐久性は五年で半永久的に使えるステンレス製と比較すれば劣るが、 価格は一本当たり六百五十円で同製に比べて一万九千円ほど安く、 森林整備で間引かれた間伐材の使用は環境への負担も少ない。
 
直径七・五a、 高さ一一〇aで、 上部二カ所に反射テープが巻かれている。 職員らが半日以上かけて盗まれたすべての個所に設置した。 「りんりんロード」 はサイクリングだけでなく、 散歩、 通学で多くの人に親しまれ、「よく考えた」 「温もりがあっていい」など反応も上々。 間伐材の利用は、 金属盗対策の一つとして注目されそうだ。

●葉タバコ植え付け本番
家族総出で作業−県西地域
県内でも有数の葉タバコ産地と知られる県西地域で、 「白遠州葉」 の畑への植え付けが本番となり、 耕作農家では家族総出で作業に汗を流している。
 
白遠州葉は、 生育が順調に進むと、 六月上旬には下葉の収穫が始まり、中葉、 合葉、 本葉、 上葉と順に、 お盆前まで収穫・乾燥作業が続けられる。 坂東市逆井の和田政男さん方は、 今年も約二・一fを耕作。 妻の淳子さんと、 長男の誠一さん、圭子さん夫妻の四人で、 今月一日から本格的に移植作業を開始した。
 
葉タバコの移植機は、ポット状の穴が十五個空き、 手で穴に苗を入れると、 自動的に下の生分解マルチに穴が空き、 植え付けられる。 生分解マルチは、 普通マルチよりも価格が高いものの、 環境にやさしく、 夏ごろまでには自然に分解されるため手間が省け、 使い勝手がいいと三年前ごろから導入が進んでいる。
 
県たばこ耕作組合理事を務める和田さんは 「昨年は長雨の影響で品質・収量とも大幅に減収。天候次第だが、今年は目標を上回る十e当たり四十五―八万円の実績を残したい」 と意気込みを見せている。 和田さんは富里総代区 (青木貴美夫総代) の一員。 同総代区は耕作者が十一人で平均耕作面積が約一・二f。 県西地域には耕作者が六十一人、 耕作面積は約六十二fに上る。 今年の目標収納代金は約三億円を見込む。

●31年ぶりカンガルーお目見え
日立のかみね動物園できょうから
日立市宮田町のかみね動物園内に整備を進めていたカンガルー獣舎が完成し、アカカンガルー三頭が搬入された。 七日から一般公開されるが、 同動物園では三十一年ぶりのお目見えとなる。
 
市内の茨城環境企業 (茅根則彦社長) から動物園の充実にと寄付を受け、 旧ポニー獣舎を改修したほか、 一頭を購入、 神戸市立王子動物園から二頭を譲り受けた。
 
新しく仲間入りするカンガルーは三歳のオス (身長約一・二b) とメス (同)、 一歳のメス (〇・七b) の計三頭。 一歳のカンガルーはまだ灰色で、 三歳の二頭はレンガ色となっている。 三歳のカンガルーは 「成人」 で、 繁殖能力もあり、 動物園では早くも二世誕生に期待を寄せている。 名前は公募するという。
 
同動物園では一九六七年から七六年まで、 借り受けていたものまで含めて最高で九頭のカンガルーが飼育されていたが、 病死などで、 その後は飼育されてこなかったという。


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